全米映画ランキング : 2013年5月10日~2013年5月12日

全米映画ランキング:2013年5月14日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2013年5月10日~2013年5月12日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 アイアンマン3

Iron Man 3
「アイアンマン3」

Walt Disney
(ディズニー)

2 72,472,000 284,893,000
2 華麗なるギャツビー

The Great Gatsby
「華麗なるギャツビー」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 51,115,000 51,115,000
3 2 ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金 3 5,000,000 41,608,000
4 Peeples

Peeples

Lionsgate

1 4,850,000 4,850,000
5 3 42 世界を変えた男

42
「42 世界を変えた男」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

5 4,650,000 74,732,000
6 4 オブリビオン

Oblivion
「オブリビオン」

Universal
(東宝東和)

4 3,864,150 81,655,765
7 5 クルードさんちのはじめての冒険 8 3,600,000 173,215,500
8 6 グリフィン家のウエディングノート 3 2,500,000 18,287,691
9 7 MUD マッド

Mud
「MUD マッド」

Roadside Attractions/Lionsgate
(東京テアトル、アース・スターエンタテインメント)

3 2,400,000 8,450,000
10 8 オズ はじまりの戦い 10 802,000 229,985,000

「アイアンマン3」V2。レオ主演「華麗なるギャツビー」は2位デビュー

全米ボックスオフィス、サマーシーズン第2週は、2本の新作が拡大公開されるも、前週大ヒットスタートを切った「アイアンマン3」が好調を維持し、約7200万ドルの興収で首位を守った。

同作の10日間での累計興収は約2億8400万ドル。今週中にも3億ドルを突破し、4億ドルも十分に狙える位置につけている。国外でも約6億6400万ドルを稼ぎ出しており、全世界興収は約9億4900万ドルと10億ドル目前。今週以降、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」「ワイルド・スピード EURO MISSION」「ハングオーバー!!! 最後の反省会」と話題の大作が続々と公開されるが、どこまで好調を維持できるかに注目だ。

約5000万ドルのオープニング興収をあげながら、惜しくも2位デビューとなってしまったのは、「ロミオ&ジュリエット」(1996)の主演レオナルド・ディカプリオとバズ・ラーマン監督が再タッグを組んだ「華麗なるギャツビー」。アメリカ文学を代表する名作と評されるF・スコット・フィッツジェラルドの小説「グレート・ギャツビー」を約40年ぶりに映画化した同作は、原作同様1922年のニューヨークを舞台にした人間ドラマ。ロングアイランドの豪邸に住む富豪ジェイ・ギャツビー(ディカプリオ)の謎めいた人生が、マンハッタンの証券会社に勤めるニック・キャラウェイの視点から描かれる。74年公開の前作はフランシス・F・コッポラが脚本を執筆し、ロバート・レッドフォードが主人公ギャツビーに扮した。

派手好きなバズ・ラーマン監督作とあって映像と音楽は煌びやかだが、レビューは賛否が半々。それでも多くの女性客を集客し(観客の60%は女性)、業界の予想を上回る興収をあげる好スタートとなった。共演は、語り手のニックにトビー・マグワイアのほか、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン、アイラ・フィッシャー、ジェイソン・クラーク。今週末から開催される第66回カンヌ国際映画祭ではオープニング作品として上映される。

その他、4位にはタイラー・ペリー製作の新作コメディ「Peeples」がランクインするも、「アイアンマン3」「ギャツビー」に客を取られたか、オープニング興収約460万ドルとまったく振るわなかった。

今週末は、イギリス、オーストラリアなどで公開され大ヒットを記録している、J・J・エイブラムス監督による新生「スター・トレック」シリーズの第2弾「スター・トレック イントゥ・ダークネス」(クリス・パイン、ベネディクト・カンバーバッチ出演)が公開となる。

2013年5月14日更新 藤井竜太朗

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