「ただのサイコパスな女性の話」スノードロップ るいさんの映画レビュー(感想・評価)
ただのサイコパスな女性の話
認知症や生活保護など現代の問題を描いていると聞いて鑑賞したが結局は駄作。主人公の直子がサイコパスで自分勝手過ぎて全く感情移入出来ない。まずリアリティが主人公にない。女優だから最低限綺麗にって事なのか?月15万で化粧品買えるのか?母の介護ベットは何故買えたのか?社会保険入ってないんだろう。母の介護のために仕事してないって設定だが、これは演出が駄目だと思う。母親は奇声あげるぐらいで全く大変そうに見えない。介護経験のある人から見ればむしろ楽。食事シーンで少し見せるがただそれだけ。認知症の介護はそんなものではないし、10年やっていのであれば相当な進行状況度合いだろう。徘徊、昼夜逆転などあるから付きっきりでこれでは働きに出れる。直子はそこにかこつけて外に出なくていい理由にならないし、脚本もそうはなってない。
父親も生活保護せっかく通ったのに死のうとは話を進める為のご都合。それに乗っかる直子もまたサイコパス。死を考えるのであれば姉に相談すべきだし、どこかで見たような確執で親族を描くことは愚作だと思う。
生活保護が悪いとか良いとかは全く思わないし、権利だと思う。
こうゆう題材を扱うのであればちゃんと人間を描いてほしい。あまりに雰囲気映画でいい加減すぎる。
コメントする
