ガール

劇場公開日:

解説

奥田英朗の人気小説を、香里奈、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏の主演で映画化。大手広告代理店勤務の滝川由紀子(香里奈)、不動産会社勤務の武田聖子(麻生)、老舗文具メーカー勤務の小坂容子(吉瀬)、自動車メーカー勤務の平井孝子(板谷)という職業も取り巻く環境も異なる4人の女性が、それぞれの悩みを抱えながらも懸命に自分と向き合い、女性としての人生を謳歌しようとする姿を描く。メガホンをとるのは、「白夜行」「神様のカルテ」の俊英・深川栄洋。

2012年製作/124分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2012年5月26日

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(C)2012“GIRL”Movie Project

映画レビュー

3.5女はつくづく生きにくい。男の人生は足し算だけど、女の人生は引き算だから。選択肢の幅が広がって、かえって不自由になった・・・。

2021年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

とてもいい映画だった。Over30で仕事に頑張ってる女性達の想いがとても凝縮されてて涙した。
響いた言葉をPC前で走り叩いた台詞。
『女が全員、自分に自信を持っているわけじゃないんです!』
『自信なんてみんな無いわよ。でも、背伸びするのが女じゃない!』
『シングルマザーは周りに助けられなきゃいけないの!!?私は社会的弱者ってこと!?頑張らせてよ・・・、 頑張る!って決めたんだもん、私。』
『女はつくづく生きにくい。男の人生は足し算だけど、女の人生は引き算だから。選択肢の幅が広がって、かえって不自由になった・・・。』
『女の人生は半分ブルーで半分ピンク、人生の半分はブルーだよ、だからきっとみんな焦ってる、既婚でも、独身でも、子供がいてもいなくても。でもブルーと向き合わなきゃきっと人生は輝かない。』
以下、あくまで私見なんでご容赦を。日本が調子に乗ったバブル前夜とともに施行された1986年男女機会均等法。大変な世の中になるだろうと当時高校生で思った記憶がある。それからあっという間の4半世紀。ずっと考えてるものがある、あれは欧米文化に無理やりに迎合してしまった法律と思って仕方がない。そこにほんとに恩恵を得た女性は一体どのくらいいるんだろう?驚くのが昨今の学校教育で『男でしょ!』『男らしくない!』って言葉がセクハラ用語のようだ。常に思う、男女は『平等』である必要は全くない、『公平』であるべき。平等のみを追求し続けた4半世紀、涙ぐましい程に頑張らなきゃいけない女性を描くこの映画に涙した。でも映画の最後に
『100回生まれ変わったって、私は100回とも女がいい』で締めくくったのが良かった・・・、見ようと思った人ネタバレごめんなさい。

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masayoshi/uchida

5.0そう。これが映画の醍醐味なんだ。

2020年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

なにしろ私は男ばかりの世界で青春時代を過ごしてきた人間なので、この映画の最初の10分ほどは、女の子のヒミツの花園の毒気に当てられ、お尻のあたりがモゾモゾするような居心地の悪さを感じていました。

しかしそんな中でも、女優さんたちの素晴らしい演技(女の論理の世界)にグイグイ引き込まれて行きました。

一人一人、女の子のキャラクターが丁寧に描き分けられており、すべてのセリフが徹底的に磨き上げられていて心地よかった。

どのセリフを切り取っても、名文句集が作れるほど。
文句なく素晴らしいシナリオ&演技だったと思います。

観客の7割が女性だったので、女性たちがどこで涙するものなのか、興奮するものなのか、という観点からも興味深く、単にスクリーンだけでなく観客席の反応も楽しめる、ちょっとあまり他で経験したことのない映画だったと思います。

感動というジャンルではなく、おもしろいという言葉ともちょっと違うし、これはいったいなんだろう。

そう。
これが映画の醍醐味なんですよね。

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お水汲み当番

2.0バブル臭が

2019年7月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

2012年公開の作品でもいささか古臭い感じがしました。まだ、バブルをひきづってる感じです。キャリアってもう結婚にそんなにこだわらないと思うし、露骨に女子力をアピールするってないかな。それに女性を一括りにするのもいただけませんでした。ちょいちょい要潤が女性差別的な発言をしてましたが、2012年時点の若者はそんな事ももう言わないんじゃないかな?と思いました。

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ミカ

3.0女子会

2019年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 “女子会”に代表される“女子”という流行語が頻繁に飛び出してくる。その言葉に嫌悪感を持つ加藤ローサの会話が最も的確だった。原作は男性であるので、その真意はわからないが、あまりにも多用するのはどうなんだろう?ギャグとして“女子”を使うのはOKだし、男が言うのも正しいかと・・・

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kossy