サブスタンスのレビュー・感想・評価
全186件中、121~140件目を表示
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オープニング、卵の黄身が二つに!卵高いからなぁ〜食べられたらいいなぁ。
そして本題入っていくわけですが、流れ的には想定の範囲内。同じ人間が二つに分かれてるのだから、意識が同じはずなのだが、やはり若いと傲慢になるのね。いつまでも美しくありたいは分かるけどさー老いに抗うではなく相応にライフスタイルチェンジして楽しめばいいのに、忘れられないのね、過去の栄光。
そして、注射液が残った時点で伏線が見え見え、やはりそうなりましたか。
がここから、ここからですよ。大晦日のステージが凄い!笑ったわ🤣🤣🤣BGMもサイコーやないですか。観客席はてんやわんや🤣🤣🤣まぢやめて〜おかしー🤣🤣🤣B級ホラー並に血の放水、ひぃー🤣🤣🤣コメディなの?テレビ局の廊下がシャイニングっぽいなぁと思って見ていたら、血の洪水ならぬ血の放水🤣🤣🤣最後は人面アメーバ?なんかどこかで見たことあるような化け物が溶けて清掃入って終了🤣🤣🤣
前盤ドキドキ、中盤ひぃー、後盤大爆笑
お互い交代時の意思疎通が図れていれば違ったんだろうなー
ありのままの君が好きなんだ
スプラッター色の強いホラー映画で、「キャリー」を連想させて、かなりインパクトがありました。
老いとどう向きあっていくかは、誰もが抱える悩みですね。誰もが外見を良く見せようと取り繕いますが、「ありのままの姿でいいんだよ」というメッセージ性を感じました。
終盤、スーが怪物のような姿に変わった時にエリザベスのポスターの顔の部分を破って、それで顔を隠しながら、大晦日の舞台に向かう行動は無理があると思いながらも妙に笑えます。
アメリカらしいジョークの効いたテンポの良いホラー映画でした。
追記 アメリカではなくて、イギリス・フランスの合作なんですね。
タイトルなし(ネタバレ)
見た目ばかりに囚われた結果、自分を見失って暴走に歯止めがかからないまま、この世のものとは思えないと言うより、もはや滑稽な姿を大勢の人前に晒さなければならなくなったスー(エリザベス)。いくら仕事で見た目の美しさが必要だとしても「ルール」を守ると言う基本的内面が伴っていないと、例え肌の張りが無くなった自分でも守る事は出来ないと言う警鐘に感じました。
遊星からの物体X‼️
これは事前情報なしに観ると、ビックリする映画ですね‼️最初は中年女性が美容整形で別人になる映画かなと思ったんですけど・・・‼️今作はジョン・カーペンターか、デヴィッド・クローネンバーグが作り上げたとしか思えない、グロテスクなホラー映画であり、モンスター映画版の "サンセット大通り"‼️リピートする気にはならないし、レビューを細かく書く気にもならないけど、これはスゴい作品です‼️美や若さを追い求め、固執する女性の姿を、ここまで美しく、醜く、グロテスクに、恐ろしく、絶望的に、そして悲劇として描いた作品はあまり無いですね‼️デミ・ムーアの女優魂に脱帽‼️
ちなみに「ファイナル・レコニング」が話題のトム・クルーズと共演した「ア・フュー・グッドメン」のデミが、私は一番好きです‼️
凄まじい物を観せてもらった
色使いやカメラワーク、音響と物凄く好き。
どこか不安にさせるようなテイストを持ちつつ、主人公の欲を始めとした起承転結が上手く描かれていたし、男女の皮肉がしっかり描かれていたところが良かった。
男ってこうだよね、女ってこうだよねと過度なフェミの人達が見たらどう言う反応をするのか気になるところ。
作品全体としてはA24の様な感じ。それこそミアゴス主演のインフィニティ・プールやリンゴでお馴染みMENを思わす様な描写だった。
その他にもいろんな映画が混じった様な印象を受けた。例えばシャイニングや悪魔の毒々モンスター、YummyとかA級からB級まで幅広い作品を取り入れた映画好きとしては嬉しい描写だった。
この作品はA級というよりはB級寄りの作品だと思う。
