「これは誤解させる予告編でしょ!」ベートーヴェン捏造 marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
これは誤解させる予告編でしょ!
バカリズムさん脚本であの予告編。個人的には絶対ダメだと思います。
小汚い(ホントに汚い)ベートーヴェンを怪優 古田新太さんが演じ山田裕貴さんが翻弄される、みたいなドタバタコメディだと勘違いしたひと、多かったんじゃないでしょうか?(えっそんなヤツあなただけ?)まあ事実はどうであれ僕はテレビでの番宣や劇場での予告編でそんな誤解をしてました。
その証拠に今日観に行くと宣言して早朝に出かけたため晩御飯の時には普段映画にはあまり興味を示さない妻から「どうだった?」って感想を聞かれつい「ちょっと思ったのと違ってた!」って率直に言ってしまい、せっかく珍しく映画に興味を持ってくれた鑑賞予備軍のひとりを失ってしまうハメに!
正直前半の軽妙な展開は「さすがバカリズムさん、ワクワクさせてくれるわ!」って楽しみが増幅してました。でも後半は最後の中学生の子の言葉が総括してるかの如くものごとの真実をつく結構真面目なお話でした。観終わったあとの「アレっなんか変な感じ」は帰りの車の中で消化できましたがもしかしたらそんな感覚だけで感想を述べかねないな?って逆に心配になりました。
『ツイスターズ』の『ゴイゴイスー』の番宣が『やっちまった』のを思い出しました。『真実はいつもひとつ!』のコナン君の座右の銘(?)名言を覆してしまうことになりますが色々な真実があってもいいんじゃないかと思いました。「それってあなたの感想ですよね?!」西村博之氏の言葉から発したような中学生のつぶやきがすべてを語るかのように!
そんな切り口の予告編だったらみなさん(いや僕だけかも?)もっと納得して劇場をされたんじゃないかと。そんな観点からただのドタバタコメディって思わせてしまう予告編に物申したいと言うのが率直な感想です。勘違いして観た僕は星3つ、誤解なく観た僕は星4つなので平均して星3.5でいいがでしょうか。
古田新太さんの怪演、山田裕貴さんの語りメインの展開、他の俳優陣の日本語で日本人っぽい語り口でのセリフ回しは斬新でさすがバカリズムさんって感心したのでちょっと残念な気がしました。自分の勘違いが一番いけないんですけど!
追伸
柊木陽太くん
すごく重要な役どころでしたね。『怪物だ〜れだ』の時から大きくなりました。同時封切りの『ブラックショーマン』『ベートーヴェン捏造』両方に出てるだけでもすごいことです。おまけみたいでスミマセンがミセスのキーボードの謙虚なお兄さんも出てましたよね?!
大吉さん
共感&コメントありがとうございます。津田さんには何の罪もないのですが彼を少し斜めから見てしまうようになってしまい、配給会社の責任を重く感じてます。
ふわりさん
でしょ!でしょ!って僕が威張るところじゃないですけど。
シンドラーエレベーターの件はホント悲しい事故でした。今更ながらご冥福をお祈りします。
「十二人の死にたい子どもたち」ですか〜。いつか見たいと思ってはいたのですが、ホントだーググって確認したら、今や主役級の皆さんばかりですねぇ!
シンドラーエレベーターは失礼ながら忘れていたのですが、犠牲者が高校生でつらかった。
でも、そういう事を思い返したり、その時代を振り返る事ができるのも、このサイト含め映画の力かもしれませんね。
シンドラーさんは過去の話でチト存じ上げないのですが 埼玉越谷の田園地帯の 威容かつ垢抜けないエレベーター実験棟は今も健在だと思います。子供の頃 いつまでたっても車の車窓から消えないので なんだかなぁって思ってました。日本エレベーター製造さん。なんか 子供ながらにどうやって実験するのか一塔しかないのに
って 三球照代 の地下鉄🚇漫才 みたいなこと思ってました。失礼します。
満塁本塁打さん
共感&コメントありがとうございます。シンドラーでググってみると懐かしい白い塔が出てきました。もう壊しちゃったんでしようか?
じっくり考えると、もう少し評価上げてもいいかなって感じますが、First Impression のままにしておきます!
食いついていただきありがとうございました😊 確かにかなしい💔😭事故。エレベーター🛗は『止まって安定してるのがナンボ全て』静岡県袋井市ですかぁ 他社ですが 実家に行く途中で エレベーター実験塔❓どこからでも見えます 昭和の昔から 埼玉県越谷市。その威容異様は不思議。日本エレベーター製造かなぁ
本作はかまされ ましたね。同感です。イイねコメントありがとうございました😊。
ふわりさん
そうなんですよ!少し前の映画を振り返ってみると「こんな人出てたんだ」みたいなことがよくあります。
『十二人の死にたい子どもたち』なんか凄いですよ!
ふわりさん
共感&コメントありがとうございます。正直言うとどなたかのレビューに書かれてたので慌ててGoogle先生に聞いて彼が怪物の子でブラックショーマンにも出てたこと知りました。ミセスは大森さんが目立ってますが3人ともいいキャラですよね。
共感ありがとうございました。
柊木君、「ブラックショーマン」に出てたんですね〜。見たけど彼の事を知らなかったです。
ミセスのお兄さんは出てましたね。ここのとこ、めざましテレビに出てて顔見てるせいか彼はわかりました😅
間口を広げるためか、コミカルに見せる予告は多い気がします。
ただよくよく見返すと、大筋は間違ってないんですよね。
でもピンクの背景やナレーションの温度感、テロップの字体、そして何よりバカリズム脚本で…
最後の最後に気の抜けたシーンを置くのもよくある手法。
公開間近の『俺ではない炎上』も、よく似た傾向を感じます。
こんにちは^ ^
中学生の方が大人な意見でクスクス笑っちゃいますね🤭古田新太さんのベートーヴェン(現実)を観ると肖像画の方が理想に見えて笑いそうになりますw
イメージ戦略大成功な例でした♬
おつろくさん
共感&コメントありがとうございます。おっしゃる通りキレイなベートーヴェンを古田新太さんが演じてるところも見たかったですね。作品としていいのに裏切られた感持っちゃうのは興行側の責任ですよね。
共感ありがとうございます!
自分もバカリズム脚本と聞いてドタバタコメディーを連想してから本編を観たので、だまされた感がハンパないです。
それでも作品的には良かったと思いますが、途中のシンドラーの一人語りパートが中弛みして、睡魔に襲われて大変でした。
自分的には生徒と先生のやり取りを説明パートとしてもっと多く挿入して、本当のベートーヴェンは小汚い古田新太に、捏造・改竄されたベートーヴェンはキレイなジャイアン、もとい、キレイな古田新太に演じてもらったらもっと良い作品になっていたと思います。







