全米映画ランキング : 2011年1月14日~2011年1月16日

全米映画ランキング:2011年1月17日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2011年1月14日~2011年1月16日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 グリーン・ホーネット

The Green Hornet
「グリーン・ホーネット」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 34,000,000 34,000,000
2 僕が結婚を決めたワケ 1 17,419,000 17,419,000
3 1 トゥルー・グリット

True Grit
「トゥルー・グリット」

Paramount
(パラマウント)

4 11,200,000 126,412,000
4 9 英国王のスピーチ

The King's Speech
「英国王のスピーチ」

The Weinstein Company
(ギャガ)

8 9,070,000 44,595,000
5 5 ブラック・スワン

Black Swan
「ブラック・スワン」

Fox Searchlight
(20世紀フォックス映画)

7 8,125,000 72,993,000
6 2 ミート・ザ・ペアレンツ3 4 7,138,000 134,224,000
7 4 トロン:レガシー

Tron: Legacy
「トロン:レガシー」

Walt Disney
(ディズニー)

5 5,674,000 156,913,000
8 8 ヨギ&ブーブー わんぱく大作戦 5 5,345,000 82,095,000
9 7 ザ・ファイター

The Fighter
「ザ・ファイター」

Paramount
(ギャガ)

6 5,125,000 65,770,000
10 3 デビルクエスト

Season of the Witch
「デビルクエスト」

Relativity Media
(角川映画)

2 4,500,000 17,998,000

「グリーン・ホーネット」が首位デビュー。「僕が結婚を決めたワケ」が2位

キング牧師記念日の週末。全米ボックスオフィスは2本の新作がランクインし、往年のTVシリーズを映画化した話題作「グリーン・ホーネット」が約3400万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。

同作は、父親が経営していた新聞社を引き継いだ若き社長ブリット・リードが、緑のスーツとマスクで正体を隠したヒーロー「グリーン・ホーネット」となり、相棒のカトーとともに巨悪と戦う姿を描いたアクションコメディ。作品自体の評価はそれほど高くはないが、25歳以下の男性客を多く集めており、興収1億ドル超えが当面の目標となる。タイトルロールにセス・ローゲン、カトーに台湾のスター・ジェイ・チョウ。その他ヒロインにキャメロン・ディアス、敵役にクリストフ・バルツ。監督はアクション映画初挑戦となる「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー。本来は昨年末に公開予定だったが、3D版製作のため公開延期となっていた。

約1740万ドルの興収で2位デビューとなったのは「僕が結婚を決めたワケ」。同作は「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ、「フロスト/ニクソン」など、このところ大作、シリアス路線が続いたロン・ハワード監督、久々のコメディ。キャストにビンス・ボーン、ケビン・ジェームズ、クイーン・ラティファ、ジェニファー・コネリー、ウィノナ・ライダーなど芸達者を集めたが、批評家受けは悪く、苦しいスタートとなってしまった。

3位「トゥルー・グリット」は先週末も順調に稼ぎ、累計興収は約1億2700万ドルに。このままヒットが続けば、アカデミー賞でも優位に立つことが出来るが、果たして……。

コリン・ファースが見事ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)を受賞した「英国王のスピーチ」は、拡大公開により4位に浮上。ファースは、オスカーでも受賞が有力視されているため、来週以降の成績にも期待がかかる。

今週末は、ナタリー・ポートマン&アシュトン・カッチャー共演のラブコメ「抱きたいカンケイ」(アイバン・ライトマン監督)に、ベン・アフレック、トミー・リー・ジョーンズ、ケビン・コスナー、クリス・クーパーら豪華スター共演の人間ドラマ「The Company Men」などが公開となる。

2011年1月17日更新 藤井竜太朗

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