KYロック!

劇場公開日:2024年11月16日

KYロック!

解説・あらすじ

2023年4月に60歳となった加藤雅也の還暦を記念した作品。加藤がロックミュージシャン役を務め、自身初となるライブシーンも演じた。

60 歳を目前としていた孝祐は、第二の人生を切り開くため、長年勤めていた会社を早期退職し、仲間たちとのロックバンド「KY ブラザーズ」の活動に本腰を入れようと意気込んでいた。孝祐の還暦ライブを目前に控え、唯一無二の友で、バンドメンバーの豊が孝祐を拒絶し、バンド脱退を宣言する。50代終盤の孝祐に突然降りかかった友情の危機、そして長年感じていたコンプレックスという壁。第二の青春とも言える葛藤の中、孝祐は新たな一歩を踏み出そうとする。

主人公・孝祐役を加藤が演じた。撮影はオール広島ロケで行われ、「犬ころたちの唄」で主演を務めた広島のミュージシャン・ミカカが孝祐の親友・豊役で共演するほか、大塚寧々、ROLLYらが顔をそろえる。監督は「犬ころたちの唄」の前田多美。

2024年製作/99分/G/日本
配給:Donuts Films
劇場公開日:2024年11月16日

スタッフ・キャスト

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(C)映画「KYロック!」プロジェクト

映画レビュー

5.0 インディーズ映画をさほど気にしない方なら。

2026年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年11本目(合計1,753本目/今月(2026年2月度)4本目)。

 投稿数が極端に少ないのも、インディーズ映画あるあるで、この映画は広島市を舞台にした映画にあたります(よって、先行して広島市では放映されていた模様。したがって、広島県在住と思われる方の投稿がメインとなる)。

 広島県・市をメインに撮影したことはここにも描かれているのですが、「驚くほど」広島市という「確固たる根拠」に持っていきたくないのか、それを描くシーンが存在しません。もっとも、広島市をテーマにした映画といえば、

 ・ 戦争(原爆投下)もの:広島、長崎、沖縄に実質限定される
 ・ (どこの都道府県でも)ローカルもの:この映画もここのカテゴリ

…になるのですが、広島市内がメインと想定すると、普通に在住経験がなくても「出てくれば理解できる」であろう原爆ドーム、平和記念公園等は一切出てこず(もちろん、広島駅や路面電車ほかも一切出てこない)、この映画が「広島市ローカルネタである」ということを推知するには、

 ? (最初、主人公かが自転車を停めるところが)横川シネマ?
 ・ お好み焼きのメニューを書いてあるお店の存在(なお、お好み焼きを食べるシーンは存在しない)
 ・ サンフレッチェ広島の「応援旗」があるシーン
 ・ 「四国の八十八か所めぐりから戻ってきた」というシーンの存在(宇品港が想定できる)
 ・ エンディング直前でなぜか解禁されたかのように映る、路面電車

 …くらいしかなく、これを見逃すと「広島県は広島県だろうが、どこだろう?」というところになって、かつ、尾道あたりは、尾道が「映画の街」として知られるように独自の文化圏(広島東部、あるいは、岡山西部あたり)を築いているために特定が難しく、かなりの方が場面の理解に苦しむのでは…と思います。

 展開そのものは、還暦をむかえた、定年うんぬんの高齢者の当事者がロックバンドをやるだのやらないだのという話で、よくある話ではあるのですが(この点、以下※1)、この部分の描写も薄いために、なぜにそこまでトラブルになったのかまで読み解くのが難しく(まぁ、高齢者、あるいはそれに準じる方によくある「思考停止型」のタイプ?)、難しい部分はあります。

 (※1) 広島市内自体は「ロックの街」ということ「自体」は実はうたってはいるものの、一般の方はそのことを余り知らず、世界的に見ても、広島市といえば原爆関係という観点、観光といえば原爆ドームなり厳島神社なり(ここは広島市では厳密にはないが)を想定するため、「ロックがテーマ」ということは、どうしても広島市では「隠れがち」な論点で、ここまで理解するのは厳しい印象があります。

 採点は以下まで考慮しています。
なお、初監督かそれに準じる(ミニシアターなど中心で、作品数がおよそ10を超えない)監督さんである限り、採点幅は調整しています(カッコ内が正しい採点対象)。

採点幅を考慮したため、4.8を5.0まで切り上げています。

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 (減点0.1(→0.2)/心裡留保の対抗要件)

 心裡留保は、善意無過失の相手方、および、善意(過失の有無は問わない)の第三者には対抗できません(民法93条。善意の第三者対抗要件は判例、および、2020年の民法改正で93条2項が追加された)。

 (減点0.1(→0.2)/いわゆる危険運転の観点で好ましくないシーンがある)

