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息をひそめて : 特集

2021年4月26日更新

【五感を包み込む没入体験】映像、音楽、セリフ
映画.comが太鼓判押す“繊細かつ緻密な一作”
最注目“映像の魔術師”のセンスが全方位に開放

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2020年春、コロナ禍の多摩川沿い。突然訪れた試練と葛藤、それに向き合いながら、日常をおくる人びとのドラマが全8話で綴られる「息をひそめて」(Huluで全話配信中)は、国内外で高く評価され、感度の高い映画ファンならば、一度は名前を見聞きしている“映像の魔術師”中川龍太郎が監督・脚本を手掛けたオリジナルストーリーだ。

映画に強いこだわりを持ち続ける中川監督が、配信ドラマを手がけるのは初めてのこと。作中の登場人物と同様に、コロナ禍で立ち止まることを余儀なくされた中川監督は、持ち味であるクリエイティブセンスにさらに磨きをかけ、映像と音楽、実力派キャストの演技、そのすべてが映画以上に映画らしいハイクオリティな配信ドラマを生み出した。

声をあげることもできず、“息をひそめて”コロナ禍を生きる私たちに届けられたのは、あたたかく優しい、そして澄み切った感性あふれる珠玉の映像体験。その魅力をあますところなく、そして声を大にしてご紹介します。


【予告編】8つの小さな物語は、明日へのかすかな希望と温もりを映す


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【これは215分の映画】深い味わいと余韻に震える
コロナ禍を生きる「私たち」に問いかける人間ドラマ

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○重なり合う8つのエピソード――葛藤の先に光り輝く「希望と共感」

舞台は2020年コロナ禍の春、東京と神奈川の境界線を流れる多摩川沿い。客足が遠のく個人経営の食堂をたたむべきか悩む女性、リモート授業ばかりの日々を過ごし帰省もできない農大生、暇つぶしでウーバーイーツの配達員を始めた美大生、リモートワークを機に距離感が狂い始める夫婦、合唱コンクールが中止となり苦悩する部員たちと顧問――といった市井の人々が、未知のウイルスによって浮き彫りになった、それぞれの葛藤と向き合う姿が全8話で描かれる。

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まるで連作短編集のように、同じ時間、同じ場所を共有し、重なり合う8つのエピソードは、それ自体が“215分の映画”だと言っても過言ではない統一感と完成度。何より、コロナ禍を背景にしたドラマと、そこに生きる人々の姿に「これって、自分のことかも?」と誰もが共感できるはず。これは私たちに問いかける、私たちの物語だ。第8話では、私たちがまだ知らない未来を舞台に、“希望”の光が差し込むクライマックスが待っている。そこに刻まれる深い味わいと余韻は、まさに映画!の満足感だ。

映画レベルといえば、エピソードを彩るキャスト陣も超豪華。夏帆、安達祐実、三浦貴大、瀧内公美、光石研、斎藤工ら日本映画・ドラマを支える実力派に加えて、村上虹郎、石井杏奈、蒔田彩珠、萩原利久、長澤樹といった期待の次世代スターが集合。多摩川のきらめく水面のごとく、それぞれが個性的な光を放っている。

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○色彩豊かな4K映像×余韻を残す“音”――映画館では味わえない体験とは

監督は“映像の魔術師”の異名を持つ、日本映画界の若き俊英・中川龍太郎。「四月の永い夢」「わたしは光をにぎっている」といった秀作が国内外で高く評価され、詩人としても活動する中川監督が今回、初めて配信ドラマのメガホンをとった。これまで培った映画への強いこだわりと鮮やかなセンスが、配信というフォーマットでいかに発揮されているのか?

まず、目を引くのが4Kの高解像度で撮影された色彩豊かな映像。日常を積み重ねる登場人物と、彼らを包み込む多摩川の情景――その両方が鮮明に切り取られることで、感情の奥底が静かに刺激され、物語が持つ美しさ・あたたかみがじんわりと心に刻まれる。撮影を手がけたのは、国内外で多数の賞を受賞してきたカメラマンの上野千蔵だ。

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さらに感情を揺さぶるのが“音”のアンサンブル。確かな表現力を発揮するキャスト陣によるセリフと、登場人物にそっと寄り添うモノローグ。音楽家haruka nakamuraによるサウンドトラックと、咀嚼音や自動車の走行音といった日常にあふれる音像は、ぜひヘッドフォンで堪能することをおすすめしたい。映画館では絶対に体験できない深い余韻も、配信作品だからこその贅沢な味わい!

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【コロナ禍で生まれた挑戦】映像業界が完全ストップ
いかにして俊英・中川龍太郎はピンチを乗り越えたか

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本作の企画が立ち上がったのは2020年3月、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令の直前だった。映像業界が完全ストップを強いられるなか、中川監督も予定されていた新作の撮影が延期となり、突然訪れた“空白”の時間と向き合うことになった。カメラを持って散歩ばかりしていたという中川監督は「散歩中にさまざまな風景を眺めながら、自分の故郷について考えたところ、9歳まで暮らしていた多摩川沿いの登戸界隈の風景が、自分の故郷だと思ったんです」と振り返る。

一時は映画監督を「辞めてもいいかな」と思ったことも。それでも、自分の故郷を捉え直そうと、生まれ育った川崎市多摩区エリアに引っ越しまでして(!)「息をひそめて」の撮影をスタートさせた。「その町に暮らし、町の姿は変わっても、人との距離の近さはいまだに残っていました。そのことを感じながら撮影できたことは作品に良い影響を与えてくれたと感じています」(中川監督)。撮影初日、多摩川の河原にスタッフが集まった様子を目の当たりにし、「あ、ここは自分の職場だ」と実感したそうだ。

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そんな作り手自身が体験した“心の再生”は、そのまま、世代も立場も違う登場人物たちに投影されている。「いまでなければ、生まれなかった」からこそ、「いまこそ、見逃せない」――。配信ドラマの枠を超え、また劇場公開される映画とも異なる“臨場感”も「息をひそめて」の代えがたい魅力になっている。

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【Huluの本気を見届けよ!】見れば必ず唸るはず
完成度の高さが示す、オリジナルコンテンツへの注力

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実力派が顔をそろえたキャスト陣、練り上げられたシナリオと言葉、劇場映画に勝るとも劣らない映像と音楽のクオリティ。そして、コロナ禍で自身を見つめ直した中川龍太郎監督の熱き思い――。

そのすべてが、繊細かつ緻密なバランスで物語を紡いでいく「息をひそめて」を見れば、映画/配信というフォーマットの枠組みを超えた完成度の高さに唸ってしまうこと間違いなし。Huluがオリジナルコンテンツに対し、これまで以上に力を注いでいく決意の姿勢をダイレクトに感じ取れるはずだ。2週間の無料お試し期間があるので、その間に「息をひそめて」全8話を鑑賞後、無料解約することも可能。つまり、こんなチャンス、映画ファンなら見逃す手はないのです。

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