座頭市千両首

劇場公開日:

解説

子母沢寛の原作を「怪談 鬼火の沼」の浅井昭三郎と太田昭和が共同で脚色、「ど根性一代」の池広一夫が監督した仁侠もの。撮影は「越前竹人形」の宮川一夫。

1964年製作/82分/日本
原題:Zato Ichi and a Chest of Gold
配給:大映
劇場公開日:1964年3月14日

ストーリー

市が三年前こころならずも斬った男の墓参に板倉村を訪れた所、折りしも起きた千両箱強奪事件にまきこまれた。やったのは忠治一家の者だといい、また座頭市も、その一人に数えられた。真実を確めるため忠治に会った市は、樵悴した忠次や、二足わらじをはき代官の先棒をかつぐ紋次に自分の罪のないことを弁明するのだった。事の次第を理解した忠次だが、紋次は代官に密告した。鳴子笛の響く中、市は見事な刀さばきできりぬけた。とある廓に来た市は紋次と代官、用心棒十四郎がたくらんで忠治にぬれ衣をきせる工作と聞き、忠治の許へ急ごうとした市は、村に入って知りあった千代に近道だと案内された吊橋で紋次一味に出会い命を危機にさらした。それから数日後、千両箱の紛失は、二人の処刑にまで発展した。千両箱紛失の犯人と目された座頭市は、必ず千両箱をみつけて身の潔白を証明しようとした。朝靄深い宿場の入口、全身を聴嗅覚にして茶屋の屋根に身をふせた市は、千両箱を運び出そうとする紋次らに会い代官と紋次を斬り千両箱を見事とりかえすのだった。喜ぶ村人を後に、吉蔵の供養と千両箱を千代に渡すと、市は千代の前から遠ざかったが、なおもそれを追う十四郎の姿があった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

3.0評価が高いようですが私的には今一つ、二つ(笑)座頭市以外のキャラク...

2024年2月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

評価が高いようですが私的には今一つ、二つ(笑)座頭市以外のキャラクターが全く魅力的に描かれていない。
安易に出てきた国定忠治、ほとんど端役に扱われた坪内ミキ子。今回の目玉、若山冨三郎とのラスト対決、若山冨三郎はもはやただの卑怯者だ(笑)
今一つ、二つ、三つ(笑笑)
BS12

コメントする (0件)
共感した! 0件)
はむひろみ

4.0国定忠治

2021年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
kossy

2.5勝新と若山富三郎、死闘

2021年3月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

シリーズ6作目。1964年の作品。

かつて斬ってしまった男の墓参りに上州の板倉村にやって来た市。
村では3年続いた凶作から村人たちが代官に差し出す千両の上納金をやっと工面したが、それを浪人とやくざ者が急襲。
たまたま現場に居合わせてしまった市と、国定忠治一味が犯人と疑われる。
市は真相を解明しようとするが…。

OPクレジットが斬新。
崖から転げ落ちた千両箱に知らずに座る市がユーモラス。
しかしながら今回、ストーリー的にちと惹かれるものが無かった。
せっかく国定忠治を絡めながら…。

が、その一方、
名カメラマン、宮川一夫による映像美。
そして、シリーズ2作目以来となる実兄・城健三朗(若山富三郎)との共演。
以前は実生活と同じ兄弟役で愛憎入り交じる宿命の闘いだったが、今回は極悪非道な悪役。
馬に乗り、鞭を振り回し、まるで西部劇スタイル。
市との死闘、勝新と若山富三郎の本気のアクションは迫力充分!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
近大

3.0国定忠治

2020年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

市(勝新太郎)が訪れた村で、上納金の1000両が強奪されるという事件が起きる。
赤城山にこもる国定忠治が疑われるが、市は代官所と結託した親分にたどり着く。
ヒロインは坪内ミキ子、敵は城健三郎こと若山富三郎、負ける気がしない市でした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いやよセブン
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

「座頭市」シリーズ関連作品

他のユーザーは「座頭市千両首」以外にこんな作品をCheck-inしています。