トリツカレ男のレビュー・感想・評価
全119件中、61~80件目を表示
不満だらけの集合体が上手く絡み合い昇華
絵、キャラ、音楽、CV、アニメーション・・・個人的にいうと、それら一つ一つを切り取って見たときに、何か気に入らないというか洗練された感じもしないしどれも中途半端なテキトー感さえ覚えてしまうのですが、トータル的に見ると実に見事な調和で独特のハーモニーを作り出していて非常に楽しく観賞しました。素晴らしいストーリーだったからなのかなぁなんて思うんですけど、キャラを生かすための敢えての絵・敢えてのCV、現実離れした内容を生かすための敢えての音楽・敢えての絵、などなど色々と勝手に好意的な解釈を持つほどに素晴らしい世界観が構築されていた気がします。
確かにストーリーは面白い、でもこんなにまで作風を極端なまでに独特な雰囲気に仕上げてなおかつあの演出・・・その勇気にただただ拍手です。
何かに夢中になること、自らを省みず愛を届けること
まず作画がすばらしく、これだけでも目が楽しい。
背景は水彩や油彩の絵画のようなタッチの時もあれば、
単純化してポスターのような平坦なタッチの時もあって多彩かつ大胆。
色彩もすごく鮮やかで美しく眩しい。
人物は詳細を書き込み過ぎないシンプルで独特な画風だが、
逆に想像力を刺激されて胸の奥深くまで感情が伝わってくる。
大きな声で泣いてない、笑顔なのに悲しいシーンが印象的。
歌は音楽をアピールする手段としてではなく、
登場人物たちの気持ちが高まって抑えきれずに
胸から溢れ出てくるというタイミングで出てくるので自然で、
主人公お二人の素直なクセのない歌声も
誠実なキャラクターにピッタリ合っていたと思います。
全体は、前半で提示されたいくつかの素材、エピソードが
最後にガチッと回収される構成、展開が見事。
登場人物たちの互いを想うほんとうに美しい誠実な気持ちが
重なり、溶け合うクライマックスシーンに落涙。
これから寒くなっていくクリスマスシーズンにぴったりな
アートとエンタメが見事にバランスされた、
心暖まる素晴らしい作品でした。
現実味がないからこその良作
見ようか迷ってる方向け
ネタバレなしです
他の方もおっしゃってますが作画の癖は本当に気にならないし、内容からしてむしろこれが正解だと思ってます。
作画を気にする余裕がないくらいストーリーと登場人物の内面が濃いですし、風景がまるで水彩画のように美しいのでいちいち気にする人はいないんじゃないでしょうか。
そしてなによりこの作品を観る上で抑えるべきポイントは、「大人が観て心に響く絵本に、昔ながらのミュージカル的な表現が合わさった映画である」という点だと解釈しています。
これは現実でありえないなーなんてディズニー映画を観ていて思わないのと同じ。
最後に
あなたがこの映画を見終わった後、世界が穏やかに見えることを約束します。
この作品は架空の世界ですが、我々現実を生きる人々を癒し励ます力をもっているので、どうか、どうか観てください!!!!
あらゆる愛に満ちた作品
トリツカレたかった
ぜひ映画館で見てほしい
劇場で見ることで良さが増す作品です。興行は難航していますがほんとうに良作なので出来るだけ多くの人に映画館で見てほしい。見ない理由が絵柄ならほんとうに騙されたと思って試しに劇場で見てみてください。思っているよりもかなり良質な映画です。
やはり主役のおふたりとも、歌がお上手ですね
すぐに何かに夢中になる男の一目惚れを描いた、明るい映画かと思ったら、期待してたよりもずっといいお話だった。
ツイスト親分がちょい悪くらいで、基本的にみんな良い人。
トリツカレ男のジュゼッペを呆れて見てはいるけど、バカにしてるわけではない。レストランのオーナーも、なんだかんだクビにはしてないし。
大寒波の夜、ちょいちょい小出しにばら撒かれていた伏線の、怒涛の回収に、思わず前のめりになってジュゼッペを応援してしまった。
そしてタタン先生の感謝の言葉にウルッとさせられた。
昼に『ぼくらの居場所』で号泣したばかりなのに、年取ると涙腺がバカになってくる。
色鉛筆と水彩画のような淡い背景は、ほのぼの落ち着いた雰囲気に対して、吹雪は三角で凍てつくような寒さを表現。
パッと見、大衆ウケしなそうなキャラクターデザインだけど、やはり信頼と実績のシンエイ動画。
どんどんジュゼッペが好きになると同時に、うぉぉい!早く気づけペチカってなる。
ともあれ、ジュゼッペがネロにならなくて良かった。
⭐︎3.9 / 5.0
最高に美しい物語
映画レビューはほとんど書いたことがないのですが、ぜひこの作品への感動を少しでも記録したく、投稿することにしました。
物語は色々なことに夢中になる「トリツカレ男」ジュゼッペが風船売りの少女ペチカに恋をする、というものです。中盤までは気ままで楽しいラブストーリーが進んでいくのですが、途中から、この物語の真髄はもっと深く深く、何かに夢中になることやまっすぐな心の素晴らしさ、恋人や家族、友人など大切な人を想う気持ちにあることに気づかされます。鑑賞後、とてもとても温かい気持ちになりました。
主演の佐野晶哉さん、上白石萌歌さん、柿澤勇人さんの柔らかく生き生きとした歌声も本当に素敵でした。同じキャストの方々でいつか舞台でも見てみたいです。
また、作画は独特のタッチで面白いなぁと思っていたのですが、このストーリーにはこのデザインしか考えられないくらい、ぴったりでした。色や描き方も美しく、絵本の世界に入り込んだような体験ができました。
最近の映画は、上映期間も短いですが、たくさんの人に見てほしい、心からそう思う作品です。もしちょっとでも気になる方がいれば是非映画館に行かれることをお勧めします!!
