雪風 YUKIKAZEのレビュー・感想・評価
全363件中、341~360件目を表示
ちょっと贅沢な再現ドラマ。
今日は8月15日
設定が良かった。
日本人の為に尊い命を捧げた英霊がいたことを我々は忘れてはいけません。
今日は80回目の終戦記念日です(合掌)
そこで早速雪風(YUKIKAZE)を見てきました。
私は戦艦大和が撃沈させられた時に100名近い乗組員を救ったと言う「雪風」の逸話も知っていました。上官の命令に反し、危険を省みず乗組員の救助を行った雪風の寺澤艦長には感服します。
※艦長の本名は寺内正道海軍中佐
それ以前にも同じような逸話があります。
日本海軍が撃沈させた英国艦の乗組員400余名を救った駆逐艦雷(IKAZUCHI)の工藤俊作艦長は助けた英国兵に対し英語で「貴君らはよく戦った。本艦は歓迎する」と訓示をし食料や水を与えた上に捕虜とせず英国側に引き渡したと言う話です。
更に助けられた英国海軍の元軍人が戦後工藤艦長にお礼を言おうと来日されたが、工藤艦長はその事実を公表もせず亡くなっていたことに驚いたと言う逸話。
雷の工藤艦長、雪風の寺澤艦長は正に日本男子であり紳士であり士ですね。
終戦記念日に良い映画が封切られましたが、今後も先の大東亜戦争に関する映画が幾つか封切られますので鑑賞したいと思います。
主題歌はUru の手紙、これも良かった
戦争の時代を生きた先人達の想い
恥じない生き方をしたい
こんなもんかなー
舞台挨拶付き先行上映
海軍軍令部の愚かさに泣けます。
アップが多すぎる。
《試写会にて鑑賞》
空母いぶき、沈黙の艦隊と続いて
こちらはどうかと思いましたが
やっぱりこういう作品は表現が難しいのでしょうか。
そもそもなんで主人公の名前を変えたのだろう。
艦長が度々変わっているから?
CGも予算的に厳しい感じが見えたし、
間が詰めすぎのシーンがいくつかありました。
畑仕事を始めたと思ったらその直後に
休憩の指示ありで時間が経過した設定に。
水没した雪風の内部にダイブしたと思ったら
すぐに3分経過設定。いくらなんでも早すぎる!
繋がりができてなくて違和感を感じました。
人を引き上げるシーンや攻撃するシーンは
あまり緊迫感がありませんでした。
とある人の腕が外れるのですがその造形も
ザ・人形という感じでリアリティがなかったです。
また、艦長たちが言う「面舵いっぱい」などの
決めセリフに対して色々な俳優さんの言い方を
聞いてきましたが今回が群を抜いて寒かったです…。
慣れるまでに時間がかかりました。
そして極めつけは…
サプライズゲストなのかもしれないが、
さすがに永尾柚乃から有村架純にはならんだろ!
艦長の寺澤一利が先任伍長・早瀬幸平に
未来は”普通”が良いという話にも違和感。
当時の価値観を考慮しても、う〜ん…。
(自分の娘が結婚して孫を…と、たらたら語る)
申し訳ないが試写でじゅうぶんだと思ってしまいました。
しかも5回当選した。全体的に構成が残念。
風、薫る季節
タミヤだか、ハセガワだか忘れましたけど、ウォーターラインシリーズと云うプラモデルがありました。
戦艦、大和。
波、砕き進撃する船体が、雄壮でした。
空母、信濃。
大和と同じ船体が箱に入ってました。もうお分かりですね。信濃は、大和級3番艦を、急遽空母に変更して建設されたからです。
それに比べ、駆逐艦のプラモは、ずいぶん小さかった。確か、当時、200円でした。
駆逐艦のお仕事は、スピードを活かした魚雷攻撃。ヒット&アウェイで敵艦を駆逐します。ただ雷撃するなら、飛行機のほうが速い。山本五十六が証明すると、駆逐艦のお仕事は、対空戦闘へシフトします。
海の何でも屋ですが、当たり処が悪いと、魚雷一発で船体が砕け、数分で轟沈したそうです。