おしゃれで可愛くてキラキラした明るい世界の反面、欲望が叶えられてさらに強欲になりすぎてしまうダークな世界の描き方が、役者の表情や舞台、衣装、小物、ライト、カメラワーク、音響と上手く取り扱っていた為とても好みでした。
そして何よりストーリーのテンポが良かった。
(((ツッコミどころ満載だったけど)))
結末まで、何故この作品がアカデミー賞取れなかったのか不思議でたまらなかった。アノーラなんかと比べのにならん!(まだ言う)
って思ってたのにラストの展開に草生えまくった。
「え、いや、、、、wwwwwwwwwwwwww」ってなりました。
誰も予想してないだろう展開に笑いが止まらん。
B級好きにはたまらない描写ではあると思うが、「いやwwwwwww待ってwwwwwww」ってウーロン茶吹き出しそうになった。
隣のおじさんもゲラゲラ、なんなら周りもゲラゲラ。
誰も期待してない結末に田舎の劇場が沸いた。
だから賞取れなかったんだとものすごく思った。
私的にグロさレベルは0に近いんだけど、普段B級見慣れてない方達がグロかったと言ってる印象。
自分が一番何を大切にするかという価値観って本当に大切なんだなと思う。
有名人は一度有名になったらずっとなってなきゃ気が済まないのか、少しでもファンがいると言うだけじゃダメなのか自分に当たる環境が影響を与えてしまうというのがよくわかるストーリーだった。
だからこそ、誰が良いとか悪いとかは無くてありのままの自分を愛することって大切なんだ(誰)というのがこの作品の言いたいことなのではと思った。
人の目を気にして気になるなら、自分がどう変わればいいか自分自身を見つめ直したらいいんじゃないかな(誰)
私にとってエリザベスはむしろ憧れなんだけどな
あの歳であの美貌羨ましすぎる。
つまり、ないものねだりであり、憧れるなら努力すればいいし、加齢には打ち勝てないのよ。それが人間の摂理なんだから受け入れろよって思いました。
⚠️私のツッコミしたところネタバレ込みで箇条書き⚠️
あの不十分な説明でどうなるのか分からないのによくやろうと思ったよね。キット送られてきて説明ないのに使い方よくわかったよね。あの針でルンバールってわかるのまじ草
空になったパックはそのまま放置すると逆血するんだよ。駆血したまま液は注入できんだろ。
ルンバール穿刺部赤くなった時点で感染してMRSAぽくなってるのにそれ身体に刺してたの抵抗ないんかよ、その反応は現れないんかい。最終的に壊死って茶褐色になったのは正解。
エリザベスの最終形態より一個前の方が座っただけで膝固まって重症だったのに一番老いてる形態で走り回って殴り合えるの草
ほんでいつまで生きてるんwwwwwww
終わらせる液体自分に入ったんちゃうのwwwwww
ぽろっと取れたやつさらに取るなよ
最後は完全にネタ枠で草だいすき。
ビックリした
「凄いの観ちゃったなぁ」スクリーンを後にした時の感想がこれでした。
とにかく振り切っている!ラストの方はポカーンと開いた口のまま、赤一面に血塗られて行くのを凝視しながらも、笑い声すら出ていました。
ただ、冷静さを取り戻してから振り返れば、主演がデミ・ムーアでなければ本作品の評価はどうだったのだろう……
生まれ変わりのシーンで光の線が交錯するところなど、いにしえのウルトラマンシリーズか?と思うほどだったし、プロデューサー?役のデニス・クエイドとか、オッパイプルンプルンのショーとかはジェンダー感など皆無で、いつの時代設定なんだ(でもスマホ使ってるから現代なんだよなぁ)って感じなんですよね。
それでいて、デニス・クエイドに何かしっぺ返しするのかと言えばそうでもなく(ラストのモンスター出現で地に落ちるのかもしれませんけど)、生まれ変わりをしてもエリザベスにはさしたるメリットも無さそうだし、モヤっとするところが多かったですね。
そんな中でも印象的だったのは、エリザベスが自分の頭や顔をガンガン殴るシーンで、葛藤が滲み出ているようで、見ているこちらが身震いしてしまいました。
結局、モンスターを生み出すのは世の中なのかなぁ、なんて考え込んでしまいました。
人間、あるがままを受け入れるべきなのに、難しいことですね。
美への執着って底なしや…
デミ・ムーアの体を張った役に感無量!
