「沖縄を知るための価値のある映画」宝島 MJoeさんの映画レビュー(感想・評価)
沖縄を知るための価値のある映画
私が注目する監督大友啓史(「龍馬伝」『るろうに剣心』シリーズ『レジェンド&バタフライ』)とあってとても楽しみにしていた映画。しかも、戦後80年の今年に戦後の沖縄の葛藤と苦悩を描き、米軍の駐留、日本本土との関係も含め、今でも沖縄県民に苦しみを与え続けている現実を思い起こさせる。
映画では、沖縄で起こった大きな事件が年号とともに映し出され、主人公たちがそれに巻き込まれていく。
1959年、宮森小学校に米軍戦闘機が墜落
1970年、群衆が米軍の車を焼き打ちにし、基地になだれ込んだコザ暴動
アメリカの基地の町・沖縄と本土から見放された沖縄。それに立ち向かう若者たちの命を掛けた行動。私の記憶の中からも、戦後の沖縄の歴史は消え去ろうとしている。今、改めてこの事実と沖縄の人々の苦悩を知る超大作の映画となった。
俳優陣の妻夫木聡、広瀬すず、永山瑛太の熱演も光る。
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