羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来のレビュー・感想・評価
全106件中、61~80件目を表示
ヤバ過ぎる。 観てる間ずっとニヤニヤしてた。 こんな楽しい映画が多...
ヤバ過ぎる。
観てる間ずっとニヤニヤしてた。
こんな楽しい映画が多分大ヒットしないんだろな。
最高の続編であり、単体でも問題ないとも思った。
なのでネットの片隅で最高に面白かったと声高に叫ぶ。
多幸感に溢れた
作ってくれたこと、出会えたことに感謝する日だった。
さらにパワーアップ!
前回の羅小黒戦記から見ているので続きを楽しみにしていました。前回も思いの外楽しかったですが、今回は更にパワーアップしていました。
まるでドラゴンボールを見ている様な凄まじい戦闘シーンが盛り沢山。物語的にも前回同様に妖精と人間の関わりや政治的な思想など中国にとって不味いんじゃね?と思う様な内容も相変わらず。
今回は姉弟子のルーイエも出てきてなんだかんだありシャオヘイとコンビを組むことになる。
ルーイエの過去とムゲンの弟子になった経緯、悲しい戦争、過去の回想や登場人物の深掘りもあり良い出来になっている。
ただ前回からの続きであり事前情報を知っていないと最初はついていけないかも知れない。
予習をしておいた方が楽しめると思います。
あと今回は放映時間の関係で吹き替え版を見ました。日本アニメと言われても違和感ない感じですね。字幕版だとどうなんだろう?ただ字幕だと文字から単語が分かり状況をイメージし易くなるかも知れない。
人間と妖精の住む世界の地球。悪事を働く妖精を捕まえる執行人の中でも最強の執行人であるムゲンは強力な力を持った若い黒猫の妖精シャオヘイ(小黒)と出会い色々あって弟子にする。ムゲン(無限)と共に小さな村に籠り能力を磨く修行の毎日を送っていた。
そんな時にとある妖精会館が武器を持った人間の軍隊に襲われた。妖精に人間の武器は効かないが、対妖精用の武器を持って急襲したのだ。目的は保管されていた妖精をも殺す事ができる霊木。最強の執行人であり管理者の館長以下霊木を守る妖精が皆殺しにされ霊木は奪われた。犯人は証拠写真からムゲンであると疑いをかけられた。
妖精会館の本部に呼び出されたムゲンは真相が分かるまで軟禁されることに。
ムゲンの無実を信じる姉弟子であり最強の執行人の1人ルーイエ(鹿野)は同じくムゲンの無実を信じるシャオヘイと共に犯人探しに向かう…
果たして犯人はムゲンなのか誰なのか、犯人の目的は何なのか。謎と陰謀にまみれた妖精会館。
今回の事件で妖精と人間との間の関係もギクシャクすることに。妖精にも人間嫌い、人間にも妖精嫌いはいる。微妙な力関係、政治、思想、権力渦巻く世界で果たして真実を見つける事ができるのか?