子供の頃、何気に遊んでいたプラモデルが映像化。あの頃の私は、それら一隻ごとに、どれだけの命が載せられていたのか、想像してませんでした。因みに沖縄特攻した大和、魚雷を10本以上被弾。艦命尽きるのですが、一艦で約3000名。随伴する数隻の駆逐艦に救助されたのは、300名足らず。その随伴艦に、雪風がいたような…。(初霜だったかな?。記憶違いなら、ごめんなさい。)
この手の映画は難しいそうです。理由は戦争を、美化していないか、あるいは史実と異なる描写があり、ミリタリー集団が、猛烈な批判を繰り返す。いずれにせよ、製作者の意図に関係なく、評価より批判が先行するからです。
それでも、風、薫る季節です。あの時、何があり、何が遺されたのか、そして、何が喪われたのか。御考慮願いたく存じます。
「連合艦隊」
私が大和のプラモを買うきっかけになった映画。沖縄に単艦特攻するので、史実と異なりますが、ある意味、トラウマ級の映画遺産。ご覧下さい。
「宇宙戦艦ヤマト」
第1話にゆきかぜと云う駆逐艦が登場します。残念ながら、こちらのゆきかぜは、故郷に帰ることは叶いませんでした。
かつて、このクニの未来を信じて離岸した艦船、航空機、潜水艦、人間魚雷の殆どが、未帰還です。名を残す雪風がいる一方、名を遺すことなく去ったゆきかぜも、います。
誰も、笑って死んだわけじゃない。
そのことだけは、忘れないでほしい。因みに当時、ゆきかぜは、古代艦の名称でプラモ化。100円でした。
以上、チラシと予告編を鑑賞。それを私の曖昧な記憶でレビューしてみました。星は暫定です。本編は、どうかなぁ。
観ました。
…普通が、いいな。
私達は、この普通を、大切にしている?。
この先、このクニは、普通でいられる?。
私達が護るべき普通とは?。
あれから80年経ちました。戦勝国は、戦勝国であり続け、自らを特別な正義を遂行する者として、ミサイル、ドローン、民間軍事会社、海警局を用いてでも、その正しさを、他者に知らしめるようになりました。敗戦国は戦犯として裁かれ、そこから何かを学ぶことで、世界との関わりを持ち続けることになりました。
どちらがいいと云う話ではありません。ただ勝者は他者から学ぶことはなく、自分の正しさを証明する為なら、何でもします。(例えば、かつて帝政ロシアと戦い抜き、国際連盟を脱退した帝国の存在を知ることで、それを学ぶことができます。)
私達は、敗者の末裔です。でもだからこそ、学ぶことができるはずです。先代が私達に遺したものは、何だと思います?。
和をもって尊しと為す
私の好きな言葉です。国際社会では通用しません。それでも先代が遺した思いを受け継ぐことは、無駄ではないはずです。
敗戦国のひとつ、ドイツ連邦が、急速に国防政策を進めているそうです。理由は、ロシア連邦と陸続きだから。
世界は確実に勝者の思惑で、先鋭化しています。海に囲まれた極東の島、私達にしかできない学びもあるはずです。その思いを込めて、雪風は再び、私達の前に姿を見せました。海原を駆ける益荒男に、私達はどう応えたらいい?。
この映画を、好きになれとは、言いません。でも、観てほしい。そして、普通の意味を考えてほしい。ついでに、駆け出し時代の中井貴一の勇姿に逢える「連合艦隊」も、やはりおすすめします。
信念と葛藤が織りなすリーダーシップの物語
戦争映画というと少し構えてしまいますが、本作は「リーダーシップとは何か」を静かに問い直す時間となりました。
先任伍長の早瀬(玉木宏)は、明るく朗らかな兄貴分でありながら、任務には真摯に向き合い、時には上官にもしっかり意見を述べる存在。艦長の寺澤(竹野内豊)は、静かな威厳を持ちつつも葛藤を抱える等身大のリーダー。そして伊藤長官(中井貴一)は、日本の未来を託すため、自ら命を賭す覚悟を決めていました。
