でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男のレビュー・感想・評価
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ずっと猫背の綾野剛の熱演
もうタイトルに出てるから
そのまま冤罪のお話なんだけど、
それでも引き込まれた引き込まれた。
綾野剛教師の一人二役の様な演じ分け。
(ポスターやチラシの顔がどっちとも付かない感じで、見るたびに怖かった←褒めてる)
素の教師の方だけでも、難しい感情を
猫背ひとつからして表してて。
柴咲コウの冷めた目も怖かったし
木村文乃の信じるのをあきらめない奥さんも良かった。
小林薫弁護士のシーンの癒されっぷりたらない。
(あとあの記者役に亀梨君がやるの
贅沢な配役すぎない?豪華)
これは冤罪だったけど、
でもこれでさらに教師もウソついてたら?
ほんとに何が真実かわからなくなって
真実って何?ていう怖さ。
真実なんて簡単に作られる怖さ。
自分だって報道を簡単に信じちゃう怖さ、感じた。
三十路に入った拓翔は、本作品をどう思うだろうか
そう言う話でしたか!
地方なんで中継ではありますが、
舞台挨拶付きで観てきました。
開始前の挨拶で綾野剛さんが
作中の役のようなお話しの仕方で
「最初の10分はエンタメとして見てください」って?
ん?映画だし?全部エンタメでしょうよ?ん?ん?
はい。映画終わって感想を書いている今ならわかります。
そして、亀梨さんが言ってた、
「この映画を観た後の世界の見え方」って。
はい。まぁもともと愚推野郎で斜に構える私。
でもでも、なるべく心ヘルシーに
世界を捉えたがるようになってきた私。
には、亀梨さんが本作でようやくそう感じたのかぁ!
そうかぁああ、いい経験したねぇええ。
と、生意気を言ってあげたくなりました。
あはは、何言ってるか意味わかりませんよね。
すみません。
2025上半期というか、きっと本年、ここ数年で
最高な作品にも思えます。
実話ベースだからか、そう感じてしまったのか。
これは是非見てほしい。
なんだろう。この前、観たばかりのフロントラインも
今回も「あっちの都合、こっちの都合」的なのを
凄いぶん投げてくる感じ。
そんな映画がこう続くと不思議です。
しかも、どっちかって言うと
「一を聞いて十を知(る)」ってる
気になってんじゃねーぞ!恥を知れ!みたいな熱さ。
やー、面白かったなぁ。
ネタバレしたくない
でも、ちょっとだけ書きたい
息子ちゃんに嘘をつかせてるのって
本人気づいてたのかなぁ
父親とかなんなんだろうなぁ
教育委員会とかマスコミとかご家庭とか
この社会悪の原因ってみんななんだと思ってるだろな
個人の性格じゃないと思うんだよなぁ
とかとか
重いけど実話
原作を読んで、徹底した取材に感嘆してたところで映画公開。
(柴咲コウさんのぶっ飛んだ演技に感服。
全く瞬きしないで3分の長回しはすごい!)
「(体罰を)認めて謝れば親も世間も納得して丸く収まる」
・・ってファンタジーがいかに根拠のないことかは、最近の不祥事→謝罪会見を見ていれば解りそうなものだが、校長も教頭も、本人までもその夢物語に振り回されて墓穴を掘る・・と言うのが前半。その後長く苦しい裁判を経て救われたのは10年後 !!
本作は、「譲れないことは譲ってはいけない」を教えてくれる。
PS: 映画では省かれているが、小説では他の父兄が「氷室家に脅されていたため」証言を拒否した経緯や、氷室家のその後も描かれている。
「ざまぁ」と思うか「悲しいね」と思うかは人それぞれ?
嘘が本当の事になっていく怖さ
予告編を観て興味が湧き鑑賞しました。
予告を見た限りでは教師が生徒に酷い体罰を与え生徒の両親と教師との闘い…というような印象を受けましたが
単純にそうではなかったです。
世の中の反応や動きで嘘が本当になり、本当が嘘になり、
多数派の言うことが正しくなり、まさに今の世の中にぴったりの映画でした。
痴漢冤罪もこんな感じで出来上がってしまうのかな…とも思いました。
三池監督の作品は毎回リアル過ぎて心に残ります…
子育て、生活保護、いじめ、SNS、マスコミ、週刊誌、冤罪…よく取り上げられる現代の問題点がたくさん組み込まれている考えさせられる作品でした。
綾野剛さん…久しぶりにがっつり主演の映画を観ましたが、この方は真から役者なんだなと強弱の演技に感激しました。
柴咲コウさん…目の演技も相変わらず凄くて圧巻です!
