映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

ゆりやんレトリィバァ、監督デビュー作「禍禍女」引っさげ海外映画祭へ!【密着映像あり】

2025年11月14日 12:00

リンクをコピーしました。
シッチェス・カタロニア国際映画祭に参加したゆりやんレトリィバァ
シッチェス・カタロニア国際映画祭に参加したゆりやんレトリィバァ

ゆりやんレトリィバァが初監督を務めた映画「禍禍女」(まがまがおんな)を携えて、海外映画祭へと挑戦する姿を収めた特別映像(https://youtu.be/tcVR2wtBBq8)が披露された。

本作は、2021年、あるテレビ番組で次に挑戦したいこととして「映画監督」と発言したゆりやんを見た本作のプロデューサーがコンタクトを取り、始動。2024年のカンヌ国際映画祭の開催期間中、同所で映画監督デビューが発表され話題になった。プロデューサーは、撮影までの約1年間、ゆりやんと頻繁に会って恋バナを聞き続けたといい、そんなゆりやんの今までの恋愛の全てが詰め込まれているという。

特別映像は、第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭(スペイン。以下シッチェス映画祭)、第54回モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭(カナダ)、第45回ハワイ国際映画祭(アメリカ)という3つの映画祭で舞台挨拶に挑むゆりやん監督の姿やその舞台裏、そして映画を鑑賞した観客たちとのQ&A、観客の感想コメントなどを捉えている。

モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭にて(右は映画祭プログラマーのジュリアンさん)
モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭にて(右は映画祭プログラマーのジュリアンさん)

世界三大ファンタスティック映画祭の一つであるシッチェス映画祭では、スペイン語での挨拶から始まり、持ち前の英語力で「『禍禍女』は私の恋愛体験がベースです、ホラー映画ですけどね。私もなぜホラー映画になったのかわかりません」とジョークを飛ばし、会場を爆笑させたが、上映後には盛大な拍手が発生。映画を観た観客からは「この映画はとてもチャーミングで想像を超えて凄かったです!」と、「すごくおもしろかったし超クール!最後まで最高でした!みんなにおススメしたい」といった声が上がった。

モントリオールでは、観客の「他に作ってみたい映画のアイディアはありますか?」という質問に、「それはラブストーリーですね、もしかしたら大きな船の上で撮るような作品になるかも、上流階級の女性と貧しい男性が出会います」と、名作「タイタニック」にかけて回答し、会場が大きな笑い声に包まれた。また、本作に込めた思いを問われ「これは私の復讐です、“禍禍女”はすべての女性であり、“私”でもあるんです」と語ったが、上映後の観客の感想に触れ、「同じような境遇の方も多くて、嬉しかったしびっくりしました。国を超えて、時を超えて大きな恋バナをしてる感覚になって楽しかったです」と感動を語った。同映画祭では、「Temps Ø(テンポ・ゼロ)」部門で「観客賞」受賞を果たした。

ハワイ国際映画祭にて
ハワイ国際映画祭にて

ハワイ国際映画祭では、モントリオールに続き、映画芸術の未来を切り拓く新進気鋭の映画人に授与される「ハレクラニ・ヴァンガード・アワード」を受賞。同賞は、過去に「怪物」「BAD LANDS バッド・ランズ」で安藤サクラも受賞している。映画を観た観客からは、「とても個性的なスタイルで、美しくでも同時にすごく怖かったです、本当に怖かったけどすごくおもしろかったです、ずっと夢中になって見ていました」「楽しいだけじゃなくちゃんとメッセージもある、もう監督の次回作がたのしみです」という称賛の声があがった。

立て続けに3つの海外映画祭に参加したゆりやんは、「映画って今までの自分の人生の中では、面白いし大好きだけど、スクリーンを座って静かに見ないといけないというのが常識だったんですけど、映画祭ではみんなが一体になって、拍手したりとか一体感のあるライブなんだと感動しました」と語った。また、ある観客からは「ほんとに映画が好きなんだなと思いました」という感想をもらったと言い、「いち芸人が、急に映画監督ですって名乗り出てきて、恐れ多い想いもあったんですが、自分が今まで映画が好きだという気持ちが伝わったことが嬉しかったですね」と喜びを語った。最後は、「バレンタインムービーとして、皆さんに楽しんでもらえるように頑張ります!『禍禍女』禍禍しい気持ちとどけ!LOVE」とファンにメッセージを送った。

なお、10月26日から31日まで、イタリアで開催されていた、第8回モンスターズ・ファンタステック映画祭の国際長編映画コンペティション部門で本作が最優秀作品賞を受賞。今後も第14回パリファンタスティック映画祭(フランス)、第6回ブルゴーレホラー映画祭(スイス)への正式出品も決定しており、計22の海外映画祭へ出品される。「禍禍女」は2026年2月6日から全国公開。

以下は、モンスターズ・ファンタステック映画祭からの受賞コメントと本作の正式出品が決定している映画祭の一覧となる。

■モンスターズ・ファンタステック映画祭受賞コメント
「欲望と執着を、強烈で美しい物語へと変える圧倒的なエネルギーをもった作品だ。ゆりやんレトリィバァは〈女性の身体〉を、愛と痛み、変化と闘いの舞台として描き出した。観る者を引き込み、揺さぶり、飲み込むような体験――恐ろしくも目を離せない、美の渦がここにある」

■「禍禍女」正式出品決定 海外映画祭一覧
●アメリカ/ビヨンドフェスト2025(9月23日~10月8日)
●カナダ/第54回モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭(10月8日~10月19日)
●スペイン/第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭 (10月8日~10月19日)
●オーストラリア/SXSWシドニー2025(10月13日~10月19日)
●プエルトリコ/第19回ルスカ・ファンタスティック・フィルム・フェスト(10月15日~10月22日)
●イギリス/第21回メイヘム映画祭(10月16日~10月19日)
●アメリカ/第45回ハワイ国際映画祭(10月16日~10月26日)
●ベルギー/第18回レイザーリール映画祭(10月23日~11月1日)
●イタリア/第8回モンスターズ・ファンタステック映画祭(10月26~31日)
●イタリア/第25回トリエステ サイエンス + フィクション映画祭(10月28日~11月2日)
●メキシコ/第18回モルビド映画祭(10月29日~11月9日)
●オランダ/第41回イマジン映画祭(10月30日~11月9日)
●イギリス/フライトフェスト・ハロウィン2025 (10月31日~11月1日)
●アメリカ/第26回サンディエゴ・アジア映画祭(11月6日~11月15日)
●アイルランド、第70回コーク映画祭 (11月6日~11月16日)
●台湾/第62回台北金馬映画祭(11月6日~11月23日)
●ウェールズ、第20回アベルトワールホラー映画祭(11月12~16日)
●フィンランド/ナイトビジョンズ映画祭(11月19日~11月23日)
●アルゼンチン/第26回ブエノスアイレス・ロホ・サングレ(11月20日~11月30日)
●シンガポール/第36回シンガポール映画祭(11月27日~12月7日)
●フランス、第14回パリファンタスティック映画祭(12月10日~12月16日)
●スイス、第6回ブルゴーレホラー映画祭(2026年4月21日~25日)

フォトギャラリー


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

おすすめ情報

映画ニュースアクセスランキング