「イエス・キリストは道である」宝島 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
イエス・キリストは道である
2025年映画館鑑賞92作品目
9月28日(日)イオンシネマ新利府
6ミタ0円
監督と脚本は『ミュージアム』『3月のライオン 前編 後編』『億男』『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の大友啓史
脚本は他に『さがす』『死刑にいたる病』『グッバイ・クルエル・ワールド』『夜、鳥たちが啼く』『告白 コンフェッション』の高田亮と
『ポンチョに夜明けの風はらませて』『恋するふたり』『HOMESTAY(ホームステイ)』の大浦光太
粗筋
終戦間もない米軍占領下の沖縄
米軍嘉手納基地に侵入し倉庫から物品を強奪し島民に分け与える義賊団「戦果アギヤー」
ある日いつものように強奪し逃走を図るも失敗
リーダーのオンは行方不明になる
オンの弟レイは出所後ヤクザになりオンの恋人ヤマコは小学校の教師になった
レイの幼馴染のグスクはオンを探すため元メンバーながら刑事になった
米軍もオンの行方を探していた
レイを慕う孤児のウタはオンの行方を知っていた
ロケ地
沖縄県糸満市北名城ビーチ
沖縄県島尻郡八重瀬町具志頭(ぐしちゃん)浜
沖縄県名護市
和歌山県西牟婁郡白浜町南紀白浜空港
米軍基地の利用は流石に無理だったか
地元沖縄の映画館では大盛況らしい
それ以外の地域では苦戦しているようだ
木を見て森を見ずとはこのことで上映期間中の他の作品を見わたせば仕方がない
大友監督は確かに大人げないがチョコプラの件も合わせ生意気なネット民が小馬鹿にされてとても痛快な気分だ
コタツ記事ライターは大友監督や妻夫木の心配するより自分のこれからの人生を心配するべきじゃないか
話のまとまりが悪いという意見もあるがそれが人生というものだ
まとまりが良いのは作り話だけだ
実話を元にしたとはいえこれもまた作り話なんだけど
あれこれ詰め込みリアルを追求するとまとまりが悪くなる
沖縄県民の複雑な思いも絡まり当然の結果
沖縄の方言がところどころ聞き取りにくい
字幕をつけろという意見も一部あるが沖縄語は日本語の一種で英語やスペイン語やイタリア語とは違う
あくまでところどころなので雰囲気でなんとなくわかればそれで十分
あえて字幕をつけなかった理由はわからないがおそらくウチナンチューとヤマトンチューの心の壁を表現したかったのか?
主要な出演者4人だが妻夫木聡(福岡)も永山瑛太(新潟)も窪田正孝(神奈川)も広瀬すず(静岡)と沖縄県出身は1人いない
でもそれでいい
沖縄県出身の俳優で固めるのも良いがそれでは閉鎖的になってしまう
俳優陣の中では広瀬すずが良かった
特に米軍の戦闘機が墜落し小学校が全焼した時の半狂乱で泣き叫ぶシーンが特に良かった
暴動は痛快
この局面で踊り出すのは場違いだが沖縄らしい
国会議事堂で阿波踊りを踊っていたマドンナ議員を思い出した
オンの結末は悲しい
191分
つまり3時間11分
理不尽で重苦しい
だが長いと感じなかったしイオンシネマの椅子が改善されたのかお尻が痛くなることはなかった
『黒部の太陽』は196分『七人の侍』は207分『風と共に去りぬ』は222分
戦後から本土復帰までを映画にするには3時間超えはやむなしか
アメリカから大量の核兵器を購入したら米軍基地は日本から撤退してくれるかな
アメリカから買うなら核実験は必要なかろう
配役
オンを探すために刑事になった「戦果アギヤー」の元メンバーのグスクに妻夫木聡
