「多聞くん今どっち!?」J.C.STAFF制作でアニメ化 早見沙織、波多野翔らが出演、「うたプリ」「コナン」の永岡智佳が監督
2024年6月24日 20:00
「花とゆめ」(白泉社刊)で連載中の原作は、累計発行部数100万部を突破し(電子書籍を含む)、「このマンガがすごい!2023」でオンナ編第9位、「次にくるマンガ大賞 2023」でコミックス部門第6位にランクインした人気作。高校生・木下うたげが、ハウスキーパーのアルバイトで推しアイドルの「F/ACE(フェイス)」の福原多聞と出会い、その意外な本性を知ったことをきっかけとして、彼を全力でサポートしていく姿を描く。
主人公のうたげ役を早見、ワイルドでセクシーなアイドルとして名をはせるも、プライベートでは自己肯定感が極端に低い多聞役を波多野が担当する。多聞とともに活動する「F/ACE」メンバーのうち、坂口桜利役を千葉、橘敬人役を畠中、石橋ナツキ役を天﨑、甲斐倫太郎役を長岡が務める。各「F/ACE」メンバーは、いずれも多聞と同じく2面性をもつキャラクターとなる。
監督には「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ」や、映画「名探偵コナン」シリーズの「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」「名探偵コナン 緋色の弾丸」などを手がけた永岡智佳を迎え、アニメーション制作を「薔薇王の葬列」のJ.C.STAFFが担う。
アニメ化決定を受け、原作者からの描き下ろし祝賀イラストと、同画稿を使用した「祝☆福原多聞生誕祭 2024 スペシャルムービー」が公開されている。
キャスト陣、原作者からのコメント全文は以下の通り。
・「多聞くん今どっち!?」の印象や魅了をお聞かせください。
登場キャラクターたちの個性とギャップが面白く、ギャグとシリアスのバランスも絶妙で、読み始めたら止まらなくなりました。どんな状況でも揺るがぬ推しへの愛にあふれていて、それが暴走するくらい激しく、またときには真摯に繊細に、いろんな形で描かれているので、映像化が今から楽しみです。
オンとオフの切り替えが激しすぎる多聞くんに「おれよりオンオフ激しくないですか……」と言わしめるうたげちゃん。表情豊かで、時には暴走するけれど、根底に大きく真っ直ぐな想いがあるのが可愛らしい人だと思います。
オーディションの原稿が、同一人物と思えないくらいギャップがあったので、全開で臨みました。声を担当できるとわかった時はとてもうれしかったです。本番の収録でも、心に多聞教プラカードを掲げながらアフレコしたいと思います!
そして多聞くん、お誕生日おめでとうございます!
・「多聞くん今どっち!?」の印象や魅了をお聞かせください。
うたげや多聞くん、「F/ACE」のメンバーがたくさんの人との関係を通じて成長していく物語! そしてメンバーそれぞれに表舞台と私生活で異なる表情があるところや、アイドルとファンの間で芽生えていくひとつの愛の形を感じられる温かいところも、本作品の魅力的な部分だと感じています。
多聞くんの最初の印象は、根暗で、自己肯定感が低くて……アイドルとはかけ離れた人――という印象でした。
そんな多聞くんを「演じる」のではなく、多聞くんそして「F/ACE」のメンバーと一緒にいろんな景色を見ていけるよう、「二人三脚」で頑張りますのでよろしくお願いします!