それにしてもムゲン、最初は亀仙人と同じ立ち位置と強さかと思っていたが、そんな半端な強さじゃなかった…
現実社会を映し出したようなストーリーは何度観ても気づきがあります。
前作『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』については、劇場公開時にその評判を聞いていたもののすっかり出遅れたことと、アニメ映画にレビューを書くことの苦手意識もあって、結局は配信待ちとすることに。その後、ようやくU-NEXTで配信が始まって鑑賞したところ、評判に違わずすっかり好きになってしまった私はこの度、続編の劇場公開を機に「劇場版」を5話に分けた「特別編集版」を観直してTOHOシネマズ日本橋へ。基本、外国語映画(本作は中国語)の場合は「字幕版」を選びますが、配信で観た「吹替版」こそが私にとっての『羅小黒戦記』であり、シャオヘイはやはり花澤香菜さんの声で観たいと迷わず「吹替版」をチョイスです。
可愛い絵柄と、“妖精”がメインキャラクターであるファンタジーというジャンルに対して、ナメていたわけではないもののいささか軽い気持ちで観始めた本作。ところが、「妖精と人間」という異なるアイデンティティ間における“居場所”について、「共存か対立か」で揺れ続ける現実社会を映し出したようなストーリー。強硬派から穏健派まで幅広くグラデーションな考え方と、過去に起きた歴史問題に対するそれぞれの想いが交錯する中、「理想とは?」を考えさせられ更には「その現実のための選択」を問われ続ける重要且つ難題な内容。そして、独自の世界観における社会構造に対する理解と、沢山のキャラクターとその属性、さらに固有名詞に対する中国語への慣れと記憶など、正直一度観ただけでは消化しきれません。ただその点、シャオヘイの可愛らしさは何度観ても飽きないので全くネガティブではなく、今後も定期的に観直したい“飽きっぽい私にとっては”稀有なシリーズでもあります。
続編となる本作はまず、前作に起きた重大ないさかいがきっかけで様々な“現実”に触れ、自分なりの“選択”に面と向かうことの重要性、そしてそれに見合う自分となるための決意で立ち向かうシャオヘイ(花澤香菜)が、弟子入り志願を許された“最強の執行人”ムゲン(宮野真守)のもと、修行と飲食に明け暮れる毎日。今回もシャオヘイは美味しいものにときめき、その食いっぷりが最高です。そして、本作きってのキーパーソン・ルーイエ(悠木碧)の登場と、シャオヘイとのコンビによるファイトは身悶えるシーンの連続。二人の関係性とそこにルーイエの過去が重なり合い、それぞれの「正しい選択」に観ている私も揺れ動きます。そしてさらに、同時進行でもう一つの危機と対峙しつつ、人間・ムゲンに対する疑心暗鬼で一触即発の妖精たちとの攻防がまたハラハラ。前作で“彗星の如く”登場したにもかかわらず、ある理由から力を発揮することなく一転して手持ち無沙汰となったナタ(水瀬いのり)も、今回はとうとう本気モードの戦闘が見られます。
と言うことで、今回も裏切るどころか益々“好きさマシマシ”となった本シリーズ。配信で何度も観るのもいいけど、久しぶりにフィジカルメディアやグッズにまで動きかねない食指を抑えるのに必死です。早く3作目が観たい!!
羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)が5年振りに帰ってきた
シャオヘイが相変わらず可愛い
ジブリを継ぐのは本作の制作陣なのでは…
「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」という超傑作の続編で、期待値は高くハードル高かったと思うけど、素晴らしかった。
世界観は変わらず最高を崩さずに、ストーリー(現代の多くの諍いに通じる)とエピソード(面白く優しく可愛い)とアクション(超能力とカンフー)のバランスが良く、少しも飽きるところのない展開で大満足✨✨(←シャオヘイが美味しいものを食べたときの目のイメージ)。
とは言え、あまりに前作「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」がいい(⭐︎5+)ので、超えたとは思わないけど、本当によくできてた。ジブリリアタイ世代として、ジブリを受け継ぐ日本アニメが見当たらないなか、この作品の制作陣にはその可能性があると感じるほど(中国の方々がジブリ的な世界観や宮﨑駿翁的な動きの自然さと面白さをあれほど取り入れてモノにしていることには少しばかりの悔しさはありますが…)。
できれば前作を配信などで観てから、無理なら予備知識は少し入れてからがいい。オススメです!
あ、最後に。忘れちゃならない吹替版の日本人声優陣が最高っす!花澤香菜さんは日本の至宝💯どれだけ振り幅あるんですか⁉︎
2度3度と観たいっす
<11/22追記>
本日4回目の鑑賞。初字幕バージョン。吹替と字幕、どちらも良いことを確認。4回観て4回とも明るくなった映画館内の空気が、「いいもん観たわー」の満足感で満ちてて最高の気持ち。特に今日は3週目特典開始日で字幕版は1回だけの上映だからか満席。満席の客から放たれる満足感の空気ってとてもいいものです。
本当はそこにいたみんなで「あのシーンが最高だったね!」って語り合いたい気持ち。それができないからつぶやいたりここに追記をしたりしてるけど、それもまた余韻を感じていいものです。
そんなわけで、映画のレビューには全くなっていない追記を置いていきます。
アニメーションが素晴らしい
凄い、凄い!
