ローズ家 崖っぷちの夫婦のレビュー・感想・評価
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食あたりする夫婦喧嘩
ベネティクト・カンバーバッチとオリビア・コールマンの演技力で、夫婦喧嘩されてもね。見ているこっちの胃がキリキリ痛む。
前半の夫婦喧嘩は、じゃれあっている感じがして、笑って見ていられる。後半になるとそうもいかなくて、周りを巻き込んで、シャレにならないレベルにエスカレート。
自分がテオだったら、楽しい主夫生活を満喫しちゃう。だって奥さんがガッポガッポ稼いでくれるんだから、好きなところに行ったり、趣味の時間にあてたりして楽しく過ごす。ちゃんと家事もするけど。
この夫婦喧嘩は食べようものなら食あたり間違いなし。鑑賞後感は、最悪でございます。
ユニークだけどブラックが空回りしていて見ていて辛い😔
中盤まではブラックコメディとして我慢できるが、ラストのバカ騒ぎは何ですか?結論見えていてそのままゴール⚽️するのにはホントにガッカリ。
皆さんのコメント通り夫婦や愛のあり方を刺激的に描写するのは面白いけど、予定通り着地したら単なる乱痴気騒ぎ以下でドン引きしかありません。
子供達は十分活躍したかもだけど、もう少しラストで愛を確かめるキッカケに使えなかったのかなぁ。
2回?の即やりのシーンもいただけないけど、たぶん監督のこだわりなんですよね〜
主題歌だけ◯、時間が長かったです。
hearing能力と欧米生活の理解力が欲しい
面白いのだけれど洋画あるあるでせっかくの台詞が字幕を追うので精一杯。
イングリッシュジョークもアメリカンジョークも通じてないので面白さも微妙。
脚本には人種、性別、職業、学歴などいろんな要素があるのだろうな。自分の能力の無さが残念。
それでも解る。
私も時折妻の寝顔を見てこの子は「なんでここにいるの?」って不思議に思った事もある。
相手に望んでばかりいた事もある。
くれない族になっていた事もある。
あの子の思いを気遣ってなかった事もある。
ただ今のところ離婚には至っていない。
ポイントはお互いに自律することだと思う。
さて本編では危機的な状況に陥りいがみ合っていた2人がようやく元の鞘に収まってめでたしめでたし。
それなのに、あぁそれなのに、それなのに。
オープニングとエンディングのアニメーションがやや稚拙ながら良かったですよ。
毒舌&罵り合い合戦!
ベネディクト・ガンバーバッチとオリヴィア・コールマン
による壮絶な罵り合いが見どころ。
冒頭、カウンセラーにお互いの好きなところを10個
言ってといわれるのだが、その内容が面白すぎる。
ラスト近くの友だち(?)との食事は強烈。
むしろ引くレベルですらある。
愛し合っていたふたりがここまで憎み合い
命を脅かすことまでしでかすと、
もはや修復不可能と思われ、
ラストでは分かり合えたように見えたところで、、、
私自身は経験上、いちどすれ違いこじれると
もはや完全に修復はしないと思っている。
現実世界でかような関係性になるのは、
誰であってもどんな場面でもいやだな。
罵詈雑言はいくら映画とわかっていても、
これだけ浴び続けると、とても疲れる。
かわいさ余って憎さ百倍
ブラックジョークを楽しめるか否か
ベネディクト・カンバーバッチとオリビア・コールマンを使ってつまらなかったとしたら制作側の責任よね~などと思いながら観に行った。
結果、ブラックジョークを楽しめるか否かで評価が分かれる作品だろうと思った。
私はイギリス式ブラックジョークは比較的好きだし、主演のお二人も大好きなので期待しすぎてしまったのかもしれない。
ブラックジョークも夫婦の間だと「ここまで言う?」と何だか胸に刺さってしまって息苦しさを覚えた。
風刺も効いているし周りの役者さん達も上手だし、多分いい作品なのだろうけれど、ラストも含めて楽しいとは言い難い。
現代社会への警鐘になる部分もあるし、いい映画なのだろうけれども…。
ただ主演お二人の表情や口調、演技の全てを見ているだけで一瞬も飽きないのは確か。
ベネディクト・カンバーバッチとオリビア・コールマンを観に行く映画ということで。
無敵の夫婦のジョーク合戦
ローズ家 崖っぷちの夫婦 The Roses
ブリティッシュジョークの成れの果ては、本音が見えなくなることか…
何しろ皮肉と自虐の掛け合いのだから救われない
これが毎日、毎晩繰り広げられたら、調子が悪い時には立ち直れなくなるのは間違いない
でも、これがジョークでコメディなんだから文化の違いなんだろうと思い楽しめます
爆笑はできませんがクスクスと笑えますが、分かる分かるの共感笑いなのが寂しい
演者は英国人、スタッフに舞台はアメリカでジョークの品位と格式の違いを思い知らされます
たまには、大人のジョーク合戦映画は痛快だった
レビュー14
(^○^)
ローズ家 崖っぷちの夫婦
The Roses