今年No.1の大好きな映画に出逢えました!
何度でもトリツカレてみたい映画になりました。
予告編の音楽に惹かれて鑑賞しました。
その音楽が劇中の「ここぞ」という瞬間に流れ、涙腺を緩まされ、
音楽と物語が完璧に融合したときの感動は忘れられません。
ぜひ、多くの人に映画館でこの温かい物語と音楽に没入してほしいです。
想像していた展開と違って面白かった!
いい意味で裏切られた
月に1.2回は必ず映画に行く私ですが、今月は子ども(8歳)と一緒に行くことになり絵は好みではなかったので時間つぶし(ごめんなさい)の感覚で予約しました。
席も私たち以外はほぼ貸切状態で良い席でゆったり見ることができました。
最初は私も子供もただ見てるだけって感じでしたが歌が始まってからこの世界観に入り込みました。ミュージカルが好きな訳では無いですが、映画で歌を聞いてこんなに気持ちよく感じたのは初めてかもしれません。
主人公ヒロインとネズミ、歌がすごく響きました。
「この絵でなければもっと見る人が多かったのでは?」と思っていましたが最後には「この絵で良かった」と思いました。
それを伝えたくて初めて映画のクチコミをしました笑
子ども的には難しいところはあったもののうちの子にはとてもあっていて面白かったそうでもう1回観たいと言っていました😂
見る前は子供向けなのかわかっていませんでしたが親子で見るのもとてもオススメです。
逆に大人一人で見てもカップルや夫婦で見てもいいと思いました。
癒し、ドキドキ、ワクワク、共感、切なさ、そして多少の怖さ(?)もあり。
是非見てない方、絵で見ないと決めてる人にも見て欲しい。そんな映画でした。
悪くはないが、トリツカレなかった
■ 作品情報
いしいしんじの同名小説を原作としたアニメーション映画。監督は髙橋渉。脚本は三浦直之。主要キャストは、ジュゼッペ:佐野晶哉、ペチカ:上白石萌歌、シエロ:柿澤勇人、ツイスト親分:山本高広、サルサ親分:川田紳司、ペチカの母:水樹奈々、タタン:森川智之。
■ ストーリー
一度何かに夢中になると周りのことが一切見えなくなるため、街の人々からは「トリツカレ男」と呼ばれている青年・ジュゼッペが、公園で風船を売る少女ペチカに一目惚れし、彼女に夢中になる。しかし、ペチカが心に深い悲しみを抱えていることに気づいたジュゼッペは、彼がネズミ語を習得するきっかけとなった相棒のハツカネズミ、シエロと共に、これまで「とりつかれて」身につけてきたユニークな能力を駆使し、ペチカの抱える心配事を彼女に知られぬよう解決しようと奔走する。彼の純粋な情熱と行動が、ペチカの運命に奇跡をもたらす展開が描かれる。
■ 感想
大枠は、好きな人を陰ながら支え続ける主人公が最後に報われるという、既視感のあるオーソドックスなラブストーリーです。登場するキャラクターたちが悪役も含めて基本的に良い人ばかりなので、全体的に心温まる物語となっています。
とにかく、何かにハマると一流レベルまで極めてしまう、主人公のトリツカレ男・ジュゼッペのポテンシャルの高さがハンパないです。彼の人柄と、これまで習得してきたさまざまな特技が人々を助けていく構成は、なかなか魅力的です。何かにハマる様子をあえて「トリツカレ」と表現し、後半の展開への伏線としている点も巧みで、物語の深みを増していると感じます。
主要人物にあえて声優を起用しないキャスティングは、没入感の妨げになるので、個人的には好きではないです。でも、本作においては、佐野晶哉さん、上白石萌歌さん等、みなさんよく頑張っていて、気になることはなかったです。
ただ、一方で、独特なミュージカル仕立ての演出により、鑑賞中に気持ちが途切れてしまい、感情移入しづらかったのが少し残念です。また、キャラクターデザインも最初は新鮮ですが、物語が後半に向けてやや深刻な展開になると、セリフ劇のような雰囲気とのミスマッチを感じてしまいました。
とはいえ、そうした点があったとしても、ジュゼッペにもついに待望の「春」が訪れ、彼が報われる結末を迎えたことには、心から喜びを感じます。全体を通して、前向きな気持ちになれる素敵な作品です。
milet姫がインスタで触れていて
最高にピュアな映画でした。
全119件中、61~80件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。






