自然は君に何を語るのか

劇場公開日:2026年3月21日

解説・あらすじ

ベルリン国際映画祭やカンヌ国際映画祭で幾度も受賞をしている韓国の名匠ホン・サンスが、恋人の家族と一日を過ごすことになってしまった詩人の青年を主人公に、お酒によって引き起こされる取り返しのつかない失敗を、ユーモラスかつリアルに描いたホームドラマ。

詩人のドンファは恋人ジュニを家まで送り届けた際、玄関先で彼女の父親と鉢合わせし、思いがけずジュニの家族と一日を過ごすことになる。最初はギクシャクしていたものの、ジュニの家族に家や近所を案内され、会話を重ねるうちに少しずつ距離を縮めていくドンファ。やがて一家とともに夕食の席についた彼は、勧められるままにお酒を口にするうちに酔いが回り、食卓には次第に気まずい雰囲気が漂っていく。

ホン・サンス監督の「逃げた女」や「旅人の必需品」でも詩人役を演じたハ・ソングクがドンファ役に扮し、本作でホン・サンス映画初主演を飾った。娘の恋人を迎える両親役は、ホン・サンス映画の常連で、実生活でも夫婦のクォン・ヘヒョとチョ・ユニ。ジュニ役を「旅人の必需品」「小川のほとりで」のカン・ソイ、ジュニの姉役を「イントロダクション」のパク・ミソが務めた。2025年・第75回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作品。ホン・サンス監督のデビュー30周年を記念して5カ月連続で新作を上映する企画「月刊ホン・サンス」の第5弾作品として、2026年に劇場公開。

2025年製作/108分/G/韓国
原題または英題:What Does That Nature Say to You
配給:ミモザフィルムズ
劇場公開日:2026年3月21日

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第75回 ベルリン国際映画祭(2025年)

出品

コンペティション部門 出品作品 ホン・サンス
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映画レビュー

3.5 ホン・サンス的としか言いようのないこの妙味

2026年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

またもや意味深なタイトルを冠したホン・サンス作品の到来である。『WALK UP』『私たちの一日』のようなミニマリスティックな作品とは違い、今回はシーンやストーリーに展開がある。それこそ「彼女の両親に初めて会う」という構造は、何か事件が起きないはずがない典型的なコメディ装置だが、ホン・サンスの手にかかれば『ミート・ザ・ペレンツ』とは一線を画す自然派テイストへ昇華されていく。その内部には穏やかな会話劇が横たわり、少々変わった構造の敷地内をあちこち探索するのと同様、一人一人の登場人物もまた、相手の奥底にあるものを探り探り掴み取ろうとしているかのよう。お酒やタバコも活躍するし、詩は最強のリトマス試験紙となる。それに彼女の口から飛び出す「断定しないで」という言葉はホン・サンス作品のある種の肝のような気がする。ハ・ソングクの実直な存在感や不器用さがとても良く、炙り出される人間性に微笑せずにいられない。

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牛津厚信

4.5 身体と心の健康は大事。

2026年4月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

この映画を観て、人間のどうしようも無さに嫌悪感や怒りや苛立ちを感じるのか。人間の滑稽さにお可笑しみや親愛を感じるのかはその人がどんな風に人間を見ているのかによって分かれそうです。
私自身はどうなのかと言うと、映画を観た日は体調や機嫌が良かったので後者ですわ。
ホン・サンス劇団による意味ありげな気まず会話劇ですいつものあれです裏切られません、観て良かったです。

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春

3.0 ホン・サンス初心者向け爆笑会話劇

2026年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

月刊ホン・サンス、ラストの作品。
いちばんわかりやすいし、良い意味で捻りがなく、笑える面白さ。

冒頭からもう何となくダメなヤツだとわかるドンファ。
彼女の家に彼女を送ることになったことから、悲惨な1泊2日を送ることになる。

ホン・サンスらしい会話劇ながら、場面転換も多々あり、飽きさせない。
このドンファがどうしようもなくダメなヤツなので、笑えるし飽きないのだろう。

しっかし、ホン・サンスの映画は、絶対マジでお酒を飲んでいると思うし、
食事もガッツリ食べているに違いない。そこの臨場感がハンパないし韓国のお国柄が
よくわかる描写なので毎回楽しみである。

次回ホン・サンス作品を観れるのはいつになるのか。楽しみに待ちたい。
今日もホン・サンスファンと思しき強者しか劇場にはいなかったと思うが、
私と同じ気持ちに違いない(笑)

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ひでちゃぴん

4.0 ホームクロスプレーも悠々アウト、けど何かが惜しい、そして悔しい あっ監督出てきてリプレイ検証要請です、なぜでしょう?観客席も心なしか笑顔が広がっています、まだイニングは初回なんですが

2026年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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満天