1989年製作の「ローズ家の戦争」を、「女王陛下のお気に入り」「ロスト・ドーター」のオリビア・コールマンと「ドクター・ストレンジ」「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のベネディクト・カンバーバッチの主演でリメイクしたブラックコメディ。
「オースティン・パワーズ」や「ミート・ザ・ペアレンツ」で知られるコメディの名匠ジェイ・ローチがメガホンをとり、ある夫婦の離婚を巡る争いを、痛快なユーモアや風刺、緻密な心理描写を織り交ぜて描いた。
建築家のテオと料理家のアイヴィは、順調なキャリアやかわいらしい子どもたち、完璧な家庭生活に彩られ、
誰もがうらやむ理想的な夫婦だった。
ところがある時、テオの事業が破綻したことをきっかけに、2人の関係は音を立てて崩れ始める。
心の奥底に秘めていた競争心や不満が火を噴き、最初は嫌味を言い合う程度だった応酬が、次第に口論、罵り合い、つかみ合い、
やがては銃まで持ち出す事態へと発展する。
一度は愛を誓い合った夫婦でありながら、互いに一歩も引かず、ありとあらゆる手段で攻撃し合うことになった2人は、
文字通りの命懸けの夫婦ゲンカを繰り広げていく。
脚本は「女王陛下のお気に入り」や「哀れなるものたち」でアカデミー賞にノミネートされたトニー・マクナマラが担当。
共演にはアンディ・サムバーグ、アリソン・ジャネイ、ケイト・マッキノンらが名を連ねる。
ローズ家 崖っぷちの夫婦
The Roses
2025/アメリカ
配給:ディズニー
ローズ家 崖っぷちの夫婦
Love hurts
カップルの微妙なパワーバランスとか建築物とかなんだか最近似たような映画を見た気がした 見た目ばかりの建築物や大衆の反応、意識高そうな料理なんかは現代のアイロニーなんかな 子供達可愛かったけど素直にムチャトレついてきてるの変だった 正直あんまし笑えなかったけど、カンバーバッチはDr.ストレンジパワーで建物ああなったみたいだったし、オリビア・コールマンはブラウスが何気にオシャレだった 久々のアリソン・ジャネイさんも相変わらずスラッとしていて素敵だった 締め方は予想外で面白かったよ
劇中の夫妻を通した“本作の作り手の自虐”?
今週は“(劇場で)観るor観ない”の判断に迷う作品が複数あって悩ましい。そんな中、本作はオリビア・コールマン、ベネディクト・カンバーバッチという豪華なW主演で、更にジェイ・ローチが監督と言うことで一歩抜きに出る形となり、公開初日にTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞です。ちなみに、オリジナルである『ローズ家の戦争』は配信にて鑑賞記録ありですが、正直内容は思い出せず。それでも敢えて観直しはせずに、新たな気持ちでの鑑賞となりました。
自分の思う完璧について譲ることが出来ないテオ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、思いもよらない状況に自分と通じる価値観を持つアイヴィ(オリビア・コールマン)と運命的に出会います。直感で「この機を逃すまい」とその場でプロポーズをするテオに対し、即決で応えるアイヴィ。結婚を決めた二人は、祖国イギリスをあとにしてアメリカへ移住します。その後、二人の子供にも恵まれて順風満帆のローズ夫妻でしたが、ある激しい嵐の夜、夫妻にそれぞれ起こった対照的なハプニングをきっかけに生活が一変。その後、夫妻の間には徐々にズレが生じ、更に子供たちの巣立ちもあって夫妻にはもはや埋めきれない程の深い溝が…
本作、全般において“会話劇”、それも相当に弁が立ってやや暴力的とも言えるほど強引で、さらにイギリス人同士でないと通用しない辛辣な会話がマシンガンの如く飛び交います。言い換えれば、字幕を追いかけるのにやっとの思いで、その言い合いに対してテオとアイヴィの感情がどの程度動いているのか、また、そのブラックなユーモアに潜むパンチラインがどこなのか解りにくく、正直「ついていけていない」ことを自覚しながらの鑑賞。或いは、(夫妻の)周囲の表情や反応もあっけにとられることしばしばで、所詮(字幕ではなく)吹き替えにしたところで日本人に通じやすいとは言い難いような気がします。
主演を務める名優二人の振り切った演技と、周囲を固めるバイプレーヤーも粒ぞろいで見応え充分。その上、キレもテンポも上々で面白くなる要素はたっぷりなのに、ついていけない自分の力量不足が悪いのか、、、ですが、終始“言葉攻め”ではなく、もう少しストーリーで納得させてくれればという気もしますが、如何せん後半における“喧嘩”はあからさまで雑だし、それもこれもあのオチありきと考えれば無理もないのかな。
敢えて言えば、「解る人にだけ解れば良い」的な気位(きぐらい)も感じてちょっと残念。何なら、劇中の夫妻を通した“本作の作り手の自虐”と感じるのは思い過ごしなのだろうか?それなら相当シュールだけど、、ないな。
オリビアコールマンとベネディクトカンバーバッチ両名の息の合った丁々...