とあるセクシー女優さんのツィートで「良い」と聞いて、前作を観に行って、すっかり魅了されてしまった。
今作は期待をはるかに超えて、あらゆる部分でスケールアップ!!!
キャラもどっと増えるけど、みんな魅力的。
妖精としての個々の超能力を巧みに織り交ぜたアクションは超絶、スピーディ。
今回はそれに人間の兵器が加わる。
予想出来ない展開、時折挟み込まれる笑い、ほのぼのした日常、美しい風景。
テーマも現代の日本に通じるものもあるので、是非、多くの人に観て欲しいものです。
あと登場人物があまり喋らず、できるだけ絵で、動きで表現しようとしてるのがいいなあ。
日本のアニメは、特殊能力とか、思ってる事とか、みんなセリフにして喋っちゃうもんな。
欲を言えばCGのところも、手描きで観たかったかな。
でも、それじゃ制作にもっと時間がかかっちゃうか。
このクオリティなら、是非、続編が観たい!
今回、前作でほとんど出番がなかったナタ様のアクションが少し見られたけど、まだまだ足りない!
出来たら、このスタッフ、この世界でナタを主役にした作品が観たい!
実は自分の初めて観た中国アニメが『ナージャと竜王』という作品で、このナージャはナタの事です(ちなみに併映は『牧笛』という墨絵アニメでした)。
ナタは確か中国では有名な昔からの人気者で、たぶん何度もアニメになってるんだろうけど、こういうキャラで登場したのが個人的に痛快でした。
とりあえず、もう一回、観に行きたいな。
“中国アニメの覚醒”――文明と自然が交錯する新しい物語
本作は、単なる続編ではなく、中国アニメが、世界の映像文化の中でようやく“思想”を語れる段階に到達したことを示す作品と感じた。前作の繊細な手描きと軽やかな感情線を引き継ぎながら、本作はより社会的で、より哲学的な問いを内包している。それはつまり、文明が自然を管理しようとする現代人の傲慢さへの、静かなアンチテーゼ。
人間と妖精の関係性を通じて描かれるのは、単なる異種共存の物語ではなく、「秩序と自由」「理性と感情」「管理と共生」という価値のせめぎ合い。ムゲンは理性の化身として秩序を守る存在であり、シャオヘイはその秩序に内在する感情の芽吹きを体現する。一方、ルーイエは両者の中間に立ち、迷いながらも共感と慈悲を選び取る。その構図はまさに、儒家の秩序、道家の自由、仏家の慈悲という中国思想の三位一体を、キャラクター造形として再構築したものだ。ここに、近年の中国アニメに特有の“思想の厚み”が生まれている。
映像面では、筆致を残した背景や柔らかい光の設計に、明確な中国的美意識が息づく。アクションの流れには太極拳のような「静中動」の呼吸があり、喧騒ではなく静寂の中に生の実感がある。世界のアニメがスピードと刺激を競う中で、本作はあえて“間”と“気配”を描く。情報過多の時代において、これは逆説的に最も現代的な表現である。
ただし欠点もある。ストーリー構成は既視感が強く、設定説明も薄い。妖精がなぜ国家レベルの脅威として扱われるのか、その社会的背景は十分に語られない。だが、これを単なる説明不足と断ずるのは浅いと考える。本作の核心は“誤解された脅威”であり、人間社会の恐怖装置を象徴的に描いているからだ。ミサイルや衛星兵器の存在は、制御不能な他者を抹消しようとする現代の「合理的狂気」のメタファーとして読める。
そして何より、ルーイエとシャオヘイの関係が本作の情緒の中心にある。ムゲンの圧倒的な力が物語の重力であるなら、ルーイエの揺らぎは物語の呼吸だ。彼女の不完全さが、少年の成長を照らす光になる。その温度差があるからこそ、この作品は単なるアクション・ファンタジーではなく、「他者を理解することの痛み」を描くヒューマニズムに昇華している。