 今、国会で(もっとも、リアル日本では衆議院が解散されて、選挙も終わったばかりですが)、いわゆる危険運転に関する部分を、「速度オーバー」の観点で、「何があろうが、一般道にせよ高速道路にせよ、その指定された上限+αを超えると自動的に危険運転みなしとする」ということが議論されていますが(このことが「法制化」される前の事件が、福岡高裁の先の裁判だった。検察側が上告したため最高裁に)、このことは一般常識論でも、「極端に制限速度をオーバーして運転する行為」自体が現状の(2023~2026年ほどの5年くらいのスパンで見て)感覚にあっておらず、その配慮は欲しかった部分があります。

 (減点なし?(→減点なし?)/舞台が広島市であることを理解しづらい)

 この点、先行上映等で見た方も広島市に何らかのゆかりがある方が大半で、この映画を見て「舞台が広島である」ということを理解できる方は相当限られるのでは…と思います(ただ、映画の趣旨として、広島が舞台であることは本筋ではなく、極論、北海道でも沖縄でも成立する)。この点は何らか配慮が欲しかったところでしょうか。
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yukispica

4.0 面白かった!

2026年2月14日
iPhoneアプリから投稿

普段、ドキュメンタリーばかり観てる私。
本作は、音楽が好きなのと、夢を追う定年世代が主人公の物語とのことで、何となく興味を持って鑑賞してみたところ、予想以上におもしろかった。

まず、主役の孝祐を演じた加藤雅也はじめ俳優たちの芝居が至って自然!(最近、脚本や演技が不自然なフィクション作品に当たることが多かったので、今回もちょっと警戒してた…(^^;;)

円熟味を増した大塚寧々さんが素敵。そして、初めてその存在を知った“ミカカ”(広島を拠点に活躍するミュージシャン)がシブい。何より特筆すべきは、ミカカ演じるKYブラザーズのメインギタリスト、豊が脱退したのち穴埋めとして登場するカリスマギタリスト、ROLLY(役名はジョージ)のカッコ良さ!(ROLLYについても、本作を観るまでは、以前テレビで話題になってた、一風変わったミュージシャン…くらいの認識しかなかった)

あと、エンドロールに長江健次の名前があったので、「え?!どこに出てた?!」と思い、調べたら、お遍路帰りに孝祐に会いにきた同級生で、流暢な関西弁を喋るあの恰幅のいいおっちゃんだったことが判明!!、、、私の中では“イモ欽トリオ”のフツオ君のイメージのままだったので全然わからなかった。。。

個人的には、「根無し草のようにフラフラしてる」と自覚する若い女の子、琴子に微妙な恋心?を抱き、(本人の許可なく)チューするオヤジ、孝祐にキモ!!と嫌悪感を抱いた(あれ、今の法律だと「不同意わいせつ罪」だよね?)、、、。
主人公に対しては、あのシーンでドン引きしてしまったが。。。

ストーリーはともあれ、本作を通じて、ミカカとROLLYのファンになりました!
いつかライブに行ってみたいなぁ!

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ひげしっぽ

3.0 広島で作られた加藤雅也さんの映画

2025年4月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

4月に舞台挨拶付きで鑑賞。(投稿は7月)そのときは前田多美監督と共同主演のミカカさんが名古屋までいらっしゃいました。広島は私にとってはあまり縁のない土地、一方主演の加藤雅也さんは同年代という事で珍しい組み合わせ(失礼)興味がありました。
物語としては今風に言うと、陰キャの陽キャへの反乱というところでしょうか。陽キャの人って何でも自分の思い通りに他人が動いてくれるという思い込みがあるようです。還暦ぐらいになると修正はなかなか困難になって来ると思います。(偏見)ただ、加藤雅也さん扮する孝祐はそのあたり上手く修正して、(今風に言うとアップデートして)最後は40年前の友情が戻ったので良かったと思いました。

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ひろ702

3.0 ラスト1周

2024年11月30日
Androidアプリから投稿

楽しい

幸せ

VO.孝祐とGt.豊と仲間たちによるアマチュアロックコピーバンド、KYブラザーズの解散危機の話。

孝祐の還暦B.D.ライブを控えて練習していたスタジオで、やりたい曲を孝祐が口にした途端、豊が、お前とはもうやらんと言い出し帰ってしまい巻き起こっていくストーリー。

陽気なおっちゃん孝祐と、ちょっと偏屈なおっちゃん豊の音楽性のすれ違いだけの話しかと思いきや、ガキの頃からの友人である2人ならではの関係性だったり、豊なりの考えだったりもみえてきて、言いたいことはわかるかな…と。まあ面倒くさいけどw

とりあえず、拗らせたオッサンたちの今更青春ストーリーということで。

劇中でのミカカの熱唱も良かったけれど、エンディングのROLLYカバーのたどり着いたらいつも雨降りが一番燃えたw

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Bacchus