劇場公開日 2022年10月7日 PROMOTION

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ソングバード : 特集

2022年9月26日更新

【大問題作】ウイルスが猛威→世界の死者1億人超…
パンデミックをリアルに描きすぎ賛否両論!ハリウッド
の破壊王が爆発を封印しても撮りたかった映像とは?

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世界的パンデミックによって当たり前に思えた日常が一変し、新作映画の公開や撮影も次々と延期・中断された2020年。そんな逆境を逆手に取り、“ハリウッドの破壊王”ことマイケル・ベイが製作を務め、実際にロックダウンされていたロサンゼルスで撮影を敢行した戦慄のスリラー大作、それが「ソングバード」(10月7日公開)だ。

舞台は新型コロナウイルスがさらなる変異を遂げ、厳しい外出制限が4年間も続く荒廃した世界――。そこに生きる人々が自由を模索し奮闘する姿を通して、いまもなお“ウィズ・コロナ”の現実に向き合わざるを得ない我々に問いかけるものとは?

衝撃と警鐘、その先にある希望。本国アメリカで賛否両論を巻き起こした新たなエンタテインメントを見逃すな。


【あらすじ】
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2024年、ロサンゼルス。新型コロナウイルスはさらに強力なウイルスに変異し、致死率56%、全世界の死者数は1億1000万人を超えた。その猛威によって、人々は厳格な感染対策ルールの厳守を余儀なくされ、感染者は「Qゾーン」と呼ばれる隔離キャンプに強制収容されていた。数少ない“免疫者”である主人公の運び屋ニコは、感染が疑われた恋人・サラを救うため、闇市場で売買されているという免疫パスのダミーを手に入れようと、陰謀渦巻く社会の暗部に足を踏み入れる。


【予告編】

【問題作】2024年、ウイルス変異で世界は変わった…
迫真すぎて賛否両論!ロックダウン下で撮影の斬新映画

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アメリカでは予告編が解禁された時点で「不安をあおられる」という声もあがった本作は、公開されるや、すぐに大論争が勃発! その理由を深堀りすると、コロナ禍が生んだ問題作「ソングバード」の衝撃度が見えてくる。


●問題①:設定が怖すぎる 未知のウイルスが大流行→致死率56%、死者1.1億人…

2020年初頭に始まったコロナ禍。当時は誰もここまで長期化するとは予想していなかったはずだが、「ソングバード」が描く現実はさらに過酷だ。

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舞台となる2024年は新型コロナウイルスが収束するどころか、さらに強力で恐ろしいウイルスに変異しており、厳格なロックダウンも継続中。致死率は56%で、舞台となるロサンゼルスだけで、年間の死者数は840万人超え。全世界では1億1000万人以上が命を落としているのだ。

それだけでも身震いしてしまうが、そんな感染爆発をコントロールするために敷かれた厳格なルールの数々が戦慄の一言。政府が人々を分断させ、自由と希望を根こそぎ奪い去っているのだが、現実的に「こんなこと、絶対ありえない」と100%言い切れない。それだけに、登場人物たちの感情がストレートに観客の心を揺さぶってくるのだ。


●問題②:賛否両論すぎる リアルな描写に評価集中…あなたはなにを感じる?
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世界中が未曾有のパンデミックに見舞われる真っ最中に、アメリカで披露された「ソングバード」。リアルな描写が観客に与えた影響はすさまじく、辛口で知られる映画評論サイト「ロッテントマト」で賛否両論が巻き起こった。

「すべてのシーンで、すべてのフレームで、私たちの現在の状況を堂々と取り上げている」「今の私たちを映す鏡として、しかし拡大された新しい、新しい、新しい日常として、最も興味深い作品」と絶賛する声があがる一方で、「COVIDがもたらした現実の死、病気、失業、心痛を冷酷に思い起こさせる」という意見も……。

迫真の描写が、観客を強く、強く揺さぶったことがうかがい知れる。だからこそ映画ファンが映画館へ行き、その価値を確かめるべき作品なのだ――あなたは本作に、何を感じるだろうか?


