新作映画評論 Page6

現在の掲載作品数23606

映画トップ > 映画データ > 新作映画評論

新作映画評論

1202件中 46~54件を表示

7月14日更新

全編を通してかなり大胆な省略と脚色が施された第6作 ハリー・ポッターと謎のプリンス

  • ハリー・ポッターと謎のプリンス
  • それぞれの監督が同じ世界をどう自分流に料理するのかが楽しみだったこのシリーズだが、前作第5作以降は最終作までデビッド・イェーツが監督することが発表され、この楽しみは失われた——と思ったら、それは間違いだった。同じ監督なのに今回は前作とはタッチが違う。冒頭の、原作にはない現代ロンドンの大災害は、これまでのシリーズにはない新鮮な光景。全編を通してかなり大胆な省略と脚色で、サーガの進行に沿った、シ... >>続きを読む

ジャニス・ジョプリン~ボブ・ディランでつづられる赤の闘士の歴史絵巻 バーダー・マインホフ/理想の果てに

  • バーダー・マインホフ/理想の果てに
  • 映画は、ジャニス・ジョプリンのアカペラソング「ベンツが欲しい」(ビートニク詩人マイケル・マクルーアと共作)で始まり、ボブ・ディランの「風に吹かれて」で締めくくられる。最初の曲で70年前後のムードが色濃く打ち出され、最後の曲でディランの呼びかけに応じて社会構造から逸脱した若者たちの悲しい末期が示される。 ドイツ赤軍RAFのアンドレアス・バーダー(「ミュンヘン」と同じM・ブライブトロイ)と... >>続きを読む

マイナス要因を逆手に取り、香港ならではのアクションに再構築 コネクテッド

  • コネクテッド
  • 携帯電話の通話が唯一の命綱という、ワンアイデアで突っ走ったサスペンス・スリラー「セルラー」を、香港映画界が得意のパクリでなくリメイクという、かなり斬新な企画だ。なんせ、オリジナルの舞台だったLAと違い、香港は土地の狭さゆえ、ロケーションが限られている。近年のジャッキー・チェン作品のパートナーであるベニー・チャン監督は、そんなマイナス要因を逆手に取り、香港全体を舞台にした密室劇に再構築した。と... >>続きを読む

7月7日更新

サスペンスに名所旧跡をうまく組み込み、夏休み気分を満たしてくれる アマルフィ/女神の報酬

  • アマルフィ/女神の報酬
  • 主演の織田裕二は、組織の中にいながらも、ちょっとアウトロー的なキャラクターがよく似合う。織田が演じる外交官の黒田は、クリスマス直前のローマで少女の誘拐事件に巻き込まれる。この種の観光地映画は、絵はがき的な風景をバックにした甘口のラブストーリーや友好親善的な人情ドラマになりがちだが、本作は誘拐事件のサスペンスにイタリアの名所旧跡をうまく組み込んでいる。 黒田と誘拐された少女の母・紗江子(... >>続きを読む

アメリカのどん底家族の再生が丁寧に描かれる サンシャイン・クリーニング

  • サンシャイン・クリーニング
  • 知識も経験もないのに、ギャラが高額というだけで特殊清掃業を始めたローズが、一つずつノウハウを身につけ、仕事に練達していくプロセスが、スポ根もどきで結構面白い。高校時代はチアリーダーの花形だったのに、いつの間にか人生の負け組に入ってしまったシングルマザーのローズ。ローズの父親も一攫千金を夢見ては失敗ばかりしているし、妹のノラも感情不安定で仕事が長続きしない。変わり者すぎて小学校から追い出された... >>続きを読む

才気あふれる演出と円熟の芝居のブレンドを味わう、静かなる名編 湖のほとりで

  • 湖のほとりで
  • イタリアのアカデミー賞ともいうべきダビッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞、監督賞をはじめ史上最多の10部門を受賞という派手な冠から想像される“イタリア映画の名作”というイメージとはかなり違う、驚くほど地味でストイックな作品である。 北イタリアの山間の小さな村。男の車に乗せられた幼い少女が行方不明となり、湖のほとりでは別の美少女の全裸死体が発見される。「ツイン・ピークス」を想わせるスリリン... >>続きを読む

6月30日更新

大味なディザスター映画とは一線を画す新味がたっぷり ノウイング

  • ノウイング
  • VFXの技術向上が目覚ましい現代のディザスター・ムービーの観客は、建物や街がいくつか崩壊した程度では満足してくれない。というわけで、仰々しく“人類滅亡”や“地球壊滅”を謳ったこの手の映画が毎年1〜2本のペースでお目見えする。ところが太陽の異常活動が引き起こす天変地異を映像化したこの映画は、50年前のタイムカプセルから奇妙な数列メモが発掘される冒頭からして、すこぶる新鮮で面白い。そこには同時多... >>続きを読む

モンスターのほうが人間より幸せかも モンスターVSエイリアン

  • モンスターVSエイリアン
  • 「シュレック」第1作で“モンスターは、人間のふりをしなくても、モンスターのままで幸せになれる”という世界を描いたドリームワークス・アニメが、これを一歩推し進めて“モンスターのほうが人間より幸せかも”という世界を描いてしまったのが本作。 しかもこの物語を“モンスターへの恐怖”が基本テーマだった50年代名作SFのコスプレで描いたところがポイント。主要キャラは一目瞭然な「妖怪巨大女」「大アマ... >>続きを読む

悲壮感を乗り越えてポジティブに生をまさぐる意思を感じさせる ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

  • ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
  • 新劇場版「序」ではシンジの性格付けに変化の予兆を感じさせたが、「破」はもはやリメイクとは思えぬほど感触が変わり果てた。14歳の少年が何とか自らを肯定して幕を引いたTV版と、世界を破滅させた旧劇場版——ロボットアニメというジャンルを装いつつ、庵野秀明が不安と焦燥にかられる自我をさらけ出した90年代後半の神話は、ゼロ年代末期を生き延びようとして必死な魂とシンクロするかのように変容した。 新... >>続きを読む

映画館 上映スケジュール

- PR -

リアルタイム投票受付中

投票を見る

エイガこみゅ

宅配DVDレンタル

ガイド

新作映画評 人気映画評論家による最新作批評のコーナー。近日公開または公開中の最新作の中から編集部が選りすぐった作品を、毎週3作品ご紹介。更新は、毎週火曜日。

読み込み中...