劇場公開日 2026年6月12日

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DIE MY LOVE ダイ・マイ・ラブのレビュー・感想・評価

全74件中、1~20件目を表示

4.0わたしの苦しみはわたしのものであるという覚悟。

2026年6月30日
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村山章

3.0フレームからはみ出す“枠外”の愛の行方は…

2026年6月30日
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鑑賞方法:映画館

ジェニファー・ローレンスに原作を推薦したのはスコセッシだったらしい。
死ぬほど好きな男とニューヨークから片田舎に移り住んだ女性。自殺した叔父が残した彼の家で愛の戯れに身を委ねる新しい毎日。だが幸福なときは長くは続かない。愛する人がいて、彼との交わりで愛くるしい子どもが生まれた。なのに、なぜ…。

ジェニファー・ローレンスが選んだ監督は『ビューティフル・デイ』のリン・ラムジー。
元FBIでベトナムに従軍した退役軍人は、ある特殊な任務を自分に課している。マザコンであり、ロリータの兆候があり、どこかトラヴィスをも思わせる男をホアキン・フェニックスが体現、鬼気迫る快演に圧倒された。個人的には『ジョーカー』よりも断然好きな映画だ。

ラムジーは、冒頭からフレーム内フレームの構図と手持ちカメラによって自由な演技空間を作る。枠組みをはみ出す自由な演技を引き出す能動的な演出に撮影が呼応する。画角はもちろんのこと、エクタクロームだから表現できる陰影と光彩が感情の揺れを繊細にとらえている。つまり、すべては固定された枠の中ではなく、枠外の揺れを描き出すのだ。冒頭と終わりの同一アングルから家を見据えたとき、ふたりが共にした時の経過が浮かび上がる。この描写センスも抜群だ。

ジェニファーは共演者にもこだわる。出産後の変化に惑い、途方に暮れながらも彼女を愛し続ける男にロバート・パティンソン、突然姿を現す娘を見守りながらも、ときにライフルを向ける姑にシシー・スペイシク、認知症を患い達観の域にある舅にニック・ノルティと、硬軟を織り交ぜたキャストが顔を揃えている。

出産と育児によって失われたこと、変わってしまったこと。複雑で単純ではない内なる変容を表現することの難しさ。言下にうごめく特別な感情を表現する。衝動に身を任せるかのように振る舞う女優と、もはや限界だと彼女をもて余りしがらも、突き放すことができない自分を体現する俳優。極めて難易度の高い感覚的な演技で表現されるのは、あてどない魂の彷徨。ふたりが行き着く先には…

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髙橋直樹

3.5壊したいのは彼、愛、それとも私?

2026年6月23日
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悲しい

原作小説の著者アリアナ・ハルウィッツは1977年にアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれ、2007年にフランスの田舎に移住。異国の地で言葉と文化の壁を感じながら子育てをした経験から、デビュー作「Matate, amor」を執筆し2012年に発表した。英訳「Die, My Love」は2017年に、そして邦訳「死んでよ、アモール」は今年6月にそれぞれ出版された。

小説の英題からカンマを抜いた映画の原題「Die My Love」、そして原語にカナ表記を足した邦題「DIE MY LOVE ダイ・マイ・ラブ」は、韻を踏んでいて詩や歌詞の一節のように美しく聞こえるかもしれない。ただし、スペイン語の原題の解釈をAIに尋ねたところ、スペイン語のMatateは、動詞matar(殺す)に再帰代名詞te(お前自身を)がついた形なので、厳密には「お前自身を殺せ(自殺しろ)」という意味になるのだとか。だから、スペイン語題の強烈な感じには、邦訳本の「死んでよ、アモール」の方がより近いようだ。

単にタイトルが持つ語感だけでなく、この映画は米英合作の英語劇として製作されたことで、肯定的に言えば詩的にソフィスティケートされた、批判的に言えば重要な不安要素の一部が抜け落ち主人公がより分かりづらいキャラクターになったと思われる。

映画化の流れとしては、英訳本を読んだマーティン・スコセッシがプロデュース作品として企画を立ち上げ、ジェニファー・ローレンスに主演を打診。ローレンスは製作に加わり英国出身のリン・ラムジー監督に声をかけ、ラムジーが共同脚本も手がける形で本格始動したという。

原作からの重大な改変点は、物語の舞台と主要人物の母国語。小説では主人公の国籍は明示されていないものの、著者と同様にスペイン語を母国語とする外国からフランスの田舎に移住してきたことが示唆されている。いっぽうパートナーの男性について、やはり国籍が明示されていないものの、こちらは現地のコミュニティーやフランス語に溶け込んでいることから、フランス語が母国語か、少なくとも日常的なフランス語会話に馴染んできたことがうかがわれる。