美への飽くなき追求は
日本「ヘルタースケルター」しかり
韓国「整形水」しかり
一線を越えた報復が待ってます。
ラストの魑魅魍魎は圧巻‼️
最後は納得の落ち所でしたね
せめて「永遠に美しく…」みたいな
笑えるラストとは又別の
哀しい笑いのラストでした
女って生きてるだけで罪なのねー
老いに恐れ若返る!7日間のお試し人生にハマる女。
もうね、さっき朝方寝た所なんだけど・・・
3時間後には起きて映画はしごしに遠征。
頭が完全に寝てたんだけどナ・・・
1本目にこの映画見て、開始早々 目がシャキ---ン (#^.^#)
今日は「サブスタンス」鑑賞ですよ。
実はこの作品はノーマ-クでした。
急にラシュ見て へっ?てなって・・・それが本音。
兎に角、
フランス映画監督(女性)コラリー・ファルジャが撮った本作。
-------出てる人-------
・エリザベス・スパークル役(実体、老体):デミ・ムーアさん
・ス-役(分裂後、美体):マーガレット・クアリーさん
・ハーヴェイ役(プロデューサー スケベオヤジ):デニス・クエイドさん
----------------------
本作の特徴を最初に述べるとするなら
・音響 音入れが凝ってる。上手く表現加えてるのが他作になく素晴らしい。
・カメラアングル 上から下向き、下から上向き、ほか執拗なアップなど。
・抽象的 CG(炎など)挿入
あと 女優二人は完全全裸で演じてますね。
とにかく目が覚めたわさ。早朝こんな場面がバンバン来るとは思ってなかったし。 (#^.^#)
尚、メイクアップ&ヘアスタイリングでアカデミ-賞を受賞の様ですね。
女性視点での美(若さ)への追及(追い求める思い)を感じさせてくれる所が
観ていて 同時に儚さにも感じられる点に思いました。
(思った点)
・7日間のお試し試供サンプル~ から ヒント得て出来てそうだけども
代金とか、返品、キャンセルできない点が 最も陥りやすい点でしょうか。
つまりは自己責任で戻れない。
美(若さ)を追求するあまり自分自身を見失う女性特有の罠だなと感じる。
そもそも代金無料? その時点で気が付くべきか。
・商品受け渡し場所が怪し過ぎ。他にも色んな人が罠にハマってるとしたら
既に警察沙汰に成ってそう。
半開きシャッタ-入口のタッチセンサは良いのだが、個別ロッカの取っ手部分は小さいので 技術的にあの面積でセンサ-(NFC)は難しいと思う。
・細胞分裂で生まれたとしても、別人の顔が有り得ないなと思う。
基本的には クロ-ンだと思うのでデミ・ムーアさんの若い時のそっくりさんを持ってくるのが正解なのだが。
でも マーガレット・クアリーさんも美しく魅力があり、コレで良いと私自身は納得ですが。(●´ω`●)
・ス-が若い男を翻弄させたのが分かって、エリザベス(実体)も級友男へ連絡をとってバーへ誘ったが、出かける直前 鏡に映った自分自身の容姿に納得できず何度も何度も化粧(イメ-ジ)を変える所。
あの場面が一番 女性心理を上手く表現していたなと感じました。
なんか違うって言う自分の思い。
こんなんじゃ無い。ダメだわっていう思い。
そして 結局出かけず、携帯に彼から心配のメッセが山の様に届く・・・。
女性監督らしい 視点ポイントだなと感じますね。
・窓に貼ったメモを剥そうとする エリザベス。この時上手く剥せられず疑問に思う場面。 なんと人差し指が 極度に退化し老いていた。
ここの驚きなのですが、この気づきって 凄く女性らしいと思うのですよ。
白髪の発見とか、目や頬のたるみ、顔のシミ、指の形状異変や 爪の色とか。
ここの表現もナチュラルに感じ得ました。
ス-が溶剤を抜き取ったから 部分的退化が発生したのだと思いますが
その部分は何処でも良い筈なのに 人射し指に持ってきたところは 女性の視点だなと思いますね。
・中盤まで 二人の女は同時には顔を合わさないが、終盤自分自身なのに
若い自分の振る舞いに嫉妬、ついにプログラム終了選択。しかしス-が反撃で実体から液体を抜きまくり実体がボロボロな老いの姿に。
二人同時に顔を合わして殴り合う場面があるのですが あれは???