中国アニメは、技術的な成熟期を過ぎ、今や“語るべきもの”を見つけた。『羅小黒戦記2』は、その第一声なのかもしれない。ここには、文明と自然の均衡を取り戻そうとする静かな意志がある。世界が分断と合理の果てに疲弊するなか、中国的な中庸と循環の思想がどこまで普遍化できるか。その挑戦の行方を、この作品は静かに告げている。
中国発の世界的ヒット作品が誕生する予兆は、この作品の中にあるように感じた。
Little Bouquet
5年前に1作目を観た衝撃は忘れられないものがあり、続編も楽しみに待っていました。
特典はイラストボードと簡易パンフレットでした。
前作からガラッと変わった世界観で、尚且つ広がっていくキャラクターやバトル描写も圧巻、姉弟弟子としての面白さもあったりとで盛りだくさんでど直球なエンタメを喰らえて最高でした。
シャオヘイとムゲンの旅から2年が経ち、ある会館が襲撃されたのをきっかけにムゲンが容疑者筆頭として扱われ、その容疑を晴らすためにムゲンの弟子であるルーイエと共に新たな旅に出向くという王道な続編で良きでした。
初っ端の襲撃からとんでもないクオリティでのバトルシーンが描かれ、正攻法の能力バトルにイカつい格闘シーンも含め、とにかくスピード感ありまくりで脳汁ドバドバでした。
容赦なく死んでいきますし、スマートな銃撃とばちばちの能力バトルで圧巻でした。
ムゲンがナタと共にゲーム篭りになったので、ルーイエと共に各地を巡っていく様子が描かれるのですが、各地の会館の色彩がとんでもないくらい綺麗で、一瞬一瞬しっかり残る風景が多く詰め込まれており目の保養になりました。
最初は冷たかったルーイエと徐々に距離が近づいていくのが良いですし、ムゲンに化けた敵を見てニヤリとしながらフルボッコにしていくシャオヘイを笑いながら撮影しているところが微笑ましかったです。
飯周りでたくさん世話してくれるのも良いですし、ホテルでモリモリたくさん食べててこっちまでお腹が空いてきました。
飛行機アクションは類を見ないレベルのトンデモっぷりが炸裂しており、飛行機落下という一大事なのにとんでもないくらいワクワクしてしまいました。
落下していく中での機体でってのならたくさんありましたが、まさかまさかの外に出ての空中戦や糸を用いての機体を操縦し、まさかまさかの機体をコンパクトに分解して無事に着陸させるとかいうほんまのミッションインポッシブルを観れるだなんて…ドキドキしっぱなしでした。
改めてムゲンって異常なくらい強いじゃん…というのを痛感させられました。
ずーっとゲームをしながらのんびりしていたのに、一度戦場に立つと圧倒しまくりで頭も回りまくりとかいうバケモンで多人数相手だろうと蹴散らしますし、人間の兵器なんざダメージすら与えられない無双っぷりで、そりゃこの人を全面に押し出したらシャオヘイが霞んじゃいますし、そりゃシャオヘイもボコボコにできるもんならしたくなるわなと思いました。
そのムゲンと余裕で戦うナタの底知れない最強感も異次元すぎてホクホクしました。
ラスボスとの戦いではシャオヘイとルーイエで共闘しながらの工場での縦横無尽に駆け回るハイスピードアクションはこれまでのアクションをさらに超えていくハイパークオリティで楽しすぎました。
瞬間移動はもちろん、相手を飛ばしたり、思いっきりぶん殴ったり、止まる時間が無いんじゃってくらい動き回っており、まるで少年漫画な世界に飛び込んだんじゃってくらいの没入感でした。
最後にルーイエがボソッとたまにはこっちにおいでよってセリフはめっちゃ効きます。めちゃめちゃ効きます。
クールなパイセンのちょっとしたデレは効きます。
展開的にはまだまだ作れそうですし、まだ見ぬ強いヤツに会いにいくシャオヘイをこれからも見守っていきたいです。
大好きな作品のまっすぐな続編、最高!