ところが映画では、グレース(ジェニファー・ローレンス)とジャクソン(ロバート・パティンソン)のカップルがニューヨークから米北西部モンタナ州の田舎に移り住む。この変更により、ジャクソンや地元住民とグレースとの間に言語の壁は必然的になくなってしまう。脚本チームはこのままだと主人公の孤立した感覚や疎外感が足りないと思ったのか、グレースは訪れた雑貨店のレジ係が愛想よく始めた世間話を断ち切るなど、コミュニケーションを嫌っているか苦手とする性格の一面が追加された。

つまり、産後うつや育児ノイローゼとして一般に知られる状況に、言葉もろくに通じない外国に移住したことによるストレスや孤独が加わって精神状態を悪化させていくという原作の重要なポイントが失われ、映画ではコミュ障なせいで自滅していく、身勝手ではた迷惑な主人公に見えてしまうリスクを抱えることになった。もちろん、映画のキャラクターにどの程度共感できるかは観客個々の経験や考え方の違いで個人差が出るだろうし、本作のストーリーでも十分に納得できると評価する方がいてもいい。とはいえ個人的には、脚本の工夫次第でもっと共感しやすいキャラターになったはずなのにと惜しまれる。

最後に、アモールもマイ・ラブも文脈的な第一義は「私の愛しい人」だが、「私の愛」と読み換えるなら、感情をかき乱し破壊的な行動をとらせる自らの愛そのものを消し去りたい、とも解釈できる。さらに言えば、愛に振り回される自分こそが「死んでよ」の対象だったのか。それでも、原作者が苦労した経験を克服し小説を書いて成功したことを考慮すれば、ラストは主人公の“新しい自分への生まれ変わり”を詩的に表現したシーンだと解釈するのもありだろう。

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高森郁哉

3.0結構過激な演出

2026年7月19日
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悲しい

いつものぶっ飛んだ演出だけど、主人公の内面が分かる分、ちょっと可哀想でした。

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nami

2.0授乳中の片乳はホンモノ?

2026年7月2日
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死んだ叔父さん(自殺らしいしかも·····)の家に越してきた若い夫婦。
B級ホラーのような雰囲気なのだが、テンポが悪くて、眠くなってしまった。
あんな汚い床で始めるなんて。
壁紙がビフォーアフターで同じなのが気持ち悪い。

作家なの???
叔母さん役のシシー・スペイセク は血の繋がりはないのに無理やり感。

ジェニファー·ローレンスお目当てでみたけど、こんなジェニファー·ローレンスはみたくなかった。

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カールⅢ世

3.0妻の奇行

2026年6月30日
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怖い

興奮

田舎町の叔父の家に移り住んだ作家のグレースは、夫ジャクソンとともに新たな生活を始めた。しかし、出産をきっかけに彼女の生活は一変した。執筆活動は滞り、育児による重圧と孤独、幻覚が襲って来た。やがて現実と幻想の境界が揺らぎはじめ、グレースの精神は崩壊していき・・・さてどうなる、という話。

妻の奇行が見所?
なんか良くわからなかったが、夫も猫好きな嫁なのに犬とは、あれが奇行に拍車をかけたのかも。
ジェニファーローレンスのエロくて迫真の奇行の演技は凄かった。

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りあの

3.5ネコを飼っていれば…

2026年6月24日
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怖い

難しい

原作未読。 とにかく狂気の主人公を演じるJ.ローレンスに圧倒された。ヤバいシーンも、そうでない日常の場面でも常に不穏な緊張感が漂い、観ていて結構にシンドい映画。

産後鬱という設定みたいだが、それほど育児に忙殺されている描写はなく、そもそもこの奥さん、子を産む前からちょっと行動・言動がエキセントリックじゃない?

途中、「結婚しよう」から結婚パーティーへ雪崩れ込むとこ、てっきり回想シーンと思ってたら段々辻褄が合わなくなって、やっと二人は正式に結婚してなくて子供が生まれてから正式に式を上げたのだなと分かった。

妄想と現実のシーンが折り重なって描かれるので解釈が結構難しいです。

アメリカなのに、主人公は運転できないみたいで移動は乳母車押しての徒歩か自転車というのがやや不自然だった。

冒頭、赤ん坊の6ヶ月のお祝いしていて、後半、主人公が退院後に焼いてたケーキに10の飾り文字が見えたような気がしたが(自信ない)、半年弱ぐらいの期間の出来事?赤ん坊もぜんぜん成長してないし。

題名はThe Everly BrothersのBye Bye Loveと韻が合ってるけど偶々?

