ガタカ

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

イーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウが共演したSFサスペンス。遺伝子操作で生まれた“適性者”が社会を支配する近未来。自然出産で誕生したビンセントは、“不適正者”として冷遇される人生を歩んでいた。彼は幼い頃から宇宙飛行士を夢見ていたが、それは適性者のみに許される職業だった。ある日、ビンセントはDNAブローカーの仲介で、下半身不随となった元水泳選手ジェロームの適性者IDを買い取る。ジェロームに成り済まして宇宙局「ガタカ」に入社したビンセントは、努力の末についにタイタン探査船の宇宙飛行士に選ばれるが……。アンドリュー・ニコルの監督・脚本デビュー作。

1997年製作/106分/アメリカ
原題:Gattaca
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:1998年5月2日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第70回 アカデミー賞(1998年)

ノミネート

美術賞  
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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

3.0夢みることを勇気づけてくれる

2024年4月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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くまの

3.0僕らが旅に出る理由

2024年4月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 噂によると 夢は生き物で
 愚痴や言い訳で すぐに弱っちまうらしい
 唯一の好物は 可能性
 良かった 俺もあんたも 腐るほど持ってる
 頑張りだけじゃ 足りないとしたって
 頑張ることしかできない同士達へ
 自分を客観視なんてするな
 俺たちの目は ここについてる
 Dreamは comeして trueに成らず
 Dreamは goして trueにしてゆく
 叶う 叶わぬは別
 それさえあれば 人は 輝く
             アフロ 「三文銭」

 私がコメントするより、この唄の歌詞が、この映画の全てを物語っているような気がしますが…。

 生まれる前に性別判断するように、生まれた瞬間、ヒトの将来を測定する。映画の話だけでなく、ある程度、リアルにできるそうですね。デザイナーズベビーもね。ただ、自分の未来が、数値化された世界って…。
 ゲーム「信長の野望」。長尾影虎と云うキャラ使うと、戦場で、とんでもない戦果を毎回出します。戦闘力が最大値で、常に最大値を発揮する設定だからです。
 テストの結果が超人的ならば、超人的な結果が要求される。一番でないと、みんな、がっかりする。銀メダルが、許されない世界。それが、私達の望む、あるいは他者に要求する世界なの?。(そういう意味では、海の向こうの二刀流のアスリートさん、無理せず頑張ってね。大変だと思うけど。いい通訳さん、見つけてね。)
 頑張ることは、無駄な抵抗なのか、頑張ることで、ヒトは進化を遂げるのか?。初めから分かりきったゲームに、ヒトは熱くならない。分からないから、考える、先が見えないから、最善を尽くす。
 誰も笑わない規格品のみが棲息するガタカより、夢みることを諦めないファベーラのほうが、活性化しているのは、何故?。
 皆様のガタカは、何処にありますか?。
 ヒトの可能性を測るのは、誰?。
 その可能性は、誰の都合に合わせた可能性?。

 皆様は、どんな理由で、旅に出ますか?。

     (僕らが旅に出る理由 小沢健二 「LIFE」)

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機動戦士・チャングム

3.5ジュード・ロウのキラキラ感

2024年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

まぶしいです。

遺伝子の優劣で人生のすべてが決まってしまう近未来、宇宙飛行士を夢見るヴィンセントは生まれてすぐに行われる遺伝子の検査で心臓の疾患があり、寿命も平均30年程度と診断されてしまった。一方の弟アントンは遺伝子操作の上に生まれた”適正者”。不適正者と診断されているヴィンセントは生まれながらに身体だけでなく就職先を限定されてしまうなど、様々なハンディを背負ってしまう。

それでも宇宙飛行士になりたいヴィンセントは、宇宙船の操業会社であるガタカに掃除夫として就職する。日々宇宙船の発射を目の当たりにするも、不適正者のヴィンセントには万に一つのチャンスも与えられることは無い。

そこで、ヴィンセントは大きな賭けに出る。適正者の中でも優秀な遺伝子を持つ人間に成りすますため、DNAブローカーに接触する。ブローカーの仲介で、元水泳選手でありながら交通事故で下半身不随となったジェロームに出会う。ヴィンセントはジェロームに成りすまし、ガタカに宇宙飛行士候補として採用される。
なんとか宇宙飛行士の選考に残ったジェロームことヴィンセントだったが、会社内で起こった殺人事件を発端に、自らの素性が暴かれる危機に直面する。

DNAによって全て支配される世界というコンセプト自体は考えられなくもないけど、それをここまで徹底的に、或いは妄信的に人の層別に使ってしまう世界観が斬新かつ現代社会の風刺にもなっている気がする。学歴だったり運動能力だったり、これらは自分の努力でどうにかならないわけでもないが、如何ともしがたい部分だってある。でも、それで人を層別するのってフェアなのかな、というよくある疑問。

主人公のヴィンセントメチャクチャ努力している。でも、君の遺伝子イマイチです、はい、不合格。とやられてしまう。これに果敢に挑戦したヴィンセントくんのお話。

だけど、結構引っかかる部分があるのよね。彼を取り巻く人たちだってみんな真摯に生きている。もちろん不正もせずに。
もっと言えばジェロームの人生って何なんだろう。彼の献身をヴィンセントはどう思っているのだろうか。本当にwin-winなんだろうか。
色々と考えてしまった。そう、この映画は誰かと一緒に観て、僕ならどう思う、私ならこう言う選択をするって熱く話し合うのにいい作品だと思う。

にしても、今やイケオジやらイケてないオジジやら色々やってるイーサン・ホークの若々しさ、そして何よりジュード・ロウのその愁いを帯びた輝きがこの映画のハイライト。
二人の若きイケメン、それと作中で脱ぐのかい、脱がんのかい、結局脱がんのかーい!となったユマ・サーマンもまた愁いを帯びた輝き。

観た後の印象はスッキリ感とは程遠い、だけど決してつまらんわけでも無いしムカつくわけでもない、ああ、そうなったのね、と静かに受け止める作品だと思った。

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ハルクマール

4.0イーロン・マスクの遺伝子

2024年3月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

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ミカ
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