コラム:『スター・ウォーズ』まとめ - 第9回

2013年12月3日更新

『スター・ウォーズ』まとめ
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出ました、大ワザ! J・J・エイブラムスが「スター・ウォーズ」ファンをスタッフに起用!!
あの大ディズニーを相手に公開日を延期させたと思ったら、今度はルーカスもやらなかった「一般人ファンをスタッフに起用」という大技を繰り出したJ・J・エイブラムス! やっぱりJ・Jからは目が離せない!

今月はココを押さえておこう!

「エピソード7」は2015年12月18日全米公開!(11月7日)
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夏ではなくクリスマス公開の「スター・ウォーズ」は史上初! 撮影は14年春から英パインウッド・スタジオで。
J・J・エイブラムスのバッド・ロボットがTwitterで「エピソード7」現場写真をアップ(11月14日)
R2-D2とJ・J、キャスリーン・ケネディが一緒に! さっそく「エピソード7」にR2-D2が出演するという噂が飛び交った。
R2-D2の「エピソード7」登場が公式決定! しかもファンが制作!(11月19日)
さっそくR2-D2の出演を公式発表! そしてファン集団“国際R2-D2制作クラブ”所属の英国人ファン2人が「エピソード7」に参加してR2-D2を作ることも公表。
J・J・エイブラムスいわく「R2-D2とC-3POはエージェントが違うんだ(笑)」(11月25日)
R2-D2の登場は公式発表されたが、C-3POはまだ。それについて問われたJ・Jは意味深な返答。
公式サイトに「エピソード7」コーナーが新登場!
「エピソード2」「3」の3D版が14年12月31日に全米公開!?(11月25日)
オランダのサイトで紹介された噂をファンサイトがピックアップ。「エピソード1」をやったんだから「2」「3」もやりそう。
キャストの噂はまだまだ続く!

J・J・エイブラムスが「12 Years a Slave」のキウェテル・イジョフォーを「エピソード7」に出演させる?(11月2日)
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イジョフォーがバッド・ロボットのオフィスでJ・Jを待っている姿が目撃された。彼が出演するのか問われたJ・Jは、「キャスティングについては何も言えない。でも彼はとても才能豊かな紳士だ」と返答。
シアーシャ・ローナン「私は役をもらえなかったわ」(11月6日)
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少し前にオーディションを受けたと発言したが、「私は何も言うべきじゃなかった」とコメント。さらに「噂があるみたいだけど、『ファンタスティック・フォー』にも出演契約していないわよ」。
「エピソード7」出演の噂のデビッド・オイェロウォが発言 (11月12日)
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「大統領の執事の涙」のオイェロウォが「J・J・エイブラムスとの仕事だったらどこにでも行くよ。彼の『スター・トレック』はすばらしかったから、『スター・ウォーズ』もきっとすごいよ」。ランド・カルリシアンは、オイェロウォが息子役を演じるかもしれないという噂については「すごくクールだよね。僕に似てるし(笑)」。
「クロニクル」のアレックス・ラッセルがオーディションを受けた?(11月19日)
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このサイトでは彼がオーディションを受けたとのみリポート。
「ドクター・フー」のマット・スミスが出演?(11月20日)
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こんな噂が流れているよ、という出典不明のニュース。
噂はキャスティングだけじゃない!

「エピソード7」は本当にメキシコで撮影される?(11月10日)
情報提供者いわく3年契約を結んだとのことだが、さて。
「エピソード7」脚本の一部が一瞬ネットにアップされた? (11月20日)
ジェイソン・フレミングがツイッターに脚本の画像をアップしてすぐに削除したらしい。しかし、その画像にはフィルターが掛けられていて中身は読めなかったそう。
今月のJ・J・エイブラムス

J・J・エイブラムスが脚本家と英国撮影について発言(11月25日)
新情報はなし。「ラリー(ローレンス・カスダン)といっしょに仕事をするのは人生でもっともシュールリアルな喜び」「英国で撮影するのは初めてだが、英国のクルーと仕事をするのは夢だった」そう。
J・J・エイブラムスが脚本を書く理由について発言(11月7日)
J・Jいわく「時間が出できたから、ラリー(ローレンス・カスダン)と一緒にやらなくてはならないことができる」「マイケル(・アーント)はすばらしい脚本家だし、今後も一緒に仕事をすると思う」。
なんと、J・J・エイブラムスはジョージ・ルーカスと2007年にディナーしていた(11月4日)
この時は2人とも、よもやJ・Jが「エピソード7」の監督になろうとは想像もしていなかったはず。
J・J・エイブラムス、大丈夫?「ミッション:インポッシブル」第5作の全米公開は2015年クリスマス(11月13日)
「エピソード7」は12月18日公開、「M:i5」は24日公開。つまり同時期公開になる!
J・J・エイブラムスはインターナショナル・エミー賞でファウンダー賞を受賞(11月25日)
JJ受賞
JJ受賞
J・Jの受賞決定を発表するスピーチでは、「彼が次の『スター・ウォーズ』を監督することを素晴らしいと思っています」と言及される一幕も。
今月のディズニー

