「バチェラー」司会、スパイの恋愛事情に興味津々 国際ジャーナリストが疑問に答えた!【「ブラックバッグ」トークイベント】
2025年9月9日 12:00

「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ監督と「ミッション:インポッシブル」の脚本家デビッド・コープがタッグを組んだ、劇場公開映画「ブラックバッグ」のトークイベントが9月8日、都内で行われた。
エリート諜報員と二重スパイが最重要機密をめぐり、頭脳戦を繰り広げるミステリーサスペンス。スパイ夫婦の愛憎も描く本作にちなみ、恋愛リアリティ番組「バチェラー」シリーズの司会で知られる坂東工、国際情勢とサイバーセキュリティに精通し、スパイ専門家として活動する国際ジャーナリストの山田敏弘氏が登壇し、“愛の機密トーク”を展開した。
イギリスの国家サイバーセキュリティセンターのエリート諜報員ジョージ(マイケル・ファスベンダー)は、世界を揺るがす不正プログラムを盗み出した組織内部の裏切り者を見つける極秘任務に乗り出す。容疑者は5人、そのうち1人はジョージの愛妻である凄腕諜報員キャスリン(ケイト・ブランシェット)だった。容疑者全員をディナーに招待したジョージは“あるゲーム”を仕掛ける。

第73回アカデミー賞で4部門を受賞した「トラフィック」をはじめ、ソダーバーグ作品の大ファンだという坂東は、本作を「人間の本質に迫る大人な映画」と評し、「ほとんど表情を変えずに、沈黙を使って心を動かす演技に戦慄した」と、主演のファスベンダーを絶賛した。
山田氏も「かなり面白い映画で、スパイを知るためにも打ってつけ」とプロの目線で太鼓判。現役スパイとも交流があるといい、「スパイにしてはカッコ良すぎるかな。スパイは目立ってはいけないので」と豪華キャスト陣にツッコミも。ただ、「(劇中の)彼らは電波を使った諜報活動なので、問題ないし、今の時代を切り取っている」と、ハッキングを扱った現代性を高く評価した。
長年にわたり、「バチェラー」シリーズの司会を務めてきた坂東は「あの夫婦が、どうやって恋愛関係になったのか、とても気になりますね」と、スパイ同士の恋愛事情にも興味津々だ。
その疑問に対し、山田氏は「僕の知り合いにもいますね、夫婦でスパイをやっている人を。3文字の組織ですけど(笑)」と驚きの回答。「ウソを突き通す仕事で、ある意味、外部と断絶した環境なので、お互いに絆が深くなっている。先ほど話した僕の知り合い夫婦も、とても仲いいですよ」と語ると、坂東は「距離感の大切さが身に沁みる」としみじみ語った。
「ブラックバッグ」は、9月26日より全国ロードショー。
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