今年11本目(合計1,753本目/今月(2026年2月度)4本目)。
投稿数が極端に少ないのも、インディーズ映画あるあるで、この映画は広島市を舞台にした映画にあたります(よって、先行して広島市では放映されていた模様。したがって、広島県在住と思われる方の投稿がメインとなる)。
広島県・市をメインに撮影したことはここにも描かれているのですが、「驚くほど」広島市という「確固たる根拠」に持っていきたくないのか、それを描くシーンが存在しません。もっとも、広島市をテーマにした映画といえば、
・ 戦争(原爆投下)もの:広島、長崎、沖縄に実質限定される
・ (どこの都道府県でも)ローカルもの:この映画もここのカテゴリ
…になるのですが、広島市内がメインと想定すると、普通に在住経験がなくても「出てくれば理解できる」であろう原爆ドーム、平和記念公園等は一切出てこず(もちろん、広島駅や路面電車ほかも一切出てこない)、この映画が「広島市ローカルネタである」ということを推知するには、
? (最初、主人公かが自転車を停めるところが)横川シネマ?
・ お好み焼きのメニューを書いてあるお店の存在(なお、お好み焼きを食べるシーンは存在しない)
・ サンフレッチェ広島の「応援旗」があるシーン
・ 「四国の八十八か所めぐりから戻ってきた」というシーンの存在(宇品港が想定できる)
・ エンディング直前でなぜか解禁されたかのように映る、路面電車
…くらいしかなく、これを見逃すと「広島県は広島県だろうが、どこだろう?」というところになって、かつ、尾道あたりは、尾道が「映画の街」として知られるように独自の文化圏(広島東部、あるいは、岡山西部あたり)を築いているために特定が難しく、かなりの方が場面の理解に苦しむのでは…と思います。
展開そのものは、還暦をむかえた、定年うんぬんの高齢者の当事者がロックバンドをやるだのやらないだのという話で、よくある話ではあるのですが(この点、以下※1)、この部分の描写も薄いために、なぜにそこまでトラブルになったのかまで読み解くのが難しく(まぁ、高齢者、あるいはそれに準じる方によくある「思考停止型」のタイプ?)、難しい部分はあります。
(※1) 広島市内自体は「ロックの街」ということ「自体」は実はうたってはいるものの、一般の方はそのことを余り知らず、世界的に見ても、広島市といえば原爆関係という観点、観光といえば原爆ドームなり厳島神社なり(ここは広島市では厳密にはないが)を想定するため、「ロックがテーマ」ということは、どうしても広島市では「隠れがち」な論点で、ここまで理解するのは厳しい印象があります。
採点は以下まで考慮しています。
なお、初監督かそれに準じる(ミニシアターなど中心で、作品数がおよそ10を超えない)監督さんである限り、採点幅は調整しています(カッコ内が正しい採点対象)。
採点幅を考慮したため、4.8を5.0まで切り上げています。
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(減点0.1(→0.2)/心裡留保の対抗要件)
心裡留保は、善意無過失の相手方、および、善意(過失の有無は問わない)の第三者には対抗できません(民法93条。善意の第三者対抗要件は判例、および、2020年の民法改正で93条2項が追加された)。
(減点0.1(→0.2)/いわゆる危険運転の観点で好ましくないシーンがある)
今、国会で(もっとも、リアル日本では衆議院が解散されて、選挙も終わったばかりですが)、いわゆる危険運転に関する部分を、「速度オーバー」の観点で、「何があろうが、一般道にせよ高速道路にせよ、その指定された上限+αを超えると自動的に危険運転みなしとする」ということが議論されていますが(このことが「法制化」される前の事件が、福岡高裁の先の裁判だった。検察側が上告したため最高裁に)、このことは一般常識論でも、「極端に制限速度をオーバーして運転する行為」自体が現状の(2023~2026年ほどの5年くらいのスパンで見て)感覚にあっておらず、その配慮は欲しかった部分があります。
(減点なし?(→減点なし?)/舞台が広島市であることを理解しづらい)
この点、先行上映等で見た方も広島市に何らかのゆかりがある方が大半で、この映画を見て「舞台が広島である」ということを理解できる方は相当限られるのでは…と思います(ただ、映画の趣旨として、広島が舞台であることは本筋ではなく、極論、北海道でも沖縄でも成立する)。この点は何らか配慮が欲しかったところでしょうか。
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