緊急事態モードで二人ハチ合わす事になったとは理解しますが
あれでは もう赤の他人感覚。ちょっと残念な気がしますけども。
女性同士の喧嘩って怖いなと思う所も。
ここで エンディングで良いと思うのだけな。
・生放送年末番組の司会に選ばれて。どうしても それを遣りたいス-の思い。
今の自分から分裂したが・・・・ 老いと合体したモンスタ-姿に。
ここから 血をバンバン客席へ撒きまくる場面。
もう笑うしかない (@_@;) (;^ω^)
最後はかなり やり過ぎと感じますね。蛇足感あります。
終盤は キモキモ~グログロ~ でしたが
(´-ω-`) (;^ω^) (>_<)、
興味ある方は
是非 劇場へどうぞ!!
衝撃のボディホラー、ルッキズム、ジェンダーバイアス、エイジズム(年齢差別)に対する批判 。後半がとにかく強烈!壮絶!「かわいいが暴走して阿鼻叫喚!」コピーに偽りなし!
オスカー女優エリザベスは、50歳を契機にプロデューサーからレギュラー番組鋼板を言い渡される。
彼女は、再び脚光を浴びるために、若さと美しさを再生する「サブスタンス」という医療プログラムにより、もう一つの体を手に入れ、スーと名乗り、その若さと美貌から自身の後番組のオーディションに合格。
エリザベスは、新生スター・スーとして華々しいデビューを飾り、再びスターダムにのし上がろうとしたが、「サブスタンス」には厳格なルールが存在していた。
エリザベスの番組が、女性の若さと美貌を売りにしているエクササイズ番組が象徴的。
予告でも流れてた音楽が象徴的、印象的でした。
悪趣味プロデュサーの食事、コップの溺死するハエ、食べられるエビ・チキンなどが、スクリーンにドアップで映しだされ、実に生々しい。
「若さ」「美貌」「女」を求める、下劣なプロデューサーと幹部連中の中年野郎どもの、気色悪い低俗ぶり。
エリザベスの肉体異変が始まる中盤以降、徐々にエスカレートしていくくだりが、本当に怖い!
どんどん崩壊していき、この辺でラストかな、と思っても全然止まらない怖さ。
「もう止めて!その辺にしておいて!」と思いながら観てると、ついに行くところまで行ってしまう。
「キャリー」だったのが「物体X」になってしまって、特殊メイクし放題、まさにB級ホラーのノリ。
とにかく強烈!壮絶!「かわいいが暴走して阿鼻叫喚!」のコピーに偽りなし!
まあ、いくら何でも、1人分(2人分?)の血液はそんなに多くないでしょうけれど。
主演2人は体を張った演技で、脱ぎっぷりもよく、また特殊メイクでモンスターの一部も演じていて圧巻!
特にデミー・ムーアもよくこの役をやりましたよね。
この内容で、アカデミー作品賞他ノミネートというから時代も変わりました。
想像を超える凄さでした。
エログロスプラッタ 話が全くオチてない……
だらだら長文です、すいません。
タイトルの通り、エロやグロテスクな表現が先行して、折角のテーマやストーリーが置き去りになっている感がある作品。
人間の業を描いて心理的に強い圧をかけてくるスリラーに近い内容かと思いきや、単なるスプラッター映画。
率直なところ、下品というしかありません。
エロ要素についてはエリザベスとスーの若さの比較のために若い肉体、裸体を押し出すことは演出として理解できるのですが、あまりにも過剰。
エクササイズ番組のシーンは必要以上に多く、スーが最初に約束を破ってしまう理由が男を連れ込んだからタイムリミットに間に合わなかったため、というのはあまりにも弱い。
別人格として生まれつつあった若者の、一度なら問題ないよね、という軽薄な思考を説明するためだとしても動機がエロというのがちょっと受け入れがたかったです。
人の背中を突き破って新しい人間が生まれてくる、というあらすじからを聞いて(グロな成分、表現があるな……)ということも事前に感じ取り、覚悟していたつもりでした。
ただ、あまりにも過剰じゃないでしょうか。
スーが複数回規則を破った後、エリザベスがゴラムのような見た目になりますが、あそこまで老化した見た目にする必要はあったのでしょうか。
そのあと体はもう思うように動かないのかと思いきや、かなりアグレッシブでパワフルな行動をとっていたので内心で(ハァ!?どうなってんだよ、老化は!!)と思わざるを得なかったです。
終盤にかけてはもはやコメントする必要もありません。
