竹とタケノコ
2024年製作/37分/G/日本
オフィシャルサイト2024年製作/37分/G/日本
オフィシャルサイト2024年公開作品
U-NEXTで鑑賞
監督と脚本は『願いのカクテル』の川上信也
粗筋
豊橋伝統の手筒花火
膵臓癌で父を亡くした三島悠人は代役として父が作った手筒花火を持つ
父も発達障害だった
似てるなと思ったら清水尋也の兄だった
この作品のために手筒花火に挑戦したであろう駿河太郎&清水兄
クレイジーだがそもそも祭りとはそういうものかもしれない
配役
発達障害だが絵描きの才能がある三島悠人に清水尚弥
悠人の幼少期に岩本樹起
悠人の父親の三島晃に駿河太郎
悠人の母親の三島麻美に佐藤みゆき
愛知県豊橋市の約450年の歴史を持つ伝統である「手筒花火」、直径10cm長さ80cm〜1mほどの孟宗竹(もうそうだけ)に荒縄を巻き、火薬を詰めて作成。人が抱えて噴出させる勇壮な花火です。吉田神社が発祥とされ、揚げ手自身が竹の切り出しから行う。 揚げ手が点火された筒を抱え、最大10m以上の火柱を全身に浴び、 最後には「ハネ」と呼ばれる底が爆発し、大音響と熱風が足元に噴き出す命がけのパフォーマンス、轟音と火の粉が舞う姿は圧巻でした。
手筒花火も発達障害が遺伝というのも知りませんでした、手筒花火職人の父と絵を描くことにしか夢中になれない息子、幼い子が手筒花火を怖がるのは至極当然ですね、息子には伝わっていませんでしたが美術学校に行くことも同意、絵に夢中な息子のことを理解していた父親というのは父の死後、母から聞いて知った息子は父の採ってきた竹を使って手筒花火を造り打ち上げます。
それと言うのも竹は寿命の最後に花を咲かす、俺も最後に花を咲かせたいと言っていた父の想いにかられたからでした。手筒花火は無病息災や五穀豊穣を祈願する神社への奉納行事ですが、長年行事を支えてきた父親がすい臓がんにかかるなんて皮肉ですかね。
まさに竹の父と竹ノコの息子・・。短編でしたが素晴らしい父子物語でした。
映画の最後に「鈴木恵子さんに捧ぐ」という献辞が掲げられていましたが鈴木さんは愛知県豊橋市における映画(本作、異動辞令は音楽隊)やテレビドラマ(VIVANT、陸王)のロケを誘致・協力した一般社団法人(フィルム・コミッション)の専務理事で2023年10月17日、がんにより71歳で死去。翌年には豊橋祇園祭花火大会にて追悼の花火が有志の協力によって打ち上げられたそうです。