ディズニーは「スター・ウォーズ」グッズのために「スター・ウォーズ」映画を犠牲にするのか?
「映画製作陣が公開日の延期を希望しているにもかかわらず、ディズニーCEOのボブ・アイガー氏がそれを認めない」という噂を踏まえて、「すでに関連グッズを含めた売上げが予算に計上されているから」との説が浮上。
ディズニーのCEOが宣言「世界中のディズニーランドに『スター・ウォーズ』を」
CEOのボブ・アイガー氏が「アナハイム、オーランド、パリ、東京、上海、香港にスター・ウォーズ関連の施設を検討している」と公式コメント。
今月の旧作キャストたち

ロンドン・フィルム&コミック・コン2014にイアン・マクダーミドの出席が決定(11月21日)
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2014年7月13日に開催。ゲストのアナウンスは彼が最初。
一般オーディションはお祭だ! なんと1万人以上が応募

またもキャスティング・コール発表!役名と設定も判明(11月5日)
「2役を公募」ということは、最初に公募されていた4人のうち2人はもう決まってる!? 今回募集している役どころは、「若い女性、17~18歳役、美人、スマート、運動得意、すべての人種(混血含む)、実年齢16歳以上必須」を対象にしたレイチェル、「若い男性、19~23歳役、ハンサム、スマート、運動得意、実年齢18歳以上必須」を対象にしたトーマス。それぞれ、「両親を失って危険な街でひとりで成長したタフな17歳。ユーモアとガッツでつねに生き延び、犠牲者にはならない」「母子家庭で育ち、腕力的ではないが知性的で、必要なときには勇気を発揮する。人生のばかばかしさを認識していてシリアスに考えすぎない」という設定。
「エピソード7」オーディション記念! 旧3部作のオーディション風景を公開(11月6日)
ダース・ベイダー役のデビッド・プロウズ「ブリストルなまりを出さないように」とアドバイス(11月6日)
雨でも大混雑! ブリストルでキャスト募集がスタート。オーディションのため、キャンプするつわものも(11月9日)
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オーディション参加者数はなんとロンドン8136人、ダブリン3000人!(11月25日)
今月のこんなところに「スター・ウォーズ」!

あの全米大ヒット作「ハンガー・ゲーム2」が「帝国の逆襲」に似てる!?(11月24日)
「中央の権力 VS レジスタンス」の物語、最高権力者はダース・ベイダーと同じ黒手袋、権力側の軍服がストーム・トルーパーに似ている、フィリップ・シーモア・ホフマン演じるキャラクターの設定がランド・カルリシアンに似ている、などなど。
「マチェーテ・キルズ」×「スター・ウォーズ」!ファンが作った予告編が見事!(11月17日))
今だから言えるあんなこと……

ええっ、ヨーダは猿が演じたかもしれない!? 証拠写真が登場!(11月19日)
若き日のジョージ・ルーカスが「スター・ウォーズ」について語った動画を公開!(11月21日)
YouTubeの「スター・ウォーズ」チャンネルは、「エピソード7」公開までお蔵出し映像をアップしてくれそう。
デニス・ミューレンが「ジェダイの復讐」のVFXについて語った動画を公開!(11月22日)
「スター・ウォーズ」チャンネルがこちらもアップ。
今月の関連アイテムはコレ

アプリ「Star Wars: Tiny Death Star」が出た!(11月)
建設をなまけているとすぐに皇帝から呼び出しメッセージが(笑)。
「Star Wars: Death Star Owner's Technical Manual: Imperial DS-1 Orbital Battle Station」発売(11月5日)
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デス・スターのオーナーのマニュアル本が登場。日本のamazonでも2937円で発売中。
「レゴ・スター・ウォーズ ヨーダ・クロニクルズ・トリロジー」が完結! 予告編が登場 (11月20日)
全米のカートゥーン・ネットワークで11月27日に放送された。
総評
 J・J・エイブラムス版「スター・トレック」がオリジナルファンにもウケたのは、脚本家にちゃんとマニアを起用していたから。そのため「スター・ウォーズ」でも同じ手を使うだろうと誰もが思っていたが、さすがJ・J、ちょっと斜め上を行った感じで人気キャラクターの制作にもマニアを起用しちゃうんだから。国際R2-D2製造クラブ所属のファン2名をスタッフに起用し、彼らが制作に参加したR2-D2を「エピソード7」に登場させることが発表された。これでもう、世界中のR2-D2ファンは見ないわけにはいかなくなった。今、世界中で毎日のように行われているオーディションも、「エピソード7」の壮大なプロモーションでもある。さすがJ・J、映画公開を半年先送りにした分、いろんな話題を提供してくれそうだ。

筆者紹介

平沢薫のコラム

平沢薫(ひらさわ・かおる)。映画系ライター、UKミーハー、オモチャ好き、ポップ音楽愛好者、SFファン(順不同)。「STARLOG」とか「BSfan」とか12月に出た「BRUTUS」映画特集号とかで書いてます。

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