ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語
シリーズ紹介
原題:서울 자가에 대기업 다니는 김 부장 이야기
製作国:韓国
シリーズ
スタッフ・キャスト
- 脚本
- ユン・ヘソン [シーズン1]
- 演出(監督)
- チョ・ヒョンタク [シーズン1]
原題:서울 자가에 대기업 다니는 김 부장 이야기
製作国:韓国
会社に翻弄される会社人間の主人公が、会社を離れ、プライドを手放し、人生を見つめ直して再出発するまでを描いた物語。
ソウルに持ち家があり、大手通信機器会社の営業部長で、妻は専業主婦、一人息子は名門大生、車は現代自動車の大型セダンという絵に描いたような成功サラリーマン、キム・ナスク。
彼の目下の関心は、役員(常務)に昇進することだが、デキる後輩のジヌが突き上げてくるわ、同期が左遷されて自殺未遂を起こすわ、自ら招いたとはいえ会社の不祥事の全責任を押し付けられそうになるわ、次から次へと難題が襲いかかり、共に会社の発展に寄与してきたペク常務の助言虚しく、地方の工場へ飛ばされてしまう。
工場で名ばかりの安全管理長となったナスクは、仕事とは思えないような業務内容に、心身共に調子を崩してゆく…。
同じ頃、妻のハジンは、将来の蓄えに不安を感じ宅建士の資格を取るために奮闘、息子のスギョムは、可愛い同窓生の誘いで謎の起業家仲間に引き込まれる。
ナスクは人事部から、工場の従業員20人のクビ切りと引き換えに本社へ戻すと提案され、迷いながらも取り掛かる。
と、そのときに工場で出火事故が発生。
人事部はチャンスとばかりに、担当部署の21人をリストアップするようナスクに命じる。
解雇されるとざわつき始める仲間達を見て、責任感の強いイ班長は、自分が責任を取るから仲間を助けてくれとの提案する。
が、イ班長の優秀さを評価していることと、クビ切りが仕事とは思えないと感じたナスクは、リスト提出をせず自身の退職に踏み切る。
そんなナスクをバグして労うハジン…。
一方、スギョムは、起業家リーダーが詐欺師だったことで借金を肩代わりさせられる。
退職したナスクも、所得を増やそうと不動産投資詐欺に引っ掛かり、退職金を失った揚げ句に借金を背負ってしまう。
ナスクは借金返済のために、義理妹の夫の会社で世話になるも妹婿と喧嘩したり、運転代行の仕事をしては事故を起こしたりと、散々な目に遭う。
そして心労が重なったナスクは、とうとうパニック障害を発症してしまう。
心配したハジンは精神科への受診を訴え、ナスクは自分が買ったテナントビルの先生にかかることにする。
先生は、テナントオーナーになったことをハジンへ話すよう勧める。
勇気が出ず戸惑うもすぐにバレて、ついでにスギョムの借金のことも知り、ハジンは怒り、呆れ、不安でいっぱいになる。
精神科の先生とのカウンセリングを経て、実兄に会い行き、会社をクビになったことや子供の頃の嫌な思い出を話すナスク。
実兄は、自慢の弟の思いもかけない話に驚いて謝り、ナスクの心のわだかまりも晴れていく。
借金返済のためにソウルの家を売ることにしたハジン。
ナスクは車を手放すことにし、実兄へ相談。
愛車に丁寧な洗車をするナスクを見て、店での洗車サービスの仕事を提案する。
ハジンが、これで少しづつでも生活を立て直せる思った矢先、ペク常務から談合への横槍を頼まれたナスクはまた心が揺らぎ、ハジンに話すがなじられ、酒に酔った帰り道で幻覚のような自分自身と対峙する…。
「若い頃は、出世のために突き進めと言われ、家族と家、肩書き、プライドを守るために働いてきたのに、今は、自分を見つめ直せ、周りも見ろと言われ…、自分を見つめ直したら空っぽだと気づいた。なのに両親、家族、家、ローン…みんな俺の背中に乗ってる。重かったがスギョムは成長し、ハジンは退職を責めずに労ってくれた…。守っていると思っていたが背中から俺を守ってくれていた。薄っぺらいプライドはもう手放そう」
そして、ナスクはキム部長に、「すまなかった…褒美もやれず…」と労う。
ナスクは、高給に惹かれ務めていた会社の洗車係を担う。
元部下達はそんなナスクを見て、複雑な思いを抱きつつも尊敬する。
ある日、昇進を争ったジヌが駐車場へ現れ、ナスクに昇進できなかったことを伝え、何故できないのか?を尋ねる。
ジヌの姿に自分を重ねたナスクは、何故役員になりたいのか?何のために働くのか?を逆に質問する。
ラスト、ハジンと仲良く散歩するナスク。
色々あったがなんとか乗り越えてきたことを互いに労い、これからはゆっくり行こうと頷きあう。
しっとりと心に沁みる挿入歌も印象的だ。