「戦闘民族」プレデター バッドランド U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
戦闘民族
初めてちゃんと見たような気がする。
なんかとっつき難い外見と野蛮さが目に余ってあまり魅力を感じなかったキャラなのだけど、物語が進むうちに潔さというか、ブレない信念みたいのが見えてくる。
侍と例えるのは過剰だとは思うけど、その人種にしかない戒律だったり価値観だったりと、およそ多数派が持ち合わせない精神性が魅力的だったなあ。
舞台も弱肉強食を絵に描いたような惑星で、コレ以上はない感じだ。そこに放り込まれたのが一族の儀式のようなもので、これまた無理がない。
ありそうな設定でおおいに頷いてしまう。
で、そこに棲息する不死身の何とかってモンスターの首を持ち帰るって事になるのだけれど…ギミックが優秀で「バッドランド」の副題に得心する。過酷な環境である。
おや?と思う部分はある。
一族の認識がやけに高かったり、言語を翻訳できたり、その生態まである程度把握してる万能サイボーグがいたりする。2年前に任務について2週間くらい前に下半身を失ったと本人が説明してたように思うのだが…そんなに頻繁にプレデターの一族はこの星に度胸試しに訪れていたのだろうか?
捕獲した武器もプレデターが作ったものだし、強いは強いのだけど簡単に捕獲できてしまう。
道具を使うのが信念に反しないのなら、イージーにも思う。
なんせ戦闘における知能指数がすこぶる高い。
武器を現地調達するとこなんかは感心してしまう。
おおよそ、7割くらいがアクションなんだけども、結構楽しかった。
人気になるのも頷けるなぁと思い、敬遠していた「プレデターvsエイリアン」も見てみようかなぁと思う。
エイリアンを狩る理由も、本能なんだろうなぁなんて、ちゃんとした行動理念を知り、俄然興味が湧いた。
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