あのときイヌじゃなくネコを飼ってたら癒されて人生変わったかもよ。

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ばとー

1.5Drowsy

2026年6月24日
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ブレミンガー

4.0女性なら思うとこある

2026年6月23日
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幸せ

ドキドキ

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とまと

4.0共感できない正負の感情表現のバリエーションのみ

2026年6月23日
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ミステリー物かと思っていたら、
メンタル不安の世界を徹底的に表現した映画だった。

夜明けの馬、銃など幻想的な描写や、
幸せの絶頂にお道化たり、踊っている明るいシーンもあるが、
フラストレーションでイライラしていたり、
感情が爆発し衝突するシーンがとても多く(印象)、疲れる。

物語はさしたる筋もなく、
剥き出しの感情のバリエーションをひたすら提示している感じで、
ひとつの表現としてはいいのかもしれないが、
共感を誘ったり、解決策を提示するような映画ではないと思いつつも、
見ているこちらのフラストレーションがたまって
意味を何度も問いかけたくなった。

個人的には筋のない詩的な映像表現は好きなのだが、
本作はあまり奥行きの感じられないのが残念だった。

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HK

3.0何を訴えたかったのか??

2026年6月22日
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「愛と狂気の狭間で揺れる夫婦の姿を描いた」「出産後の女性が抱える孤独や不安を体現」という作品紹介は、全く偽りなし。
で、そこから何を訴えたい映画だったのか?私には作品のテーマがよく分かりませんでした。
単に愛と狂気、孤独と不安を映像化したかった?
産後の女性はこんなに大変なんだから、男性はもっと配慮すべき、みたいなこと?
でも、主人公の旦那って、たしかに無神経なところがあるけど、基本的には最初から最後まで主人公に寄り添ってて、悪い奴じゃないんですよねえ。
回想シーンを見る限り、主人公は結婚前からメンヘラ気質っぽかったし。
私だったら、妻があんなメンヘラってたら耐えきれないかも。
産後鬱でもあんな風にならなかった我が妻に感謝。
男ども、もっと妻に感謝せよ。
そういう映画で合ってます?

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YK

5.0女の崩壊はコレ

2026年6月21日
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物語の見通しの悪さゆえ、目が離せず引き込まれた
どのカットも絵になる姿、振る舞い、情緒がすごい
ほかの方の口コミで、男性中心に産後うつじゃなくて性悪だのメンヘラだのあって「そう口コミでこれが見たかった」と大満足
自由にしてるようで何も自由じゃない、
パートナーがいることも出産も、たまたまな環境とトリガーでしかない
女の崩壊の型のひとつとしてかなり完成度が高い
「ナミビアの砂漠」のネクストステージという印象
どうも晴れず報われない日々、笑える瞬間が一番しんどい

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式日

4.0ジェニファー・ローレンスさん

2026年6月21日
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悲しい

知的

を観に行く😀

本日4本目の鑑賞だったからか

内容が少し重たかったからか

スッキリはしない笑笑



テーマはしっかりしていたので、良かったとは思う😀

あそこまで、自己崩壊しちゃうとどうにもならんわな😭

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コタロー

2.5主人公がただの性悪

2026年6月20日
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産後鬱じゃなくてただの性格の悪いメンヘラが主人公で、起承転結もなにもない空っぽな内容なのでかなりつまらないです
家で観てたら多分寝てる

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承太郎

4.0面白かった

2026年6月20日
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どんぐり

4.0調整なしの不安定

2026年6月19日
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驚く

リン•ラムジー監督は、この映画撮影でジェニファー•ローレンスを破壊するつもりなのでは?と思ってしまうほど、コントロール不能のリアルが描写されており、壊れていく人そのものを観ているようでした。呼吸、視線、身体の緊張、声のトーンが演技の領域を凌駕しており、息苦しくもあり、圧倒もされました。
近接したカメラ、長回しなどでは、観客を引かせるほど俳優から引き出していました。

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TT

3.0ジェニファー体当たり演技

2026年6月19日
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ジェニファーリスクある体当たり演技。
内容は人によって共感できそうだけど…
こんなに狂うものなのか…

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ムロン

2.0うるさい

2026年6月18日
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悲しい

怖い

難しい

産後うつに苦しむ母親、彼女を取り巻く世界ははたして愛か狂気か。
作中でも出産後は皆狂うとは言っていましたが、はたして彼女が見ていたものはどこまでが正気でどこまでが狂気だったのでしょうね。
時系列や場面がコロコロ変わることもあって、凡人には理解が難しい作品でした。
でも映画館の音響で爆音の音楽をたびたび流すのはさすがにちょっと勘弁してほしい、うるさい。

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黄金竹光

1.0何を撮りたいのだろう?

2026年6月18日
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alias

5.0「日常のお話し」

2026年6月18日
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知的

今年131本目。

情報を入れずに鑑賞。夫婦のお話しくらいは書いてもいいかも。見ていてずっと凄い。良作でした。ガソリンスタンドの場面自分は店員さんと話すの好きです。

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ヨッシー