この3人に共通するのは、立場や性格は違えど「信念」と「希望」を持ち続けていたこと。だからこそ、周囲の信頼や覚悟を引き出し、組織が動いたのだと感じます。
特に印象的だったのは、部下が上官に意見を述べるシーンが多く描かれていた点です。
太平洋戦争当時の日本海軍は、現場の判断や建設的な意見を尊重する文化があったことを知ると、よりリアルに感じられました。
この「意見できる関係性」は、現代の職場や家庭にも欠かせない視点だと思います。
雪風の乗組員たちは、それぞれの個性が役割に生き、強いチームワークを築いていました。
日常の中で誰かと協力し合うことの尊さを、改めて思い起こさせてくれます。
一方で、終盤に絡む万博や戦後の描写はやや説明的で、映画の余韻を削いだ印象もありました。エンドクレジットの音楽の持つ余韻の大切さも改めて感じました。
伊藤長官が率いた戦艦大和は、実際に片道燃料の特攻作戦で沈み、多くの命が失われました。
その苦渋の決断と葛藤を背景に持つからこそ、映画のセリフや登場人物の心情に重みが生まれているのだと実感します。
“信じる”こと、“託す”こと、“支える”こと。
肩書きではなく、人としてどう在るかを深く問う作品でした。
雪風が運ぶ、強さと優しさ
たまたま試写会の情報を見かけ、ご縁があって鑑賞することができました。
事前にはあらすじを軽く確認した程度でしたが、「雪風」という存在を知ることができて、本当に観てよかったと思える作品でした。
エンドロールが流れる中、劇場に満ちていた静けさが、この映画の余韻を象徴しているようでした。
作中でも随所に「静けさ」が効果的に使われていて、それがかえって登場人物たちの想いや、場面の緊張感をより強く印象づけていました。
戦争を描いた作品の中でも、この映画はどこか他とは異なる「温度」を持っています。
セリフでは語られない想い——「どうして戦争なんてしているんだろう」と問いかけるような、登場人物たちの表情がとても印象的でした。
「生きて帰る」「生きて還す」という願いの強さが、静かに、けれど確かに胸に響いてきます。
優しさと強さを併せ持つ彼らの姿、そして明るい未来を信じる気持ちに心を動かされました。
「雪風」、そして艦長・寺澤一利、先任伍長・早瀬幸平——
彼らの姿は本当にかっこよかった。リーダーシップとはこういうことなのだと、深く感じました。
---
後半「え?」と拍子抜けの演出はあったけど
言いたいことはハッキリ言葉にする時代だよな
みたいな気持ちになり、まあこれもアリか(笑)
表現が稚拙、韓国映画のようなこれでもか悲劇演出にガックシ
雪風を舞台としたフィクションとしているが、戦記に記されている雪風は、幸運艦というよりは、他艦が次々と戦没する中、その最期を見届ける死神、疫病神と呼ばれていたと記されている。
映画と違いすぎるでしょ。幸運艦として言われるのは、戦後のことのようです。
劇中では、幸運艦として特別視されているような演出、そして、劇中の主人公、寺沢艦長、準主役の広瀬先任伍長、幸運艦を導いてきた両名にハッピ−エンドを迎えさせない、まるで韓国映画のようなこれでもか悲劇の演出のようなストーリー展開にガックシ。
とってつけたような、「平和日本を頼んだぞ」のメッセージをこれでもかと言わんばかりのラストシ−ン、ここまで露骨にやられては、興ざめとしか言えなかった。
人気女優を最後にちょこっと出して、わざとらしい臭い演技させて、名前は破格の取り扱い、やめてよ!みっともない。名前借りのためにちょい出演させるために幾ら使ったのか?
バカでしょ。
安っぽい3文劇として記憶されました。残念!
