「大人の登場人物がほぼ全員変!」海辺へ行く道 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
大人の登場人物がほぼ全員変!
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大人と子どもの対比が実に面白い。
子どもは美術に長けた奏介が純粋にアートに向かい合っていて、
彼をとりまく人物たちが織りなす不思議なアーティーな作品。
大人がずいぶんとズレているというか変な人が多くて
この世界観が受け入れられないと、つまんないだろうなぁと思う。
私は”けもの”が町にいるという現実ではありえない違和感が面白くて、見入った。
子どもは純粋で、特に立花くんがお母さんをセクハラ爺さんから守るために
超能力を発揮するところは、彼が彼自身の闇と言っていたこととリンクして、
なるほどと思った。スプーン曲げは本当に超能力で曲げていたんだなと。
登場人物にほとんどつながりがあって展開していくストーリーは秀逸だと思う。
高良健吾と唐田えりかはスポットだったが。。。
剛力彩芽はひさしぶりにスクリーンで見た気がするが、実にいい味を出していた。
後半は主役といっても過言ではないほどの活躍に満足。
ふざけ加減をちゃんとしている加減が絶妙にマッチしていて、
声にならない笑いを生む映画だ。
実に不思議な雰囲気の作品であるが、ロケ地の景色と荘子itの音楽が
作品を豊穣にしていたと思う。
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