教師って本当に大変な職業だと思ってます。
自分の子でさえ指導しきれない私は先生ってすごいなぁ〜と改めて思いました。
キャスト陣の演技が圧巻です
原作未読のまま鑑賞しましたので、結末は知らず綾野剛さんと柴咲コウさんの演技の高低差に、どっちが真実?どっち?どっち?と引きずられるがままに楽しむ事ができました。正直、予告か何かで観た子どもの虐待シーンが今の時代は受け入れられるのかとも思いましたが、あのシーンを個々の想像に任せられると伝わりづらくなりそうだし、三池監督らしいと言うのか私は必要なシーンだったと感じました。総体的には現実に起きた事だと言う先入観もあってか辛いシーンも多かったのですが、あなたなら大丈夫!ずっと支えている奥さま役の木村文乃さんの言葉、小林薫さんが演じる見事な弁護士、闇の様な世界にも愛があり救われる作品となりました。亀梨さんの記者役も良かったと思います。敢えてぼっち鑑賞しましたが、次回は主人はもちろん息子も連れて鑑賞したいと思いました。
やっぱり"人間"が一番怖い!
原作未読。
綾野剛演じる「特定の児童ばかりを虐待し、ついには“殺人教師”と呼ばれた男」が「自分はやっていない」と訴え続ける——
そんな“モンスター教師の末路”を描いた作品かと思いきや…
本当の“モンスター”は、柴咲コウ演じる〈被害児童の母親〉だった。
ここはぜひ映画で確かめていただきたいが、社会派サスペンスの緊張感が好きな方には、必見の一本だと思う。
…ただし、予告編にもあるように、児童虐待の描写はかなり生々しく、正直、目を背けたくなるシーンもある。
だが――
その“真実”を知ったとき、きっと〈思いもよらない感情〉に打ちのめされることだろう。
上映時間はあっという間。
ハラハラしながらも、最後まで引き込まれる、とても面白い映画だった!
“でっちあげ”は、他人事ではない
普通の映画
かなりリアルな本気の作品でした
もう性善説で生きられる世の中では無くなったのだな、とつくづく痛感しますね
2025.6.27 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(129分、PG12)
原作は福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡『殺人教師』事件の真相』
身に覚えのないいじめ問題に晒される教師を描いた法廷劇
監督は三池崇史
脚本は森ハヤシ
物語の舞台は、2003年5月の日本のとある街(ロケ地は群馬県高崎市)
希望ヶ丘小学校の教諭である薮下誠一(綾野剛)は、受け持ち生徒・氷室拓翔(三浦綺羅)の保護者(迫田孝也&柴咲コウ)からいじめにおける賠償請求の裁判を起こされてしまった
内容は、出自に関する差別的な発言、行きすぎた体罰などに関することだった
当初は、保護者からの通告を受けて、校長(光石研)と教頭(大倉孝二)から突き上げをくらったものだった
「謝れば済む」と言われた薮下だったが、身に覚えのないことを認めたことによって、思いもしない事態へと発展していく
保護者からの追求は保護者面談のみに留まらず、新聞社へのリーク、週刊誌へのリークへと続いていく
さらには民事裁判を起こされるに至り、私刑を含めた様々な事象に苛まれることになった
映画は、実際に会った事件のルポルタージュを元に構成されていて、どこまでは実際の事件の真実かはわからない
事件をWikiを見る限りは、映画で描かれていることはそのままだが、原告の請求額は映画の10倍の5800万円だった
弁護士の湯上谷(小林薫)が言うように「感情的になったら負け」なのだが、冷静を装ってもその態度が悪いと批判をするだろう
結局のところ、商売のコマにされている間は何を言っても無駄で、記者(亀梨和也)がやっていることと同じことをするしかない
身を守るためには「すべて自分に起こったことを記録し、全て保管すること」であり、記者からの突撃などに対しても「動画撮って対応する」しかない
降りかかったものに対し、全て自分で考え、先々のことも考えた上で行動するしかなく、自分に起こっていることを「客観的に捉える」ことが重要なのだろう
この渦中においてこれだけ冷静な行動ができるかはわからないが、常に置かれた状況を客観視し、相手が自分を殺すつもりで来ていると割り切る以外には対抗する余地はないと感じた
いずれにせよ、映画では原告側の過去を引用して探りを入れているが、冷静に見れば「サイコパスが金儲けのために状況を利用した」にしか見えない
全ての保護者が子どものことを考えていると言うことはなく、自分の物差しで考えると痛い目に遭う
