「薬師丸ひろ子の歌を口遊みながら自転車を漕ぐシーンから始まる意味を噛み締めたい」平場の月 錫邑さんの映画レビュー(感想・評価)
薬師丸ひろ子の歌を口遊みながら自転車を漕ぐシーンから始まる意味を噛み締めたい
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薬師丸ひろ子の「メインテーマ」の歌詞が胸をえぐるシーンがある
堺雅人演じる青砥がラストで号泣するシーン
涙の止め方も知らない…
初めてカウンターに座ったであろう居酒屋で流れている歌
これ誰の、なんて言う歌だっけ?というたわいもない会話に首を突っ込む元店主がとても良い
その日からその居酒屋が馴染みになっていった(と思う)
その居酒屋に一人では決して行かなかった青砥が職場の仲間の昇進祝いに来ることになるラスト、カウンターの中にいる元店主が言った「久しぶり…」に堰を切ったように泣く青砥のシーンが胸を打つ
中学の同級生である二人の回想シーンは満月だった
大人になるにつれて見る月はどんどん欠けていった
もし熱海の温泉に行けたなら満月だったことを願いたい…
監督や脚本家の素敵な演出である
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