鑑賞日 11/7
鑑賞時間 16:00〜18:20
面白かった
タイトルなし(ネタバレ)
前作同様、『人間と妖精の共存』をテーマに、主人公、小黒と無限の姉弟子である鹿野との交流を中心に、物語が展開していく。
ただ、今作は前作とは違い「内部抗争」のような形となっていて、前作よりもよりシリアスな雰囲気を漂わせている。ゆえに敵以外に人間がほとんど登場せず、前作のような「小黒と人間との交流」を期待している人は肩透かしを食らってしまうかもしれない。
幼さゆえの小黒の視野の狭さ(どちらか一方が正しくて、どちらか一方が間違っているという認識)が目立つものの、鹿野含めた周りの大人がそれを否定も肯定もせず、ただ彼の成長を見守っているのが印象深い。
自身を取り巻く環境がどんどん複雑化していく中で、小黒が最善を尽くそうと頑張っているのが非常によく伝わってくるので、見ている側はそんな彼を応援したくなる。主人公として、とても好感を持てるキャラクターだと思う。
その一方で、前作で感じていた「情報過多な部分」は今作でも健在していた。
特に今作は前作の倍近い数の人物が登場し、その上で「全て知っている前提」でストーリーが展開していくのでついていきづらい。羅小黒戦記自体、テンポが速い作品なのでなおさら。
実際、シアターを後にする際、他の客達が「鹿野以外のキャラの名前を覚えていない」と話しているのを聞いたので「ついていけない」と感じる人はたぶんそれなりにいるのではないかと思う。
作画は前作よりもレベルアップしていて、特に戦闘シーンはかなり見応えがあったので、それゆえにせっかくの面白い作品を、ある程度の予備知識がないと100%楽しむことができないというのは、少し残念だなと感じてしまった。
ただ、繰り返しにはなるが、作画は前作よりもレベルアップしているから、これだけでも観に行く価値は十分にある。
前作のスピーディな展開についていけた人は、観に行ってみてもいいかもしれない。
一瞬も目が離せない
吹替版と字幕版を両方観ました。
ずっと楽しみにしていた羅小黒戦記の続編。正直、一作目が本当に好きすぎて、続編が好きになれなかったら、新キャラを愛せなかったらどうしようというわずかな不安の気持ちすらあったのに、今、それが杞憂だったことが、この素晴らしい作品を観ることができた幸福で胸がいっぱいなのが嬉しいです。
前作から二年。無限師匠と小黒の関係の変化が、本当に些細な描写の端々から伺えます。
個人的に注目したのは、視線を合わせることなくごく自然に手を繋ぐシーン。何度かあるのですが、二人の関係の深まりを感じました。また、終盤のアイスの件はあまりに可愛らしい親子の会話で、お気に入りのシーンです。素直に小黒が師匠に甘えられていることが、前作の彼の境遇を思うたびに心から嬉しく思います。…それはそれとして、修行面ではフラストレーションが相当溜まっていたのか。偽無限が出てきたときの小黒の様子は今作で一番生き生きとしているように見えて笑ってしまいました。
新キャラとして出てくる姉弟子の鹿野(ルーイエ)。強く美しくかっこいい、まさに無限師匠に鍛えられた弟子という説得力があり、とても魅力的なキャラクターだと感じました。クールなキャラというのは予告から印象として待っていましたが、小黒にボコボコにされる偽無限をケラケラ笑いながら撮影していた姿にギャップを感じて大好きになりました。
本作は小黒と鹿野が対比的な主人公の役割を負っており、小黒との交流を通して彼女自身にも内面の変化が起こったことがラストシーンからも伺えます。人間に生活を破壊され、人間の無限に救われた二人。彼らの選び、導き出した答えの違いが、前作から羅小黒戦記で描かれている、複雑で根深い分断の問題に、安易に答えを描かないという真摯さとリアルさを感じます。
