チーム・バチスタの栄光 : 新作映画評論

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新作映画評論

チーム・バチスタの栄光 チーム・バチスタの栄光 2月9日より日劇2ほかにてロードショー

話と映像にひろがりがでた主人公の設定変更

画像1(C) 2008 映画「チーム・バチスタの栄光」製作委員会

この映画でもっともそそられたのは、海堂尊の原作では男性に設定されているニワカ探偵の主人公・田口公平を、田口公子という若い女性に変えた点だった。いったいどうなるのかと思ったが、意外にも違和感がなく話と映像にひろがりがでた。メスが持てない&外科は全くの素人という心療内科医の公子は観客代表で、彼女がバチスタ手術を学習していくプロセスは観客のそれと重なるのだ。竹内結子が公子をノホホンとした癒し系キャラとして演じていて、裏返せばどこか頼りないということになり、白鳥圭輔登場へのブリッジにもなりえている。田口&白鳥のコミカルさと、ひとりひとりのキャラが立ったチーム・バチスタのシリアスさは相反する要素だが、うまくひとつの流れになっていた。だが欲を言えば、問題の人たちの責任をもう少し明確にしてほしかった。

ベストセラーは読者の数だけイメージがあるから、それを壊さずに映画化するのが難しい。中村義洋監督は手術場面をほどよく押さえて人間ドラマによることで、医療ミステリーのエンタテインメントに仕上げた。ドラマのほとんどが病院内で展開するため、冒頭とラストに付け加えられた映画オリジナルのソフトボールシーンの爽快さが、見終わった時の後味の良さに貢献している。

おかむら良

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ABOUT THE MOVIE

  • チーム・バチスタの栄光 画像2
  • チーム・バチスタの栄光
  • 第4回「このミステリーがすごい!」大賞に輝いた現役医師・海堂尊のベストセラー小説を「アヒルと鴨のコインロッカー」の中村義洋監督が映画化。難易度の高い心臓手術を連続26回成功させた医師集団“チーム・バチスタ”。そんな彼らが3回続けて手術に失敗、患者はいずれも死に至る。内部調査を引き受けた心療内科の医師・田口(竹内結子)は真相を究明できぬまま事故と結論づけようとするが、報告書に納得できない厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)は再調査に乗り出す。
  • 監督:
    中村義洋
    脚本:
    斉藤ひろし、蒔田光治
    原作:
    海堂尊
    撮影:
    佐々木原保志
    音楽:
    佐藤直紀
    出演:
    竹内結子、阿部寛、吉川晃司、池内博之、玉山鉄二、井川遥、田口浩正、田中直樹、佐野史郎、野際陽子、平泉成、國村隼
    2008年日本映画/1時間58分
    配給:
    東宝
  • 2月9日より日劇2ほかにてロードショー
  • オフィシャルサイト

(C)2008 映画「チーム・バチスタの栄光」製作委員会

チーム・バチスタの栄光

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