●問題③:撮影が斬新すぎる パンデミック中のLAでロケ!? 攻めに攻めた映像
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荒廃した都市をいかに描き出すか? 製作チームが選んだのは、ハリウッド映画初となるロックダウン下での撮影だった。

人々が姿を消し、まるでゴーストタウンと化したロサンゼルス。CGやセットではなく、実際にロックダウン中の街なのが驚きだ。そこではディストピアのような非現実感と、確かにそこに存在するという圧倒的な現実感が奇妙なコラボレーションを織りなしていた。

iPhone、GoPro、監視用カメラを駆使したエッジの効いた映像は、コロナ禍において「カメラこそが人々の目になった」現実を突きつける。また、大規模な撮影機材が使えないことで、俳優たちのライブ感あふれる演技が引き出されたことも創意工夫が生んだ奇跡だ。

撮影は2020年7月、新しいガイドラインに則り、わずか17日間で実施。感染者を出すことなく、撮影もポストプロダクションも終えて、映画は完成した。


【細部の作り込み】近未来はこうなる――?
描かれるギミックが興味深い&恐ろしい…

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本作が描く身の毛もよだつ管理社会に、さらなるリアリティを与えているのが、近未来の独特なギミック&ディテールの数々。コロナ禍以前であれば「そんなバカな」と思えたはずのシーンも、今となってはまったく絵空事には思えないほどすさまじい。


●毎日、スマホで検温が義務化→異常検知で衛生局がすっ飛んでくる

外出先などで検温を求められることが当たり前になった現代だが、「ソングバード」が描く世界ではさらに進んでいる。人々が毎日、自分のスマートフォンでの検温を義務付けられ、高熱や体調の異変が検知されると、自動的に公衆衛生局に通報されてしまう。


●一家に一台、紫外線除菌装置が設置(まるで宅配ボックス!)

物流もほとんどストップしてしまった世界で活躍するのが、免疫をもった主人公ニコのような運び屋たち。彼らが自宅待機する住民たちに届ける荷物はすべて、特殊な装置(宅配ボックスみたいに使用する)によって必ず紫外線消毒される。

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●パンデミック前後で価値観が激変…「自由な移動」が最も高価に

自宅に軟禁されるほどの厳格な管理社会において、最も価値があるのは自由な移動に他ならない。移動のために必要なのが、免疫者である証明をしてくれる免疫パスだ。手に入れることは困難なため、闇市場で売買される偽の免疫パスに手を出す富裕層もいる。そのお値段、なんと一人15万ドル!(約2100万円/1ドル=140円換算)


●発症したら「Qゾーン」に隔離…最悪の場合、隔離前に“排除”

仮に感染・発症が判明してしまうと、市民は強制的に「Qゾーン」と呼ばれる隔離キャンプに収容されてしまう。一度、足を踏み入れたら最後、そこから逃れることはできない。内部の様子は? Qは「Quick Death」の略だと噂されており、その全容は文字通りQ(クエスチョン)だ。

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【鑑賞の手引き】製作は“破壊王”マイケル・ベイ
“あの作品”が好きなら、本作も一見の価値あり!

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最後に、鑑賞しようか迷っているユーザーに向けて。

本作にあのマイケル・ベイが参加していることに驚く映画ファンもいるはず。稀代のヒットメーカーの思いとは? 過去のパンデミック映画の系譜と、本作ならではの魅力にも迫る。


●マイケル・ベイ、爆発を封印してまで作りたかった「ソングバード」
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「アルマゲドン」など数々のスペクタクル映画を手がけ、“ハリウッドの破壊王”として君臨するマイケル・ベイがプロデューサーに名を連ねた本作には、彼のトレードマークともいえる巨大な爆発シーンは存在しない。これはひとつの大事件だといっても過言ではない。

それでも製作しようと決意した背景には、パンデミック直後、消えかけていた映画製作の火を灯し続けなければいけないという強い使命感があったはず。実際、メガホンをとった若手監督のアダム・メイソン(「悪魔の椅子」「ハングマン」)をサポートするため、ベイはセカンドユニットの撮影にも参加している。

なお、過去には「クワイエット・プレイス」や「パージ」といった閉塞状態を舞台にしたスリラーもプロデュースしているだけに、実はとてもマイケル・ベイっぽい作品だとも言える。


●「コンテイジョン」「アウトブレイク」にショック受けた人は、まず観たほうがいい…
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未知のウイルスが巻き起こす感染爆発を描いた名作は過去にも存在しており、特に映画ファンにとっては、先日亡くなったウォルフガング・ペーターゼン監督の「アウトブレイク」(1995)、スティーブン・ソダーバーグ監督が手がけ、コロナ禍が始まった直後に再注目を浴びた「コンテイジョン」(2011)は強いインパクトが残っているはず。その系譜に新たな1ページとして加わるのが、この「ソングバード」だ。

主人公の青年ニコは免疫者ゆえ、自由に活動できる反面、ウイルスの“スーパースプレッダー”でもあり、他人との接触は厳禁。そんな彼には、ロックダウン下で知り合った恋人サラがいるが、当然顔を合わせ、触れ合うこともできない。いわばコロナ禍における「ロミオとジュリエット」という要素も加わっており、これまでのパンデミック映画とは一線を画している。

上記「コンテイジョン」などにショックを受けた人は、チェックしておくべき「ソングバード」。この大問題作を、あなたはどう受け止めるだろうか――?

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