「ちょっと遠慮気味のカメラ」レッド・ツェッペリン ビカミング La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと遠慮気味のカメラ
ギタープレイは勿論の事、ギターの選択、ピックアップのコイルの巻き数、衣装まで、ジミー・ペイジの完全コピーに命を懸けるジミー桜井さんの映画『Mr. Jimmy』を観て、彼の著作『世界で一番ジミーペイジになろうとした男』を読んだ以上は本作を観ない訳にはいきません。レッド・ツェッペリン存命の3人のメンバーが語る結成から”LED-ZEPPELIN II”までのドキュメンタリーです。
ヒンデンブルグ号炎上の有名過ぎるジャケットの”LED-ZEPPELIN I" は、リリース時にはロック雑誌などで散々に叩かれたなど知らなかったお話が次々と出て来て楽しめると共に、当時のステージ映像もタップリ、曲もフルコーラス聞く事が出来ます。でもここまで描くのならば、ジョン・ボーナム(dr) が亡くなるまでの物語にしてほしかったなぁ。また、公認映画だからか、いい所だけ集めてお話を奇麗にまとめ過ぎている様に感じました。人には言えない恥ずかしい所も沢山あったんじゃないのかな。そこを遠慮してはドキュメンタリーにならないよね。
コメントする
