「無理があり過ぎる」港のひかり あのまりさんの映画レビュー(感想・評価)
無理があり過ぎる
元ヤクザの漁師と、たまたま知り合った盲目の少年をつなぐ物語。
なのは分かるのですが、人物の描写が浅く、行動が不可解で都合が良過ぎ、感情移入には至りませんでした。
まずあの環境の子供を良く頻繁に連れ出せたな、と。
しかも親も幸太が三浦と会っていた事を知って快く思っていなかったはず。
バレない訳無いだろ、ってひやひやしながら見てました。
病院では三浦が完全に保護者になってましたし。
そもそも三浦はいくら幸太を不憫に思ったとしてもなぜ犯罪を犯してまで彼の為に行動するのか、その動機付けも弱過ぎると思います。
説明ではなく説得力が足りないのです。
また主人公が仮にも漁師をやっているくせにタバコを投げ捨てるシーンはいただけません。
この人物に感情移入させたいのにこんな不要なシーンを入れた意味が分かりません。
幸太が初めて三浦の顔を見る再会の場面も信じられない位あっさりと過ぎてしまいます。
そして最後のヤクザとの決戦の「段取り感」は半端ありません。
そんな馬鹿な、の連続です。
死にそうな三浦を雪の吹きすさぶ戸外へ引っ張っていくのも意味不明。
この絵が欲しかっただけというのがあからさまです。
キャストは総じて存在感のある良い演技でしたが、残念ながら脚本は壊滅的に感じました。
あと細かいですが、魚が本物に見えないシーンがあって嘘くさかったです(釣りや焼き魚)。
ただエンドロールは押し付けがましいテーマソングなどを歌わず、美しい音楽で終わらせたのだけは良かったと思います。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
