「喪失と再建」ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
喪失と再建
時は第二次世界大戦、ナチスの台頭に危機感を覚えた牧師が、ヒトラー暗殺を企てた作戦に身を投じようとし…といった物語。
第一次世界大戦における最愛の兄の死、アメリカ留学先での人種差別…目の当たりにしたいくつもの経験が彼の思想を育て上げていくが、祖国はナチスがどんどんと大きくなり、まさかの教会までもが…。
成程、いくらナチスが支持されようとも、当時のドイツ=100%ナチスと言うわけでは当然ありませんからね。こういった人々もいたんだなぁ。あの状況での説教、どれだけ勇気のいったことか。
それでも、信仰と現実の狭間で苦しむボンヘッファー氏だが、とうとう暗殺と言う本来であれば忌憚とも言える手を打つことに。う~ん、こんなこと言ったら怒られてしまいそうですが、こんな状況で、敵を愛することで勝利を…なんて言ってもねぇ。祈るより決死の行動が求められる場面ですよね。
そんな彼らの勇気に感嘆させられる作品ではあるが、ちょっとワタクシには難しかったというか、話を見失いがちになってしまったかも。7人のユダヤ人を…の件、ゲシュタポの指示の意味がよくわからんかった。因みにあそこにいた兵達はスイス兵って理解であってるのかな?
そして、手を汚さない…か。
キレイな言葉に思えるけど、自分の手を汚さずに事を運ぼうとするヤツが一番信用ならんけどな…汗
さておき、あと2週間…にはタメ息が出そうになったし、危険すぎる悪を相手に命を懸けた人々の想いを無駄にしてはならないと思う今日この頃、と感じさせられた作品だった。
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