また全編を通して、前作との温度感やスケール感の違いにも驚きました。特に冒頭の戦闘描写の残酷さ。血が飛び散るわけではない。けれど崩れ落ちて脱力する体や生気を失った表情など、確かに命が失われたと感じる瞬間の描写に胸が痛くなりました。前作ではそれほど描かれなかった人間側の悪意や脅威が、今作では随所に描かれ、倫理的なストレスがほとんどなかった前作との違いを感じました。
ただ、アクションシーンも劇伴もアニメーションも本当に素晴らしく、日本の最前線のアニメ映画と遜色ない、どころか、個人的には超えていると感じる部分さえあります。続編ではありますが、この作品だけ見ても楽しめる内容になっているかなと思います。
本当に本当に、制作スタッフが愛を込めて作品に携わっていることがわかる作品です。背景のモブのようなキャラまで、まるで生きているかのように自然に動き、息をしてその場にいるので、一瞬たりとも目が離せません。
是非劇場で上映されているうちに、出来れば音の良い映画館で鑑賞することをお勧めしたいです。
前回見たけどあんまり記憶に無い お空の🏯でファンタジーみたいだった...
前回見たけどあんまり記憶に無い お空の🏯でファンタジーみたいだったような気がするが
冒頭からお話が超現代版になっててまずビックリ
ルーイエ姉さんちょっと怪しかったけど、能力がすごい格好良かった マグニートかいな 黒幕は最近の中国アニメこのようなパターンが多いな けど意外な人達が手を組んでとかヤケに意味深、現実味が有る ナタって中国で人気あるキャラなんかな、別のアニメでも居たのであっ!ってなった
絵柄はカワイイのにアクションにスピード感満載ですごく面白かったです にしても終盤打ち上げ花火みたいなのには流石にムゲンさんチート過ぎ!
対比・メリハリの気持ち良さ。
実はこの日「呪術廻戦」の観賞予定だった私。
しかし、前日にサブスクでTV版呪術廻戦の予習してみたら、第1シーズン後半辺りからほぼ理解不能。「劇場版の前半はTV版のダイジェスト」「渋谷事変を知らないで観ると厳しい」という、先達たちのありがたいレビューを拝見し、予約したチケットは無駄になるが前日夜に「羅小黒戦記2」に急遽切り替えを決定。
そのため、昔劇場で観賞したきりの1作目の復習ができず、記憶もボヤっとしたまま朝イチで劇場へ行くことに。
前作は、いろんな名作アニメのオマージュらしき演出も多くて、キレの良いアクションと可愛らしいキャラクターが魅力的ではあったもののあまり新鮮な感じは受けなかった。
しかし、今回はクオリティがしっかり上がっていた。静と動のメリハリ、デフォルメとリアル、シリアスとほっこり、ここぞというケレン味とクールにやり過ごすといった対比のバランスが絶妙。
映像もアクションシーンを中心に非常に新鮮でオリジナル感に溢れていたし、何より、映像を観ていてとても「気持ちが良い」。
今作もかなりアクションに比重が置かれていて、物語は(シリーズを初めて観る観客や、私の様に前作の設定をちゃんと覚えていない客には)多少飲み込むのに時間がかかる部分もあったとは言え、人間ドラマとしても見ごたえがあった。
ナタ様は引き続き「何かある」キャラの様なので、まだ続編は作られるんだろうな。ワクワク。
有名声優が主要キャラに顔を連ねていて、「これは『鬼滅』か?」と見紛うほど。
もちろん、その分安定の仕上がりになっている。
一見さんでも大丈夫…とは言えやはり1作目を観てから行くべし。
固有名詞が中華風なので、人名なのか何かの名称なのか混同しないようにご注意を。
物語もアクションもすばらしい!