・「多聞くん今どっち!?」の印象や魅了をお聞かせください。
うたげさんの熱量高めな応援や語彙は大いにコミカルさをもって描かれていますが、自分が応援する多聞くんの姿と素の彼を混同せずハッキリわけることで、逆にどちらも上手く見ている、人としてのまっすぐさは目から鱗でした。だからこそ読んだ時も「応援しているアイドルと距離が縮まったからもうゴールだね」とはならずにいられる角度がすごいなと。そんなハイテンションな展開の中にも、多聞くんを元気づける言葉などは心に刺さる説得力があり、非常にぐっと来ます。
「F/ACE」のメンバーがそれぞれ抱える思いがリアルさも伴うので、トップアイドルである彼らにも親しみや共感がもてて、読んでいてとても楽しい作品でした。
プロ意識の高い人物です。オーディションでは、桜利の仕事の顔と軸となるバックボーンやメンタルの違いを意識して臨んだので、さらに突き詰めたいです。
いち役者としては、尊敬しつつ共感できる部分が多く、その繊細な気持ちの変化をしっかり表現したいです。どういう気持ちのきっかけで今その言葉を選んだのか、常に念頭に置いて考えて演じたいです。他のキャストの皆さんとでできあがる、作品と「F/ACE」の空気がとっても楽しみです。
アイドルモードの桜利たちが、うたげだけではなく視聴者の方々にもしっかり魅力的に映るように、二重に役作りをする気持ちで頑張ります。
・「多聞くん今どっち!?」の印象や魅了をお聞かせください。
僕らは演者側なので、お手紙や、直接顔を見れるイベントなどで、ファンの皆様に支えられてる実感を得るのですが、ここまでファン側の内面を知れるのはなんだか楽しくて、ぐんぐん読んでしまいます!
もちろん僕らは声優なので、また全然違うのですが、本当に、愛情というのはこんなにも面白く、そして優しいのですね……!!
そんなことを教えてくれる作品です!
「F/ACE」のリーダーであり、一見物腰柔らかく、優しく、甘い印象がありますよね。一見。
もうどんな人物なのかは、この作品に出会って確認してもらいたいですが、どちらにせよやったことない役柄。しかもリーダーです。身を引き締めて頑張ります!!よろしくお願いします!!
・「多聞くん今どっち!?」の印象や魅了をお聞かせください。
うたげちゃんと「F/ACE」のメンバーとのやり取りが見ていてほんと面白いです。
自分はもともとアニメ、漫画、ゲーム、声優の濃いめのオタクだったので、作品や人を「推す側の気持ち」がすごくわかるし、今は声優として、人様に「推される気持ち」も多少ですがわかるようになりました。なのでこの作品には多くの共感や感動があり気がついたら夢中で読んでいました。
でも天﨑的には、本当はこの作品って誰もが共感できるあるものがテーマなんじゃないかなとも思っています。奥深い作品です。
石橋ナツキくん。好きです。
表の顔と裏の顔なんてよく言いますけど、じゃあ裏の顔が本物で表がウソかっていったら、そんなことないと僕は思うんです。表で見せている姿には、愛とか情熱とかいろんな想いがこもってたりするんですよね。いい演者であればあるほど、そこに「本物」が詰まってるんだと僕は思います。だから素敵に輝くのかなと。
この作品は裏の顔をネガティブなものとしてだけじゃなく、その人の人間らしさ、魅力として描いているのが素敵だなって思いました。なので僕はナツキくんの「本物」をしっかり演じられるように頑張ります!!
・「多聞くん今どっち!?」の印象や魅力をお聞かせください。
推しのウラの顔って見たいようで見ちゃいけないような、でもやっぱり見たい! そういったもどかしい気持ちが押し寄せてきます!! ニヤニヤが止まりません。
どのキャラクターも魅力的で、この子推しになるだろうな~と思って読み進めてたら、あれ?この子もいいな! の連続です。気づいたらみんな好きになってて結局選べない! というくらい全キャラ魅力的ですので、ぜひご注目ください!!
オモテの倫太郎くんは一言しゃべるだけで発声を感謝されるほど無口で、ミステリアスな雰囲気に包まれた謎多き男の子です。ウラの姿は……どうぞ楽しみにお待ちください。
グループのなかではラップパートを担当していますので、これから僕もラップを猛練習したいと思います!!
そして倫太郎くんはがっしりとした体形で素晴らしい筋肉を有しています。僕も筋肉と対話し収録に臨みます!
・アニメ化を受けて、今のお気持ちや、ファンの皆様にメッセージをお願いします!
自分の漫画がアニメになるのはずっと夢だったのでとてもうれしいです……!
アニメでうたげたちがどのようにしゃべって動くんだろう、とわくわくしております。
特に、文字と絵だけでは F/ACE の音楽の表現ができないため、声優さんの声によってどんな曲が生み出されるのか今から興味津々です。
現在アニメスタッフの皆さんがバリバリ準備してくださっているので、作者としてできるお手伝いをしながら楽しみに放送を待ちたいと思います!
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