コザの英雄と呼ばれた「戦果アギヤー」のリーダーで行方不明になるオンに永山瑛太
オンの弟でヤクザのレイに窪田正孝
小学校教師でオンの恋人のヤマコに広瀬すず
ヤマコのバイト先「Aサインバー」の女給のチバナに瀧内公美
CIA要員のダニー岸に木幡竜
「蜜貿易団クブラ」のリーダーの謝花ジョーに奥野瑛太
コザ派のヤクザの辺土名に村田秀亮
レイの親分の喜舎場朝信にピエール龍
ナハ派の民族運動家のタイラに尚玄
レイを慕う孤児のウタに栄莉弥
ウタの幼少期に光路
回想シーンのウタの幼少期に濱田碧生
ウタの母に比嘉奈菜子
米軍高官のアーヴィン・マーシャルにデリック・ドーバー
アーヴィンの通訳の小松に中村蒼
グスクの「相棒」の徳尚に塚本晋也
刑事に謝花弘規
刑事にマエショー
鑑識に小橋川健
アギヤーの案内人にケイ・ボーデン
アギヤーのメンバーに平園亮
アギヤーのメンバーに長谷部光祐
アギヤーのメンバーに諸喜田智也
アギヤーのメンバーにワンパンの仲松
アギヤーのメンバーに南條裕貴
アギヤーのメンバーに興島瑠晟
アギヤーのメンバーに舘野将平
アギヤーのメンバーに大道
タイラの手下に田中亮
ダニーの手下に富永研司
ダニーの手下に橋渡竜馬
女給に金城理恵
アメリカ人に絡まれる女給に安慶名みりか
ヤマコのおばあに新城カメー
ユタのおばあの照喜名にきゃんひとみ
グスクの妻のサチコに前田亜季
グスクの息子のリュウに岩本樹起
サチコの母に宮島とみえ
ラジオの声にジョンカビラ
悪石島のおじいにホリベン
悪石島の娘に里々花
女給を拐おうとするアメリカ人エドモンド・ウェスリーにラディック・ヘイク
バーの訳知りのアメリカ人のサミュエル・ヴァン・ホールにシェアル・K・ヴェニュー
ウタの少年時代の友達の吉嶺セイジの上山就暉
軍雇用の女の岩橋道子
金門クラブのメンバーに神田青
金門クラブのメンバーに吉岡睦雄
金門クラブのメンバーに斎藤大貴
露天の女にナツコ
畑仕事の女に宮城恵子
畑仕事の男に宮島眞光
米兵に殺される少女の照屋サキに照屋りこ
ひなさん
僕の駄文をお褒め頂き恐縮です
批判されることが圧倒的に多いのでちょっと照れますね
インポスター症候群というわけではないけど苦情に対して「なにくそ」と反発ばかりしてきたので正直戸惑っています
貶すなんて誰でもできるんですよ
どんな人でも良いところを見つけて上手に褒める
これはレベルが高い人じゃないとできません
ありがとうございました
野川新栄さま、初めまして🙂
私のレビューには具体的に書いていませんが、公開してから11日間、色々なレビュアーさんにコメントしてきたことが、このレビューにまとめられているので、うれしくなりました。
「大友監督は確かに大人げないがチョコプラの件も合わせ生意気なネット民が小馬鹿にされてとても痛快な気分だ
コタツ記事ライターは大友監督や妻夫木の心配するより自分のこれからの人生を心配するべきじゃないか」
「話のまとまりが悪いという意見もあるがそれが人生というものだ
まとまりが良いのは作り話だけだ」
「沖縄の方言がところどころ聞き取りにくい
字幕をつけろという意見も一部あるが沖縄語は日本語の一種で英語やスペイン語やイタリア語とは違う
あくまでところどころなので雰囲気でなんとなくわかればそれで十分
あえて字幕をつけなかった理由はわからないがおそらくウチナンチューとヤマトンチューの心の壁を表現したかったのか?」
うれしかったので、長々と引用してしまいました。ありがとうございました。フォローさせていただきました🫡
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