■ 作品情報
妖精と人間が共存する世界を舞台に、猫の妖精・羅小黒(ロシャオヘイ)の冒険と成長を描いた中国の劇場アニメ「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」の続編。監督は木頭(MTJJ)と顧傑。吹替版の主要キャストは、シャオヘイ役に花澤香菜、ムゲン役に宮野真守、ルーイエ役に悠木碧、ナタ役に水瀬いのり。製作国は中国。
■ ストーリー
前作から2年後、黒猫の妖精シャオヘイは、師匠である人間ムゲンと共に穏やかな日々を過ごしていた。しかし、その平穏は突如として破られる。とある会館への襲撃事件が発生し、長きにわたり保たれてきた妖精世界の平和が脅かされる事態となる。妖精会館からもたらされた任務により、シャオヘイとムゲンは離れ離れとなり、二人の運命は大きく揺らぎ始める。次々と現れる新たな脅威に直面する中、シャオヘイは姉弟子ルーイエと共に、事件の真相を探るため、新たな冒険へと旅立つ。彼らの前には、異なる種族間の対立や、世界の秩序を巡る大きな葛藤が立ちはだかる。
■ 感想
前作を観る機会がないまま、本作の公開を迎え、正直なところ「果たして話についていけるのだろうか」という不安を抱えていましたが、ほとんど問題なかったです。物語にあっという間に引き込まれ、最後までとても楽しかったです。皆さんのレビュー高評価にも納得です。
序盤、会館を襲撃する激しいアクションシーンにいきなり心を掴まれ、続く展開への期待が膨らみます。しかし、それはまだ序の口で、その後もさらに迫力を増すバトルシーンの連続に、ただ息をのむばかりです。キャラクターたちのキレッキレの動きを、縦横無尽に駆け巡るカメラワークが捉え、まさかと思わせるトリッキーな演出の数々に終始魅了されます。何が起きているのか目で追いきれないほどの驚異的なハイスピードバトルは、まさに圧巻の一言です。
物語の核となる人間と妖精の共存というテーマは、現代社会が抱える問題にも通じる普遍的なメッセージ性を帯びており、非常に考えさせられます。その中で描かれる師弟関係の機微や、異なる思想を持つ者たちのぶつかり合いもまた、深く心を揺さぶる見どころです。
ただ、初見の自分には、登場するキャラクターの大渋滞に少々戸惑い、それぞれの思惑や細かな駆け引きを完全に理解しきれたとは言い難い部分があります。ぜひ時間を見つけて前作を鑑賞し、もう一度本作を深く味わい尽くしたいと思います。
それにしても、中国アニメーションのクオリティの高さには、改めて驚かされます。以前に観た作品「ヨウゼン」で感じた高水準が、本作でも遺憾なく発揮されており、もはや日本のアニメと遜色ないどころか、新たな表現の可能性すら感じさせます。今後、中国アニメがどのような進化を遂げるのか、ますます期待が高まるばかりです。そして、異種族の共存という、ある意味で非常にデリケートなテーマを中国が描いているという点も、実に興味深かったです。
作品の世界観を認識するのが時間がかかる
前作を観ていたはずだが
時間がたっているのでだいぶ忘れている状態で観た
前作を観たはずなのに世界観を認識するのに時間がかかって
知らないモブが多いと思った
本作はムゲンが襲撃事件の犯人を疑われてしまっているので
シャオヘイが姉弟子のルーイエととも真犯人探しをする。
ルーイエはいろいろと非情に見える行動をするが
彼女は仲間たちを失った悲しい過去があった
実は黒幕はリンヤオだったが
動機が襲撃の動機がちょっとわかりにくかった
アクションの作画はかなりレベルが高い
最後にムゲンがミサイルやレーザーをモノともしないで
進んでいくシーンに対しては無敵すぎて逆にシュールに思える
非常に格好良いバトル
ファンタジー世界と近未来が融合した素敵なチャイナ
全106件中、61~80件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。