全編通して、で薬の規則違反の副作用を説明する際に 見ていて生理的に気持ちが悪い という表現しか見られなかったのが不満です。
過激な映像の割には 極端に醜くなる とか 抜けるはずのない歯が抜け落ちる などどこかで見たことのある表現で奇抜さはなく、本当にこうした描写が必要だったのか疑問です。
グロと並行してスプラッターの表現、演出も過剰です。
背中からスーが出るシーンから嫌な予感はしていましたが、チキンがへそから出るシーンもラストのシーンも、あんなに血を飛ばすことないでしょう。
ラストシーンでモンスター化したスーを見て、事態を飲み来めない観客が「モンスターだ!」と叫びますが、もう違う視点から見ている観客の私も叫びたくなるほど突飛な展開でした。
最終的には死をもってストーリーが終わるわけですが、この死が語るものがはっきり見えてこない。
折角
・人間、特に女性が持つ美への変わらない憧れ
・老いへの恐怖、嫌悪感
・人への強すぎる憧れと、その反動の羨望から来る自暴自棄
・誘惑に惹きつけられる心、はねのけきれない弱さ
・栄光、名誉の廃れやすさ、移ろいやすさ
・女性の権利と男性側の傲慢
・社会の力関係の強弱が他人の人間性や尊厳を破壊している現実
こうした普遍的で攻めやすいテーマがあったのに、映像面での演出があまりにも過剰すぎて全てのテーマが投げ出されてしまった感があります。
過剰な映像の背景に何か示唆があれば納得のしようもあるのですが、全くそれらが感じられず悪趣味、露悪的な意図からやってるとしか思えません。
映像のホラーのお約束、定石を踏襲しただけかもしれませんが…
制作側が最初に決めたホラーというジャンルに縛られたのか、(ホラー映画だし内容で適当でええやろ これがホラー映画っぽいし適当でいいわ)という思いで作ったのかはわかりかねるところですが、作り手の作品に対する誠意や真剣さを感じることができない本当にダメダメな映画でした。
映画com上では高評価のこの作品ですが、google検索上の評価では☆1が多数。
いずれこの評価に落ち着くだろうなあ、と今から思ってます。
【追記】
物語途中のカフェにいた男性が登場した際 (ああ、この人の受け取りケースを破壊したり、薬品を受け取った後に強奪するんだな・・・) と思ったのですが、こうしたシーンは描かれず。
また鑑賞後に思ったことですが、エリザベスは電話を通じて誰だかわからない薬品の管理者を接触することはしても、実際に顔を見知っている最初のクリニックの助手や男性にコンタクトを取ろうとしないなども粗と言えば粗だなあ、と感じました。
私の黄色い赤い靴
赤い血を撒き散らしながら「これがあなたたちの観たいものでしょ?」と言わんばかりにくるくると回るモンストロ・エリザべシューは、まるで赤い靴を履いた踊り子のようである。足を切るまでやめられない、どころか、首を(物理的に)ぶった切られてもやめられない。女性が生きること=男性の欲望の対象となること、となりがちな社会への痛烈な批判であることはもちろんだが、スーに憧れる女の子にも血をぶっかけることで、そのような社会との決別の意志(「世代間連鎖をさせない」)を示しているところが好きだった。あと、“俺の中で俺と 俺とが戦う”状態で殴り合う場面は笑ってしまった。/たまたま直近で見た『ナチュラルウーマン』、以前見た『MEN』も思い出しつつ、でも比喩表現としてみれば、比較的普遍的な話ではあるよね、と。
諸行無常
老化して足が曲がらないはずの主人公が階段を駆け下りるあたりから辻褄なんかまったく無視でめちゃくちゃになっていったが、凄い迫力のままラストまで一気にすすみ圧巻でした。
生まれつき美しい人達が整形依存になったり、才能に恵まれたクリエイターが薬物依存になる理由がわかり考えさせられる作品だった。
同一と言われても脳の共有がないと子孫を残すことと変わりがないんだな。
想像以上に阿鼻叫喚だった🤣
奇跡の50代エリザベス
あんな性欲モンスターみたいなジジイに
クソミソ言われてプライドズタボロ
重力に抗えないヒップラインとか
深くなる皺とか、見ていて切なく苦しくなっちゃう。
特に、エリザベスが自分を必要としてくれていると
元クラスメイトをデートに誘って
いざおめかしして出かけようとするところは
とにかく切ない。
スーの美しさと比較してしまい、メイクを何度も