もしも、訴えたいものとして、武士道精神とか、人の命を戦時下であっても大切にしたい、しようとした人たちがいたことを訴えたかったのならば、雪風よりも駆逐艦、雷を取り扱うべきだったように思う。
敵兵であっても、勝敗が決した後で有れば、万難を排し助ける、助けた艦が存在した事を伝えて欲しいと思います。
沈没した敵艦の乗員の救助を行うために、自艦の危険を顧みず、戦闘海域の真っ只中、艦を停船し、全力で全ての将兵を救った、駆逐艦、雷、艦長と乗員たちがいたことを後世に伝えるべきだ。
壮大なスケールで描くなんて嘘八百、こんな予算では作るべきではなかった
出撃しながらも、最後は必ず人を救って戻って来ることから、「幸運艦」と称された太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」の史実に基づく作品と、大義は素晴らしい、けれど映画作品としては最低最悪と言わざるを得ない。
今どきこれ程に汚らしいザラついた画面があろうか? おまけに彩度は死んでるレベル、ほとんど終始微妙に揺れ続ける画面からくる不快感に反吐が出る。周囲のセットの作りこみを省いたのか怠ったのか、それらが映らないように人物のアップの連続、正確にはバストショットで胸から上だけ、人物の居るシチュエーションがまるで観客に伝わらず紙芝居の様相。この駆逐艦を描こうとした目玉の救助シーンなんぞ、助ける人物と助けられる人物の上半身だけ、この安っぽさがまた何度も変化も工夫もなく繰り返される。引きの海面からのショットも別アングルも一切ない。反対に戦闘場面はマクロだらけ、これがまた昭和の特撮以下の有り得ないレベル。ザラザラの荒い画面に手書き同然の戦艦が同じアングルだけで繰り返し。CGなんて言えるレベルでは到底なく、バンダイのおもちゃの船を風呂場に浮かべるレベル。その上、海面がヘドロの海のような汚さ、南方の海上だと言うのに青さが全く無い。SONYの配給だと言うのに「キングダム」のレベルとは雲泥の差、ましてや自社のハリウッドのサポートなんて端から考えてないでしょ。
そして、この幸運艦をベースに人物の意思がまるで見えない。何をしたいのか? 何をしなければならないのか? 雰囲気だけで映画の方向性が欠落、だから退屈地獄。1970年の大阪万博の映像って何? 戦後25年でこの盛況なんて馬鹿な事を言いたかったの? 本土の女性達の描きようったら、紋切り型を1mmも出ない情けなさ。
そんな劣悪環境の中、役者達はペラペラセットの何で精一杯頑張ってました。竹野内豊の瞳に映る戦況悪化はいいけれど、彼の長い睫毛にばかり目が行ってしまいました。田中麗奈はいいけれど、長めの指の爪が違和感ありあり。音楽も控えめすぎてちっとも盛り上がらず、何を描きたかったのか、この監督さんやっと助監督から抜擢されたと言うのに、どうなっているのでしょ
バンダイナムコ、何をしたかったの? ソニーの信用落ちますよこれじゃ。そもそも壮大なスケールで描くなんて、嘘八百。
ショボすぎる。
まず、戦争を如何に描くかみたいな話以前に、とにかくショボい。
劇中で船員が西部劇の話を興奮しながらした後「こんな凄いものを作ってる国と戦争してんのか」と意気消沈して呟くシーンがあるんだけど、いや確かにこのクソショボい日本映画観てるとホント実感できますわ。
具体的に。
戦闘シーンなんか特にそうですけど状況を観客に叩き込む為に引きの画を大量に投入すべきなんだけど、本作ではチョビっとしか出てこない。
チョビっと出てくる絵もショボいくて、ピンボケまで起こしてる。基本的には海側からのカメラで背景としての船の壁や船室を前に状況を乗組員が台詞で説明する場面がメイン。
味方が敵の攻撃を食らった絵は作らずに役者の報告だけでストーリーテリングを進めると言う流れが大半。
あの大和ですら、最初に攻撃を受けるカットはなしで、もう沈みかけてる状態でようやくカットが入る。
ホント、一時が万事こんな感じ。
音声切って文字情報も見ずにこの映画見たら、何が何だか全く解らないと思う。
他にも、とある水難事故救助シーンとか出てくるけど、そこも一切引きの映像が無い上に、暗くて色々誤魔化せる為に予算削減の最大の味方である夜間シーンな為、事故が海なのか川なのか陸地なのか、どこで起こっているのか全く解らない。
その後、要救助者がアップになって掴まっていた物体が大写しになってようやく判るのだが、その時点まで伏せる理由は予算の都合以外はまるで無いのだ。
こういった全編に渡るショボさに比べたら、救助隊員が出動中に紛失する可能性が高いのにも関わらずアクセサリーを身に着けていたりする事や、登場人物のほぼ全員が、戦争はいかん人命が大事と言う、良い意味で当たり前の戦後の価値観を身に着けていたりする事など最早些末なことに感じられます。
後、劇中、事件が起きるわけでもないのに大阪万博の1970年からの振り返りが出てくる所とかは、2025年現在の万博と無理矢理関連付けさせて、なんか意味持たせた風の必死感しか感じませんでした。
大事な事なので繰り返しますがとにかくショボい映画。
アメリカに勝てとは言わんが、せめて並ぶ気概もないならそもそもこんなショボい映画作んな。
と、80年以上前にアメリカに勝てもしない戦争吹っかけて国内外に大量の無駄死にを生み出した大日本帝国と言うウンチ国家の事がオーバーラップした、終戦の日a.k.a.敗戦の日でした。
全363件中、341~360件目を表示











