アデル、トム・フォード監督の新作で映画デビュー
2025年11月14日 08:00
Photo by Stefanie Keenan/The Hollywood Reporter via Getty Images Photo by Karwai Tang/WireImage/ Getty Imagesファッションデザイナーとして知られるトム・フォードが、約10年ぶりとなる監督作品を発表した。世界的歌姫アデルが映画デビューを果たすことでも注目を集めている。
米Deadlineによると、フォードは「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」で知られるアン・ライスの小説「Cry To Heaven」(邦題「トニオ、天使の歌声」)を映画化する。
舞台は18世紀イタリア。天才的な歌声を持つ美少年トニオが、兄の策略によって去勢されてしまう。しかしトニオは運命を受け入れ、歌の道へと進んでいく。アイデンティティ、裏切り、愛、そして芸術的・個人的自由の追求といったテーマが描かれる作品だ。
フォードは脚本・監督・プロデューサーの三役を務める。キャストには、アデルのほか、ニコラス・ホルト、アーロン・テイラー=ジョンソン、キアラン・ハインズ、ジョージ・マッケイ、マーク・ストロング、コリン・ファース、ポール・ベタニー、ハンター・シェイファー、タンディウェ・ニュートンら豪華俳優陣が名を連ねる。
現在、ロンドンとローマでプリプロダクションが進行中で、撮影は2026年1月中旬に開始予定。公開は2026年秋を予定している。
フォードの監督作品は、コリン・ファース主演の「シングルマン」(2009)と、エイミー・アダムス主演の「ノクターナル・アニマルズ」(2016)の2作品のみ。「ノクターナル・アニマルズ」に出演したテイラー=ジョンソン、「シングルマン」のファースとは今回再タッグを組むことになる。
注目すべきは、フォードが複数のスタジオと交渉したものの、最終的に自己資金で制作することを決めた点だ。フォードは2023年に自身のファッションブランドをエスティローダーに28億ドル(約4300億円)で売却しており、制作費の調達に問題はないとみられる。制作終了後、配給先を探す予定だという。
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