新作映画評論 Page5

現在の掲載作品数23606

映画トップ > 映画データ > 新作映画評論

新作映画評論

1202件中 37~45件を表示

8月4日更新

気持ちが良いほど荒唐無稽な、懐かしく新しい戦い G.I.ジョー

  • G.I.ジョー
  • 世界の平和を守る超ハイテク装備の国際的な秘密部隊に入り、悪の組織と戦う。秘密基地に集った仲間は、寡黙な忍者や狙撃の名手で天才的頭脳を持つ美女など、個性派ばかり。対する敵も、過去を秘めた非情な忍者と美女、マスクで顔を覆った異端の科学者を揃え、まさに少年の頃に夢見た正義の戦士たちの活躍が、CGを駆使したリアルな映像で味わえる。 「そう遠くない未来」と前置きされた物語は、背景に現実味を出そう... >>続きを読む

日本であろうがハリウッドであろうが、人間と犬の絆は普遍と実感 HACHI/約束の犬

  • HACHI/約束の犬
  • 渋谷駅の前で主人の帰りを待ち続けた忠犬ハチ公。映画やドラマとなり、大勢の涙を絞った日本人好みの逸話に目をつけたのがチベット仏教徒としてのアジア人の精神性に重きを置くリチャード・ギアだ。 「脚本を読んだ瞬間、子供のように号泣した」と白状したギアが演じるのは、大学教授パーカー。出張帰りに駅で遭遇した子犬を連れ帰り、飼い主を探すまでのはずが……。つぶらな瞳の秋田犬と生活を共にすると、もうダメ... >>続きを読む

悲劇に投げ込まれる人間の愚かさを、少年の無邪気さ、幼さに置き換えて警告 縞模様のパジャマの少年

  • 縞模様のパジャマの少年
  • 8歳の子供の現状認識力はどの程度のものなのだろう。映画を見ている間中、それが気になった。主人公ブルーノは8歳。父親はユダヤ人収容所の所長だが、もちろん両親は仕事の内容を息子に話さない。だが学校にも行けず、友だちもいない官舎の生活に退屈しきったブルーノの視線は、遊びの対象を求めて周囲の観察をやめない。そして、立ち入りを禁止されている裏庭から森を抜けて、農場だと教えられた収容所のフェンスに辿り着... >>続きを読む

7月28日更新

ピクサー体制による新生ディズニーの門出 ボルト

  • ボルト
  • ディズニーといえば、言わずと知れたアニメスタジオの老舗だが、いまでは〈質のピクサー〉と〈量のドリームワークス〉という2大スタジオの後塵を拝している。配給契約を結ぶピクサーの成功に刺激を受けて、「チキン・リトル」(05)からCGアニメ製作に進出するも、商業的にも批評的にも成功を収めているとは言い難い。だから、自らを超能力ドッグと信じているテレビの人気犬を主人公にしたディズニー最新作「ボルト」に... >>続きを読む

女同士の恋愛談義のノリが楽しめれば、意外な拾い物 そんな彼なら捨てちゃえば?

  • そんな彼なら捨てちゃえば?
  • 女優陣の豪華さに比べて、イケメン度が低い。この事実はロマコメとしてはかなり厳しい。既に恋愛法則を身を持って学んでいる大人女子は、他人の恋愛騒ぎを見に映画館に足を運ぶほど、暇じゃないからだ。では、ハリウッドでは旬とはいえニッポン女子には残念な男優が揃った本作の魅力とは? それは、ガールズ・トークそのものなノリ。いや、性格も状況も違う20〜30代の女が寄ると触ると恋愛や結婚をめぐって繰り広げるト... >>続きを読む

サイコ対サイコの構図から、さらに意外な着地点へ 3時10分、決断のとき

  • 3時10分、決断のとき
  • リメイクの鍵はキャスティングにある。オリジナルと比べてどうひねるか。あるいは、どの部分を平行移動させるか。 この力学は「3時10分、決断のとき」でも働いている。いや、リメイクのみならず、オリジナル(「決断の3時10分」)でもキャスティングには工夫が凝らされていた。なにしろ、悪役にグレン・フォードが起用されているのだ。役どころを考えると、線の細い印象は否みがたい。もちろん、理由はある。 ... >>続きを読む

7月21日更新

デジタル世代を肯定した上で人間性を謳い上げる“ポスト・ジブリ”最有力アニメ サマーウォーズ

  • サマーウォーズ
  • かつて冒険映画は秘境や宇宙を目指したが、ネットに耽溺する世代にとって最も刺激的な体験を、この映画は見事に射抜いている。高2の草食系男子・健二が校内のアイドル・夏希先輩に連れ出され、やってきたのは彼女の田舎。今どきのティーンにとって、この状況ほど冒険的なものはない。人間関係が希薄になった若者には、約30名から成る厄介な親戚一同との遭遇の方が、よっぽど異世界を感じるはずだから。 数学の得意... >>続きを読む

命を大切にする人間は敵・味方に関係なくどこにでもいる セントアンナの奇跡

  • セントアンナの奇跡
  • この映画を見てサミュエル・フラーの傑作「最前線物語」を思い出した。「最前線物語」の歩兵たちは、「戦場での真の栄誉は生き延びること」が持論の軍曹に導かれ、死の淵を通りながらきわどいところで生き延びていく。この「セントアンナの奇跡」でも、兵士の命を左右するのは指揮官の意識だ。戦争に熱中し、勝利に執着してどんな犠牲もいとわないか。あるいは、戦争を否定的に見るか。指揮官次第で兵士の運命も変わる。国と... >>続きを読む

触れ合うことの官能性をせつないまでに慈しむ、愛の寓話 ポー川のひかり

  • ポー川のひかり
  • ヨーロッパ最古のボローニャ大学の図書館で、大量の古文書が太い釘で床に貫かれるという事件が起きる。容疑者はすぐに、若い気鋭の哲学教授であることが判明する。彼は車を乗り捨て、ポー川の岸辺にある陋屋で隠者のような生活を始める。いつしか、周囲の古老たちは、彼を<キリストさま>と呼び始め、ワインを片手に親密な交流が生まれる。 何度もリフレインされる書物の<磔刑>を思わせる光景が衝撃的だ。それを<... >>続きを読む

映画館 上映スケジュール

- PR -

リアルタイム投票受付中

投票を見る

エイガこみゅ

宅配DVDレンタル

ガイド

新作映画評 人気映画評論家による最新作批評のコーナー。近日公開または公開中の最新作の中から編集部が選りすぐった作品を、毎週3作品ご紹介。更新は、毎週火曜日。

読み込み中...