世の中には一定数はこのような人がいて、自分を守ってくれると思っていた組織は自分を後ろから刺してくる存在であると考えることも必要だろう
世の中は、自分のことを考える人で溢れていて、その利益をどのように生み出そうと考えるかは人それぞれである
そう言った社会に生きていると自覚することでしか自分や家族の身は守れないので、それを肝に銘じて生きるしかないのかな、と感じた
人間不信になるけど、目をそらせない一本
いや~~重かったですね。
見終わったあと、しばらく無言になってしまった。
綾野剛が演じる先生、すっごい真面目で一生懸命なのに、たったひとつの「子どもの告発」で人生ごとひっくり返されていく。何が怖いって、周りの大人たちがどんどん静かに、でも確実に“敵”になってく感じ。悪意ってこうやって広がるんだなってリアルに見せられた気分。
SNSとかの描き方も「わ〜あるある……」っていう嫌なリアルさ。特に亀梨くん演じる記者のキャラ、めっちゃ腹立つのにちょっとだけ共感しちゃうのがまたいやらしいw
あと柴咲コウが演じてたお母さん。あれもわかる。
子どもを信じたい気持ちはほんとにあるし、でも突っ走った結果とんでもないことに…っというのが親の立場だったら刺さりまくりかと。
全体的にトーン暗く、終始ピリついてる。でも演技も脚本もめっちゃ良くて、「観てよかった」って言えるタイプの映画。
ただし元気な時に観ないと、元気吸われていくかもしれない…。
試写会で鑑賞しました 冒頭から緊張感に包まれ引き込まれました、真実...
2回目になるとまた印象が変わってくる
550人の弁護団!?
コレが実話ってヤバっ!
試写会当選@TOHOシネマズ錦糸町オリナス)🌟 Pontaパスさんありがとう😊💕
正直あんまり期待してなかったけど面白かった!
予告の作り方が良かったおかげでいろいろと騙された!!
出演者みんなが芸達者💜母親役の柴咲コウはもちろん、校長先生に教頭先生、タクトくん自身を演じてた少年の演じ分けも素晴らしかった〜。あたしにとっては初めて綾野剛を良い俳優さんだと認識できた作品かな🌀
実話ベースのお話ってことだけど、事実は小説よりも奇なり!!
今どーなってるのか。
【涙活報告】泣いた……な。ほんの少〜しだけお友達のジュンヤくんが助けてあげて!の声を上げたあたりで薄っすらと。10年後の歓喜の涙につられてあたしも…
惹き込まれたし、期待していなかった分より一層評価の上がった良作✨
人間の欲が毒になる
面白かった、けど同時にしんどくて最後まで観られるか心配になったわ。
初っ端から火種にどんどん燃料を投下するような追い込み方に、観ている方にもこれでもかというほど積み上がる、どうにもならない怒りと不快感。
これが実話を元にというなら、一体この世の何を信じたら良いのか悩むわね。。
ってかうまいなー。
すっかり飲み込まれたよ。
この反応は、きっと監督の思う壺だったと思う。笑
薮下先生が気の毒すぎて、そして律子の攻撃理由がわからなくて頭がぐるぐるしたわ。
そして人は誰かの不幸話と悲劇が大好物なのがまたよくわかる。マスコミの食いつきは、週刊誌の煽りもあったと思うけど、よりドラマや刺激の強い方に関心が行ってしまうのは人間の危険回避能力によるものなんだろうか。そっちは危ないぞ!!という警鐘にみんな目が行きがちなのかもしれない。
だからといって、よく調べもしなかったそれぞれの機関は本当に何のためにあなた方は存在しているのか、だな。
子役ちゃんの演技がまたよかった。
リアルの世界でもこういう子いるわ。
とりあえずママ律子がホラーでしかないのはもちろん、職場の上司が我が身の保身と外への体裁しか頭にないブラック企業すぎてずっと気分が悪かった。レッドカーペットと舞台挨拶を拝見して、役者さんたちはとても感じの良い方ばかりだったのでギャップが凄かった。役者さん、怖い。。笑
そして個人的にこの映画では、薮下先生の強い味方の弁護士さんがよかったわ。
ヒーローだった!!
寄り添ってくれて、頼りになって、でもいつも冷静。
彼のおかげでだいぶ映画の毒素が薄まってよかった。
うん。
わかった。
すごい人間の色んな欲の毒を撒き散らしたような映画だったんだわ。
だから観ていてしんどかったんだ。
皆さん、体調の良い時にご覧になって。
でも心理的なサスペンスがすごく面白くて、なぜこうなったのか、誰が言ってることが正しいのか、常に観る側に疑問符を投げかけるように謎が巧妙に仕組まれていたように思う。毒にやられながらも、すごい集中して観てしまった。
綾野剛を観るために…
全287件中、261~280件目を表示









