潜入捜査先で恋の予感!「ブラック・クランズマン」本編ヒロイン登場シーン公開
2019年2月14日 12:00
[映画.com ニュース] 「マルコムX」「ドゥ・ザ・ライト・シング」などのスパイク・リー監督が、ノンフィクション小説を映画化した「ブラック・クランズマン」から、本編映像が公開された。
1979年、米コロラド州の警察署で、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース。署内の白人刑事から冷遇されるなか、捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていた過激な白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に応募してしまう。電話はロン、対面は白人刑事のフリップ・ジマーマンが担当し、2人で1人の人物を演じながら、KKKの潜入捜査を進めていく。
オスカー俳優デンゼル・ワシントンを父に持つジョン・デビッド・ワシントンがロン、「スター・ウォーズ」新3部作のカイロ・レン役で知られるアダム・ドライバーがフリップを演じている。第91回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、助演男優賞、作曲賞、編集賞、脚色賞と計6部門にノミネートされた。
公開された本編映像は、新米刑事のロン(ワシントン)と黒人学生自治会会長を務めるパトリス・デュマス(ローラ・ハリアー)の出会いのシーン。念願の潜入捜査官になったロンの最初の任務は、ブラックパンサー党指導者クワメ・トゥーレの演説会へ潜入することだった。早速、集会に出向いたロンはそこでパトリスと出会う。美人なパトリスに興味津々な様子のロンの姿が収められ、2人の恋を予感させるシーンとなっている。
パトリスは、実在したブラックパンサー党の女性リーダー、アンジェラ・デイヴィスがモデルとも言われている。パワフルなヒロインを演じたハリアーについて、ロン役のワシントンは「とてもすてきな女優だよ。タフだし、一緒にいて楽しいし、研究熱心なんだ。それに、細かいところにまで気をつかっていた。僕もそれを共有することによって、気持ちの面でもお互いに必要としていることが浮きあがってくる。まるで2人でタンゴを踊っているようだった。共演できて素晴らしい経験になった」と語っている。
「ブラック・クランズマン」は3月22日から全国公開。