劇場公開日 2025年7月4日

「桐島の人生の一端を知る作品」「桐島です」 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 桐島の人生の一端を知る作品

2025年8月17日
PCから投稿

末期癌で入院して素性を明かした桐島。
それまでずっと小林工務店で内田洋として
うーやんの愛称で呼ばれて働きながら生活していたとは。

よくバレなかったなと率直に思う。
バレそうになったことは劇中同様あったとは思うが、
自分を目立たぬように、影のように潜伏し続けるのは相当な覚悟であったろう。
そのあたりは、キーナ(北香那)の告白を受け入れられない桐島に
その一端を感じた。

桐島が満たされていたであろう、若い時分の小林工務店時代の
キーナとの出会いやパブ?でのはしゃぐ姿、ボーリングを楽しむ姿など、
ここに時間を割き、桐島が普段何を考えて潜伏していたのかは
直接的には描かれず、ビル爆発で毎朝目覚め、安倍首相のスピーチ中に
テレビを壊す、外国人に対する姿勢など、、描き方で人格を表現していた。

客観的に桐島を知るきっかけとなり、学びとなる作品であった。

ひでちゃぴん
トミーさんのコメント
2025年8月17日

共感ありがとうございます。
そんな人だと思っていなかった、皆そう言いますよね。でも桐島は自分の行動を悔いてる様子は無く、思想は固かったんでしょう。

トミー