承認欲求と疎外感のぶつかり合い
オリビア・コールマンとカンバーバッチが夫婦役なら見なくては!
女(母親) vs. 男(父親)の話でもあったし、言語、友達との距離感、ジョークの方向性、オープンか恥ずかしがり屋かといった点でイギリス vs. アメリカでもあった。シェイクスピアの国、植民地宗主国トップであった英国のイギリス人(カンバーバッチ&コールマン)のメンタリティーと語彙の豊さ、遠まわし表現が面白かった(勿論よくはわかんない)。
カンバーバッチはいろんな映画で目に涙を溜める。この映画でそんなシーンが沢山あると思わなかったので胸が締めつけられた。カンバーバッチの涙はどんな理由やきっかけでも胸にきてしまう。一方で、オリビア・コールマンの涙は具体的。悔しー!嘘ー!怒りー!後悔ー!とてもよく理解できる!二人のせりふの全てが「よく言ったー!」で腑に落ちることばかり。脚本がとてもよかったし、言葉の海の中から自分のセリフを自分のものにして、相手に投げつける様はスピード感もあって見事としか言えない!表現が豊かで笑えて喧嘩してるのに感動してしまう。そんな二人だからベストカップルなんだと思う!
アメリカ英語とイギリス英語の違いや、アメリカ人とイギリス人の行動や言動の違いがわかったらもっと楽しめたかも知れない。
夫婦げんか
オリジナルの「ローズ家の戦争」は確か高校生のとき、「スーパージョッキー」の映画コーナーで水野晴郎かおすぎが紹介していたのを覚えている
今回、オリヴィア・コールマンとベネディクト・カンバーバッチが夫婦役でリメイクと予告で知り、オリヴィア・コールマンって自分(71年生まれ)より年上だとずっと思っていたので、カンバーバッチと釣り合わないな、と思ってたら2個下だった…(彼女、貫禄あるから)
オープニングのシーンから爆笑もので、話は現代風にアレンジされていたが、オリヴィア・コールマンのキャラが結構ぶっ飛んでおり、個人的には「面白いカミサンでいいじゃん」「なんで離婚になるの!?」と思って観ていたが、男の立場からしたらイロイロあるのだろうな…
死が分かつまで、努力は続く…名付けて"ミート・ザ・ローゼズ"!!
監督らしさ✕脚本家らしさ✕最強タッグ主演はじめ豪華キャストで贈る、夫婦をめぐるこの英国味たっぷりなコメディ映画は、"(わかりあえない)他者との違い"という点を主人公達の設定を活かして国民性でも打ち出す
製作総指揮を兼ねたベネディクト・カンバーバッチ ✕ オリヴィア・コールマンという今までありそうでなかった最高の組み合わせは最強すぎるし、個人的に好きな出演者たちがそれぞれ彼ららしい役柄で揃った最高すぎるアンサンブルキャスト!
ジョークやユーモアのセンスに見える国民性の違い。出る作品出る作品彼女でしかない強烈な存在感で爪痕とたくさんの笑いを残すケイト・マッキノンに、個人的にノリがいつも好きなアンディ・サムバーグ夫婦は、まるで外部(海外・外国人=主人公たち英国からの移住者)から見たときに想像した"まんま"みたいに"ザ・"アメリカンなノリの夫婦!それも、脚本家トニー・マクナマラが豪出身のため一種の記号的なイメージとでも言うか、あくまで当人になるのでなく距離をとった漢字の描かれ方。
みんなドラマ畑から売れたキャスト。オリヴィア・コールマン『ピープショー』、ベネディクト・カンバーバッチ『シャーロック』、アンディ・サムバーグ『ブルックリン・ナイン・ナイン』、チュティ・ガトゥ『セックス・エデュケーション』と、ドラマをきっかけに売れた出演者が多いのも特徴か。そして、出番が少ないのに強烈な存在感を残すアリソン・ジャネイ!キャストこそ豪華なものの、この規模感の中規模作品を大手メジャーが(配信のみでなく)劇場公開するという意味。
衝撃の展開が…喋るな!『ローズ家の戦争』の再映画化に、(政治モノではないときの)ジェイ・ローチ監督らしさとブラックなフィルモグラフィーのクセがすごいトニー・マクナマラ脚本らしさに加えて、豪華キャストのアンサンブルによって、しっかりと個性のある作品に仕上がっていた英国コメディ。展開に納得感か足らない部分もあるけど、今や映画界を代表する遅咲き実力派スター2人がノリノリに言い合うのを見ているだけで本作を観る価値がある!!
P.S. 89年FOX版の同作品は以前に観たことがあるけど、正直かなり忘れていたので新鮮な気持ちで楽しめた。
サントラもBig Thief, Waxahatchee, Courtney Bartnettと普段聴くアーティストや、好きな系統の楽曲が並んでいてよかった。
勝手に関連作品『ローズ家の戦争』『ミート・ザ・ペアレンツ』
崩れない、動画を撮るな
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