eiga.comマガジン 9月号 ~秋の夜長にはこのDVDが泣ける!!!~

 グッと夜が長くなる秋。秋の夜長は、のんびり読書をして過ごすのもいいけど、映画のDVDを観ながら過ごすのも悪くない。スカッとするアクション、ハラハラドキドキするサスペンスもアリだが、涼しくなって過ごしやすい秋だからこそ、夏の賑やかさが去ってどこか感傷的になる秋だからこそ、じっくりと腰を落ち着けて良質なドラマと向き合いたい。どうせなら、思いっきり泣ける作品を見て泣いてしまおう!

 さらに言えば、今年初めに公開されたクオリティの高いドラマ作品が、続々とDVD化されている時期でもある。見逃してしまった、あるいは映画館で見たけどもう一度泣きたいという人にうってつけのDVDを4本紹介するが、中でもeiga.comがプッシュしたいのは、ウィル・スミス主演の「7つの贈り物」だ。

 国税庁の徴収員を名乗り、常に持ち歩いているリストに名前が載る7人の男女に接触していく男ベン・トーマス(ウィル・スミス)。盲目のピアニスト、アイスホッケー・チームの監督、恋人からの暴力に怯えるシングルマザー、先天的な心臓疾患を抱える美女など、まったくの他人同士である彼らが歩んできた人生とその心根が、ある条件に一致するかどうかを見極めていくベン。一見、奇妙で不気味でもある彼の行動の裏には、いったい何が隠されているのか?

 全世界を感動させた「幸せのちから」に続き、ウィル・スミスがガブリエレ・ムッチーノ監督と再タッグを組んだ作品だが、ストレートな感動作だった前作とは少し趣の違ったミステリー風に仕上がっているのが妙味。海辺に建つ瀟洒な自宅からモーテルへ転居し、その部屋に猛毒を持つクラゲを運び込むといった、7人を調べる一方で繰り出される謎めいた行動の数々、そして随所でフラッシュバックするベンのつらすぎる過去。それらが終盤に向かって収束してゆき、計画の全貌とベンの想いが明らかになった時、思いも寄らない衝撃的な感動に包まれて涙を流してしまうはず。

 ただのお涙頂戴ではない、愛、生、死という大きくて深遠なテーマを携えたドラマでもあるのだ。

7つの贈り物 コレクターズ・エディション

品番 TSDD-54136   Disc Type 片面2層   音声・映像特典
公開年 2008   画面サイズ スクイーズ(シネスコ)   ・ガブリエレ・ムッチーノ監督による音声解説
アメリカ   チャプター あり   ・メイキング・ドキュメンタリー集(10種)

カラー/B&W

カラー   音声仕様 1.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド(英語)   ・予告編集
ジャンル ドラマ     2.ドルビーデジタル 5.1chサラウンド(日本語)   ・未公開シーン集(4種)
時間 123分   字幕内容 日本語,英語    
RELEASED 2009/09/02          
ラストまで観ると、その意味が段々とわかってきて、涙を抑えられなくなる。
「幸せのちから」の監督だから、映画を観る前から、覚悟はしてたんですがやっぱり・・・重かった(泣)。でも何となくジンワリと心が温かくなるそんな映画です。
いや~泣きました。そして切なく、胸が締め付けられました・・・ こんなこと、自分にできるだろうか?と深く自問自答しちゃいました。
この映画のウィル・スミスは、ヒーローではありません。銃をブッ放したり、地球を異星人から救ったりしません。ごく普通の1人の人間です。「幸せのちから」で、そんなウィルの魅力をひきだしたガブリエレ・ムッチーノ監督が、本作でも再び“とてつもなく地味なウィル・スミス”を、非常に魅力的に撮り上げています。こういう”心に響く映画”を撮らせたら天下一品ですね、この監督さん。素晴らしい!
ウィル・スミスの迫真的な演技には好印象。さらに鑑賞後「(贈る側にせよ、受け取る側にせよ)自分だったらどうするかしら・・・」と考える自分もいたりする。
現実的にありえない夢物語ではなく、どこにでもありふれた事に端を発しているところが素晴らしい。主人公と同じような立場になったら同じように振舞いたいと考える人も多いのではないでしょうか。 失敗しないように気をつけていても、人生に失敗は付き物。失敗とどう向き合うのかを真剣に考えさせてくれる映画です。

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

 世界中の人々の涙腺を決壊させた「タイタニック」のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが再共演し、夢と引き換えに、物質的には恵まれているが刺激のない生活を手にした夫婦を演じる。あえて現実を見据えて生きようとする夫と、そんな彼に納得できない妻の葛藤が頂点に達したとき、悲しいクライマックスが……。

ベンジャミン・バトン/数奇な人生

 老人の姿で産まれ、年をとるに従って若返っていくベンジャミン・バトンの人生を壮大かつ幻想的に語り、アカデミー賞にノミネート。運命的な出会いを経て結婚したものの、共に年を重ねることができないことで擦れ違いが生じてしまうベンジャミンと妻のデイジー。強い絆と愛情で結ばれているにも関わらず、離れねばならない2人に涙腺が緩む。

チェンジリング

 名優にして名匠、クリント・イーストウッドが、アンジェリーナ・ジョリーを主演に迎えてメガホンを取った実録ドラマ。失踪した息子を発見したという警察に、見知らぬ子供を押しつけられた女性。その愚行を隠そうとする警察の弾圧に耐えながらも、息子の安否を信じて奔走するアンジー。その強き母性には、思わず男もジンとくる。