劇場公開日 2020年8月14日

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ファヒム パリが見た奇跡 : 特集

2021年4月19日更新

新サービス「シネマ映画.com」で見られる映画から
編集長のオススメ作品をご紹介
「クイーンズ・ギャンビット」を思い出します!

私たち映画.comスタッフが集めた名作群を、オンラインでいつでもご覧いただける「シネマ映画.com」。おかげさまで好評をいただいています。スクリーンは3種類「プレミアムスクリーン」1100円~1500円、「スクリーン1」550円~770円、「スクリーン2」が330円~550円です。ここでは、現在プレミアムスクリーンで配信している作品の中から「ファヒム パリが見た奇跡」をご紹介いたします。(構成・文/映画.com編集長 駒井尚文)

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本作もまた、私は映画館で見逃しました。しかしシネマ映画.comで見たら思ったより遙かに面白かったので、ここでご紹介します。

この映画は、「ファヒムズ・ギャンビット」ですね。チェス案件。NETFLIXの「クイーンズ・ギャンビット」にハマって、その後ロス症状を覚えた方は、絶対にこれ見た方がいいですよ。ロスがかなり解消されますから。もちろん「クイーンズ・ギャンビット」なんて知らないよ、NETFLIXも加入してないよって方でも全然楽しめますのでご安心ください。

バングラデシュから政治難民としてフランスに逃れたファヒムとその父は、赤十字によって難民用施設に保護されます。父はなかなか定職に就けず、フランス語もままならない日々を送りますが、息子のファヒムはチェスが得意で、チェス教室でめきめき頭角を発揮していきます。しかも、少年なのでフランス語の習得も父親より遙かに早い。

地区大会で上位に入賞し、フランスの全国大会に進もうと、チェス教室の先生や仲間たちと一丸で奮闘しますが、難民申請が通っていないのでファヒムは出場資格が得られない。難民と認定されない限りは、不法滞在者。そして、同じく不法滞在者の父親は施設を追い出されホームレス状態に。この親子、どうなってしまうのか……。

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はじめは、ノースターの小さな映画かと思いきや、ジェラール・ドパルデュー御大がチェスの先生役でフル稼働。驚きました。自らのキングを倒して「負けました」と表現するシーンとか、クイックに駒を進めてタイマーをバンっと叩くシーンとか、「クイーンズ・ギャンビット」でお馴染みの光景がたっぷり見られます。そして、チェス大会で快進撃を続けるファヒム少年に立ちはだかるライバルがまた憎らしい。

自宅のTVモニターで見ていた私ですが、最後は思わず、立ち上がって拍手してしまいました。未見の方には、是非見ていただきたい1本。シネマ映画.comのプレミアムスクリーンで配信中です。5月6日まで視聴が可能です。


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