「パパゲーノの遺業」ベートーヴェン捏造 ちゃ坊主さんの映画レビュー(感想・評価)
パパゲーノの遺業
大まかな舞台は、1820年頃のウィーンと今の日本。
登場人物が多くて頭に相関図を描き難いが、山田裕貴演じるシンドラーの独り言とナレーションによって,程々の理解はできた。
脚本家バカリズムの凄さなのかな。
ある意味、シンドラーのやったことは、ベートーヴェンへの愛情の深さだったのだろう。ラストのジャーナリストのセイヤーとの対談のシーンは緊張感たっぷりだった。真実を追求するセイヤーの鬼気迫る言葉の応酬と凄みによって怯んでしまうのかと思いきや、シンドラーは信念を貫く。
「パパゲーノ」と呼ばれてもプラスに捉えて秘書に徹するとは、シンドラーとは図太い神経の人物だったのだろうか。
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