マーベル好きにはたまらない新ドラマ「Marvel’s Agents of S.H.I.E.L.D.」 : FROM HOLLYWOOD CAFE

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コラム:FROM HOLLYWOOD CAFE - 第239回

2013年9月26日更新 小西未来

第239回:マーベル好きにはたまらない新ドラマ「Marvel’s Agents of S.H.I.E.L.D.」

画像1 ABC/Bob D'Amico

話題の新ドラマ「Marvel’s Agents of S.H.I.E.L.D.」を観た。S.H.I.E.L.D.(シールド)とは、マーベル作品に登場する架空の秘密組織で、アイアンマンやキャプテン・アメリカといったスーパーヒーローを管理する役割を担っている。サミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーが長官で、「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ」、「マイティ・ソー」などに登場。映画ではスーパーヒーローをサポートする裏方として描かれていたけれど、この新ドラマはS.H.I.E.L.D.が主役。つまり、「アベンジャーズ」のスピンオフなのだ。

企画・製作総指揮には「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが関わっていて、パイロット版の演出も手がけている。ウェドンといえば、テレビドラマ「バフィー ~恋する十字架~」やそのスピンオフ「エンジェル」のクリエイターとしてカルト的人気を誇るけれど、その後のドラマはいずれも打ち切りの憂き目に遭っている。「アベンジャーズ」で歴代映画興行収入第3位という大記録を樹立した彼が、久々にテレビに復帰した作品としても注目されているのだ。

第1話となるパイロット版では、S.H.I.E.L.D.のフィル・コールソン捜査官が特別チームを結成するさまが描かれる(「アベンジャーズ」で死亡した彼が生きている理由は、ドラマ内であっけなく明かされる)。コールソンが集めるスタッフのなかにスーパーヒーローはひとりもいない。それぞれ特殊技能を身につけてはいるものの普通の人たちであり、彼らはチームワークを発揮して、毎回、超常現象に立ち向かっていく、という筋書きだ。

J・J・エイブラムスの「エイリアス」やティム・クリングの「HEROES」なんかと近いテイストだけど、あいにく僕は夢中にはなれなかった。メンバーがそろって美男美女のエリート揃いで、共感できるキャラクターがいないのだ。おまけにみんな容姿が似ているから見分けるのが困難なほど。まあ、これは自分の識別能力の欠如が原因かもしれないけれど。

ただ、映画版では中間管理職の悲哀を醸し出していたコールソン捜査官がカリスマ上司として描かれているのは痛快だし、ストーリーは「アベンジャーズ」や「アイアンマン3」と直結しているのでマーベル好きにはたまらないだろう。実際、今年のサンディエゴ・コミコンでこのパイロット版が初披露されたときも会場は大盛況だった。アメリカで爆発的なスタートを切るのは確実だが、はたして高視聴率をどれだけ維持できるのか注目だ。

[筆者紹介]

小西未来

小西未来(こにし・みらい)。1971年生まれ。ゴールデングローブ賞を選考するハリウッド外国人記者協会(HFPA)に所属する、米LA在住のフィルムメイカー/映画ジャーナリスト。「ガール・クレイジー」(ジェン・バンブリィ著)、「ウォールフラワー」(スティーブン・チョボウスキー著)、「ピクサー流マネジメント術 天才集団はいかにしてヒットを生み出してきたのか」(エド・キャットマル著)などの翻訳を担当。2015年に日本酒ドキュメンタリー「カンパイ!世界が恋する日本酒」を監督、16年7月に日本公開された。ブログ「STOLEN MOMENTS」(http://www.miraikonishi.com)では、最新のハリウッド映画やお気に入りの海外ドラマ、取材の裏話などを紹介。

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