直し、チークを乗せ、口紅変え、あぁますます
おばちゃんメイクになって、もう出かけられない。
エリザベス/スー
2人は1人、同じ人間なのに、個々の顕示欲と
承認欲求と嫉妬は最早別個体になり、
血みどろキャットファイトはエグいが、
そこまではめちゃくちゃ見応えあったのに
最後の「モンストロ・エリザベス」出現に失笑🤣
あれはやり過ぎ、あれがなければほぼ満点に
近い評価になったのになぁ。
そもそも最初から綺麗だろ
そもそも主人公は最初から年齢の割には充分綺麗過ぎだろ!しかも結構高そうな部屋に住んでて!あんなしょうもないエアロビ番組に固執する必要ないだろ!と観客に思わせてるのはいいことだと思う。
なぜなら今作は「(客観的に成功しているように見えようと)自分が自分を愛せないこと」「果てしない欲望の果て」こそが主題だから。
男とディナーに行く約束してメイクや服をあれでもないこれでもないと変えて結局行かない場面はこの監督だからできたんじゃないか。男の監督だとあの場面を入れたとしてももっと短くすると思う。
え、年齢考えたら充分綺麗でしょ!来てくれた〜って喜ぶ男いくらでもいるでしょ!行かないんだ…と観客に思わせる為のこの展開は今作のハイライトの一つだと思う。
心理サスペンスかと思ったら予想以上にちゃんとしたホラーだった。しかもちゃんと積み重ねてやるタイプの。
序盤から結構気持ち悪いカットが多く意図的に緊張感と気持ち悪さを積み重ねている。
口や目元などパーツのアップが多く、この映画がそういった顔、身体に関する内容であることを序盤からこれでもかと示す。
「顔の全てのパーツがあるべき場所にある」的な審査員男のセリフをふりにすることでモンスターになった際の全てのパーツの異常さを際立たせる。
気に入らなかった候補者に対しての「鼻のところにオッパイがあったらいいのにな」という審査員の言葉すら伏線になっておりモンスターになり鼻らしき場所から乳房を落とすというグロカットを入れる。
最初のカットが目玉焼きに注射を打ったら目玉が2つになり、これから主人公のエリザベス・スパークルに起こることを暗示させている。
背中から分身が出てくるという絵面がまず面白いし、母体も分身も割と雑な保管方法なのも面白かった。
冒頭にわざわざエリザベスの名前が入ったスターのプレートが作られもてはやされやがて忘れさられる過程を固定ポジションで見せている。これにより主人公がどんな人物でどんな人生を歩んできたのか観客に理解させて。しかもわざわざケチャップとともにフードを落とした人のカットまで入れて「血と肉が落ちる」暗示までしている。
さらにはラストでモンスター化した体が朽ち果て、最後のひと頑張りで顔だけモンスターになったエリザベスがはってわざわざスターに重なり最後を迎えるというカットまで用意する徹底ぶり。主人公はずっと輝くスターでありたかったと。
ラストのモンスターになってからが意外と長くこれが142分の上映時間になった原因の一つだとは思う。まあ監督としてはこのラストこそがやりたい展開だったのだろう。
新宿の観客はノリがいいからモンスターがポスターを顔につける場面やアクセサリーを顔とも言いにくい顔につける場所でもちょいちょい笑いが起きていた。さすがコメディかホラーを観るなら新宿か池袋という傾向は間違いなかった。
個人的にはもう20分短くして120分以内におさめて欲しかったけれど、監督が表現したいことを全て入れる為にはあの時間が必要だったのだろう。
あんなしょうもないエアロビ番組をあんなにオシャレに演出することができるってかなりのセンスで、個人的にはラストまでずっとスタイリッシュな感じの映画でいて欲しかった。あんなにグロくB級ホラーにする必要あるのかとは思った。
でもあれだけステージの上で血しぶき飛ばしまくって、観客の女の子にまで血しぶきぶっかけてオシャレな廊下も輝かしい自分のポスターも血しぶきで汚して。
何もかも台無しにして悲しい最後をむかえるからこそ、心に残る映画になったのだと思う。
PVから惚れた作品
映画館でPVを見てから絶対鑑賞したいと思っていて今日見てきました。
ホラーなのは知ってたけどまさかグロありだとは…
とにかくエロ!エロ!おっぱい!ケツ!な映画
これは気まずくなりますわよ…
話の流れも面白いし起承転結しっかりしてて見てて楽しかったけど最後の血しぶきブッシャーは笑ってしまった笑
