「まだまだ記憶に新しいけど、これからも忘れてはだめ」フロントライン 勝手に評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
まだまだ記憶に新しいけど、これからも忘れてはだめ
映画館での公開を見に行こうと思っていて、行けなかった作品。VODに出てきたので早速視聴です。
このダイアモンド・プリンセスでのCOVID-19集団感染が起きた時点では、まだ日本では対岸の火事だったんだよね。この作品でも描かれているように、藤田保健衛生大学病院に収容して、暫く日本国内は(表面上)何とかなっていたけど、その後は日本国内に蔓延して行ったのは歴史の通り。
確かにこの時点では、この作品で得かがれている要因DMATがなって無いとかいろいろと言われていた。でも、いみじくも小栗旬演じる結城が言う通り、人道的に正しいのは、このDMATの活動だったんだろうな。だって、感染症専門医も撤退してたからね。
それと、藤田保健衛生大学に搬送中、急変があったという事は、この作品で初めてしりました。このあたりは、一般のテレビとかではほとんど報道されて無いんじゃないかな。大変だったな。
最後に。この作品でめちゃめちゃ興味深かったのは、厚労省の立松を演じていた松坂桃李。本当にあんな無茶する官僚がいるのかと思うけど、どうなんでしょうね。でも、なんの力も無い官僚だったわけではないだろうから、課長代理くらいだったのかな??それだと偉すぎ?物語終盤『踊る大捜査線』の青島と室井の約束の如く、結城が立松に「偉くなれ。そうすれば現場がやりやすくなる」というのは、中々面白かった。
