お祭りの日のレビュー・感想・評価
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かけがえのないものであったことを思い出させてくれる
家族や友人、異性との関係、学校や社会、部活動やバイト、そして旅行などの思い出が、夏の日のうだるような暑さや雲ひとつない青空、突然の雷雨、寂しさを感じる晩夏、ひぐらしの鳴きごえや花火、盆踊りの音などと共に、ふとよみがえってきて胸を締めつけられる人には、この映画が沁みるはずです。
各話の世界が花火の音でもつながるのですが、堀内友貴監督がこれまで描いてきたモラトリアムな時間が本作でも切り取られ、同じ時間軸の話のようでありながら、まるでそれぞれは別世界のようにも見えてくるのです。
そんなモラトリアムな時間の中で、交わるはずのなかった者同士がほんの少し会話をして同じ時間を過ごしたり、忘れた記憶を巻き戻し、外の世界に一歩踏み出すことで、それぞれが自分に猶予を与えていた時間が動きはじめるように見えます。
その瞬間をオフビートなコミカルさと会話、そして寂寞感とともに、夏の終わりの日に重ねたような作品です。何者でもなかったが、あの時間やその瞬間に感じたものは、かけがえのないものであったことを思い出させてくれます。
予告花火の音
5篇のお祭りの日の男女たちのエピソードを描いたオムニバスフィルム。
1話:オール・ユー・ニード・イズ・キル・ナカマル
自主製作映画の話、金玉を純金にされた男の復讐劇って何?、馬鹿じゃないの・・。
2話:ボウト・フォー・パボチャン
バス停で一向に来ないバスを只管待つ男、夜になって彼女登場。
3話:ラバーズ・オン・ザ・ハイグラウンンド
花火を盗んで打ち上げたがる無職の男、彼女に危険だからと言われて断念。
4話:ファー・フロム・ヒロシマ
同居する二人の女性、無くなったエアコンのリモコン、公園にいた熊のぬいぐるみの胸元にあったのを発見。
5話:アバウト・ティースブラシ
喫茶店で1話の話し声。1話に戻って繰り返し。
カタカナ英語のサブタイトルも内容も意味不明のオムニバス、共通しているのはお祭りの花火大会が中止らしいのに夕方に遠くから聞こえる花火の音、開催の予告でしょうかね。
飛んでくるのは85mね
祭りの日に、祭りに行かない若者たちを描いたオムニバス形式の群像劇。
自主制作映画のヒロイン候補を喫茶店に呼び、脚本をアピールする大学生の男から始まって行くけれど、なんすかこのツカミは?つまらないコントか舞台劇を観ているかのような会話劇で、映画としても…。
2話目はなんか掴み処ないし、3話目も大丈夫かこの登場人物?と、ここまでの3話は全てASDの人でも題材にしてます?
4話目になってやっと普通の人になったけれど、今度は唐突にファンタジー?そして答え合わせ的裏話?
4話目からはそれなりには面白かったけれど、長い前振りの割りに在り来りで読めちゃう大オチで物足りなかった。
作品とは直接は関係ないけれど、上映前にいきなり告知になかった舞台挨拶が始まって、当然終映時間が変わってしまう訳だけど、劇場の人に聞いても分かりませんとしか回答がもらえず。
別に誰だかわからない人たちのしかも話しが上手いわけでもなく作品の内容にも触れられない舞台挨拶なんか興味ないし、上映前から最後まで観られるかわからない苛立った状況に陥れられて最悪だった。
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