あれが無ければ☆5なんだけどなぁ…
その後のラストは強引ではあるけどメッセージ性しっかりしてて良かったと思う
あと劇中BGMの低音カッコよすぎる
調べたらSpotifyにあったから是非とも聞いてみてください
退屈はしませんでした、、ギャグですね。
前、中盤までは絵作りもよく、ストーリーも面白かったですが、後半、ストーリーを展開させるために無理に使用上の注意を破って、どんどん破綻し、見終わった後「なんだったの、コレ?」と思いました。
ギャグ映画だとしたらツッコむのは野暮ですが、「アナタは1人」というけど、記憶は共有されているのだろうか?また、別人格なのだろうか?考えると矛盾だらけ。分身にリスクは無いんだからルールを守っていれば問題なかったのに、わざわざ交代のタイミングで男を連れ込むってなあ。とんでもない薬なのに説明少な過ぎじゃ?その割に回想シーン説明し過ぎ。婆さん力が強く動きが素早過ぎ。すごいセレブが住むマンションの隣人があんなチー牛みたいなやつ?隠し扉1人で作れる??これ以外も色々あるけど、、、
最後のモンスターパートは蛇足でしたねぇ。デミがオスカー取れなかったの理解しました。
デミ・ムーアの演技は見応えあり、でもホラー
テーマは老い、美、スターとしての輝き
デミ・ムーアのまさに体当たりな演技は見応えあり
特殊メイクもすごい
生タマゴのスタートから SFなのかとも。そこから色使いなど、精神的な病んでる感じにも。
最後の血を噴き出してホラーからモンスターになってしまう部分が要らなかったかも。そこがなければ☆4つ
REMEMBER YOU ARE ONE
かつて人気女優だったエリザベスは50歳を超えて容姿の老化とそれによる仕事の減少に悩んでいた。
そんな時、ある再生医療の存在を知る。
その名は「サブスタンス」。
疑いながらも彼女がその薬に手を出した時、誰も信じられない結末へのカウントダウンが始まった。
いやいやいやいやいや!!超絶大傑作!!!
今年ベストはほぼ間違いなし。
これ覆すのはかなり難しいでしょ。
もうね、愛。大好きです。
それだけでもいいんだけどとりあえずレビューします。
※久しぶりの長文レビュー!
みんなが散々グロいとか煽るから流石の私も結構身構えてたけど思ったよりもだった。
むしろ直前で予習してた同監督の『REVENGE リベンジ』の方が痛い描写がキツかった。
本作で1番キツかったのは目玉かな。
あんなの思いつくの天才だし、パンフ買うまで全然気づかなかったけど、ポスタービジュアルも目分裂してる!
結局この映画の正体はみんなが大好きな映画愛増し増し映画だったんですよ。
これ書いたらネタバレになっちゃうけど、書かずにはいられないからネタバレレビューにしたけど、これはクローネンバーグでありリンチでありキューブリックでありヒッチコックでありカーペンターであり……
今どきありがちなルッキズムホラーかと思いきや、核の部分には往年の名作や名監督たちの遺伝子がギュッと詰まったそんな映画。
これこそ真の映画だと言いたい。
さらに腕のある監督がやりたいことを思う存分できているからこそ、とてつもなく良いものが仕上がっている。
『イレイザーヘッド』から『バスケットケース』をやり始めちゃうもんだから、もう最後は笑顔と涙が止まらなかった。
ありがとう、本当に。
この映画の素晴らしいところは、あくまでも脚本や映像、劇伴などは最高に出来上がった映画だというところ。
ただ奇を衒ってるとかやりたい放題とかそういうわけじゃ無い。
ちゃんと映画として完成度が高いのが面白い。
最後にやってることはB級ホラーでしか無いのに中盤までの積み重ねがあるから、みんなただのアホなB級ホラーだとバカに出来ない感じが、監督の策略にまんまとハマった感じがして悔し嬉しい。
ルッキズムに対する究極のアンサーでもあると思う。
やはり『プロミシング・ヤング・ウーマン』的な映画を想像もしたが、似ているようでアプローチが全く違う。
社会問題、特に女性の問題を扱った作品は真面目に鑑賞者へ問題提起しがちな気がするが、私個人的にはこれくらいぶん投げてくれた方が刺さるし、同時に映画としても楽しめる。
だからこそ本作は笑って観たい。
ちなみに私は、こんなに映画館で笑ったのは初めてなんじゃないかってくらい笑えた。
