劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 : 特集

2019年8月26日更新

【2018年の“邦画No.1”が、早くもAmazon Prime Videoで独占配信】
ドラマ見てないから? ファンじゃないから? “見ない”その理由、
もったいなすぎる…1年半取材した編集者が「こんなに心震える」を伝えます

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山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介らが共演した、フジテレビの人気ドラマシリーズを映画化した「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」。2018年7月27日に封切られると、そのリアルな医療描写と人間ドラマによる“感動”は瞬く間に日本中を包み込み、最終的な興行収入は93億円(同年の邦画ではNo.1)にまで到達した。そんな作品が、わずか1年ほどでAmazon Prime Videoにて8月27日から独占配信される。18年の“No.1邦画”が、お手軽に視聴可能となる。

これを機に「なんとなく映画館では見なかった」という人も、一度鑑賞してみてはいかがだろうか。「ドラマ版は未見だし、そもそもファンじゃないから本作は見ない」というのは、あまりにももったいない! 一方、劇場で本作を体験した観客は、胸を焦がした感動を再び味わうことができる――! 今回の特集では、17年12月の撮影現場から約1年半にわたって取材し続けた映画.com編集者Oが、あらゆる人に見てほしい「こんなにも心が震えるポイント」をお伝えしていく。


「コード・ブルー」に一切興味ナシ…という女性に、本作を見せたら?
嗚咽、号泣、後遺症――人生を変える“感動の渦”に巻き込まれてしまった

まずは本作未見の方に向け、こんな企画を用意した。「ドラマ版も見たことがない、そもそも医療系の作品は避けていた」という映画.comの女性スタッフSに、試しに予備知識ゼロのまま劇場版を鑑賞させてみた。そんな状態で、本作はどれだけ楽しめるのか? 実験的な鑑賞を前に「え~……。本当に見なきゃダメですか?」くらいテンションは低かったSだが、エンドロールのあとにはこうなっていた。


・何も知らないで鑑賞した結果、嗚咽しました。

S「本当に嗚咽したんです。(山下演じる)藍沢たちの“仕事”や“命”に対する取り組み方が、想像の10倍くらい本気で描かれていて。『こんなにいい話なんだ』と気がつきましたし、最近見た映画で、一番涙を流しました」

・一番泣いたのが、結婚式のエピソード 思い出すたびに泣いて、1週間以上も引きずっています。

S「末期がんの若い女性が患者として登場するんですが、彼女は結婚式を控えていて……。感情移入がとんでもなくて、鑑賞して1週間ほどが経った今も引きずって、思い出しては泣きそうになっています。新婦役の山谷花純さんや新郎役の新田真剣佑さんを、別の作品で見るたびに泣けるんです。後遺症から抜け出せていません」

・新垣さんと戸田さんの共演… クールな“女性の友情”がめっちゃリアル。

S「新垣さん演じる白石と、戸田さん扮する緋山は、絆は深いけど優しい言葉はかけあわない、でも互いの言葉の外に“伝わる”ものがある。クールな友情がめちゃくちゃリアルなんですよね。そこまで心から話せる友だちや仕事仲間、私、いないなと思って、本当にうらやましく思いました」

・“遺される人たち”を思うと、つらい… でも、再生の過程をちゃんと見せてくれる。

S「医療系の作品を避けていた理由は、遺される家族のことを思うとつらすぎるからなんです。正直、本作もめちゃくちゃつらかったです。でも、悲しいことを乗り越え、再生していく過程もちゃんと見せてくれる。“フォロー”があるから、最後まで見られました」

・大げさではなく、少し、人生に対する考え方が変わりました。

S「将来、子どもに見せたい作品だと思ったんです。藍沢たちの絆から、『子どもには、こういう人たちと出会ってほしい』と思いました。また物語には、人生、友情、仕事、全部が詰まっています。家族に連絡をとろうとか、命を大切に、今の友だちや仕事仲間を大事にしようとか、そんな思いがすごく強くなって。大げさではなく鑑賞してから、人生に対する考え方が少し変わったんです」

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【もう一度、このシーンを見てほしい】コード・ブルー“担当”が明かす──
あの場面は“こうして”創出された 長期取材で垣間見た、撮影の舞台裏

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17年12月20日、東京・東宝スタジオで、映画.com編集部のOは藍沢役の山下と増本淳プロデューサーに対面していた。劇場版「コード・ブルー」撮影の合間を縫って、取材を行っていたからだ。この日から約1年半の間、Oは本作を追い続け、10年間で育んだキャストの絆や、数々の名シーンの舞台裏を垣間見ていく。

同日の東宝スタジオでは、大惨事となったフェリーの駐車場がセットで再現されていた。シリーズ最難関ともいえる医療行為が、これから敢行されていく。緊迫の場面に挑むにあたり、セットの隅で1人たたずんでいた山下は、険しい表情を浮かべ精神を統一していた。取材はその合間に実施されただけに、山下の表情は固く、役から抜け出しきれていないように見えた。

しかし 10年共演する本作の“5人”(山下、新垣、戸田、比嘉、浅利)についての質問が投げかけられた瞬間、その顔がふっと、和らいだ。「もう、親戚ですよ。何をしゃべるでもなく、ただそこにいる。僕たちはいいタイミングで、いい人に出会ったと思います」。クールなイメージのあった山下だが、5人が勢ぞろいした後日のインタビューでも、終始リラックスしきって会話する姿が非常に印象深かった。

藍沢がヘリを前に、仲間たちを背に「出会って10年……」と語るシーンは、そんな絆から生まれている。クランクイン前、キャストと製作陣が約8時間にわたり話し合ったなかで、山下たちが胸の内を伝えるべく提案したのだという。増本プロデューサーは、「作品の全部が、その2分ほどに詰まっている。最大の見せ場であり、“集大成”のシーンになりました。あの5人が、正しい答えに導いてくれた」と明かし、感謝の念をにじませた。

また劇場版でひときわ輝きを放った山谷は、美しい長髪を剃り落とし、撮影に臨んでいた。18年8月の大ヒット御礼舞台挨拶では、共演シーンの多かった比嘉は「髪がすぐ伸びるから、メイク室に入ると(山谷が)毎日バリカンで剃っていた」と並々ならぬ覚悟に驚きっぱなしだった。19年3月の愛知・とよはし映画祭2019のトークショーでは、当の山谷は「クランクインが(新郎役の新田と)2人でデートするシーン。撮影後に髪を切る時に『私も頑張るから支えて下さい』という思いで、真剣佑さんにバリカンで剃ってもらいました」と告白していた。

感動的な場面の裏側にはキャストの歴史と覚悟があり、だからこそ数々のシーンは心の扉をひたすらノックする。もう一度本作を鑑賞し、頬に伝う涙の意味を、改めて噛み締めてほしい。

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