周りもいるしもちろん大声あげて笑うことはできなかったけど、笑いが止まらないってこういう時に使うんだなって。
もちろん途中まではしっかりホラーで、怖いところはかなり怖かった。
そして、あの伝説のクライマックスからはずっと口角上がりっぱなし。
クレジット中はもちろん、劇場を出ても1人ずっとニヤニヤが止まらなくて、多分周りから見たら普通に気味悪かったと思う。ごめんなさい🙏
『REVENGE リベンジ』同様画づくりも非常に魅力的。
洗練された高級感ある背景に対して人間の内側から溢れる様々な汚さが映し出されるこのギャップ。
見たことあるようで見たことのない新鮮な映像だった。
第一、ファーストカットからして厳つい。
YouTubeで調べてたら海外のメイキングがあってかなり面白い。
こういうクリエイティブな現場はすごく楽しそうで羨ましい。
ストーリーには騙された。
どおりで全く掴みどころの無い予告だったわけだ。
日本のダサいプロモーションに関しては苦言を呈したいところだが、予告の情報量を最大限に減らしてくれた点は感謝しかない。
今出ている本予告はそこそこネタバレがあるんだけど、公開前は特報しか見てなかったからちょうど良かった。
この特報の情報量のおかげで、「サブスタンス」の仕組みも危険性も展開も全く予想とは違うものだったし、未知なる展開にワクワクしながら観ることが出来て大満足。
デミ・ムーア。
全然知らなかったけど、彼女自身かなり壮絶な人生を歩んでいる。
養父は自殺、実母は犯罪者。
幼い頃には性的暴行を受け、17歳で結婚、演技の道に進むも薬物とアルコールの依存症に長年苦しんだ。
結婚と離婚を繰り返し、様々な噂からバッシングを受けることもしばしばあったようだ。
本当にここまで生きてくれて、最高の演技を届けてくれてありがとうと言いたい。
『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』での全身整形疑惑や『G.I.ジェーン』での坊主姿など、躊躇のない役づくりで体当たりの演技を見せる役者だということは意外に知らなかった。
そんな彼女が演じたのがエリザベス。
なかなか感慨深い。
そして、マーガレット・クアリー。
とんでもない逸材だった。
登場した瞬間、本気でAIかと思ったくらいに美しすぎる。
人間の美を超えた引き込まれるような美しさがある。
その美しさ故に、スーの凶暴性に良い意味で違和感が生まれて正体不明な存在感が堪らない。
改めてこの映画はこの2人じゃなかったらあり得なかった。
2人ともスタイル良すぎ、体綺麗すぎでずっと見てられる。
エロティックというよりもボディとしての魅力って感じ。
そして監督のコラリー・ファルジャ。
こういう映画を撮れる女性監督がいてくれることが嬉しい。
ハリウッドや映画というもの自体の一般常識に、全力で中指立てるかのような反骨精神が大好き。
今後大注目の監督である。
鑑賞数時間前に予習として『REVENGE リベンジ』を観ていた私しか気付いてないと思うけど、スーの⭐︎イヤリングだけど、リベンジのジェニファーも⭐︎イヤリングしてるんだよね。
気づいた時ちょっと嬉しかった。
絶対におすすめできないけど絶対におすすめしたい、年間ベストどころか人生ベスト級の超絶大傑作。
感動と余韻が収まらなくてレビューに3日かかっちゃった。
でももう既に体がサブスタンスを欲している。
全然1週間持たないよ。
また接種しなくては!
例外は無いのだけれど。。。
Here’s Johnny!!ズ。
一部の日本人が憧れてやまない先進国のアンチルッキズム最新版。大衆が求める偶像と、その裏にある人権無視の使い捨てを過剰に下品に切り取った訳あり映画。
おっぱいが観たいなら、おっぱいだけヒリ出しゃ文句はねぇだろ?と。女の敵は女なのだと実感する。
ベテラン落ち目女優vsマンバズ系DIY女子。
記憶の継続性が弱い分裂という、非常に都合の良い設定の為、承認欲求モンスターが二つに増えるという地獄絵図、自問自答によるキレイな着地はない。
キレイになったのは歩道だけである。
噴き出す血液は、煌びやかなステージの影で犠牲になっていった者たちの怨念のカウントダウン紙吹雪だ。
史上最悪の大晦日、明けまして全然めでたくねぇ!!
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