全米映画ランキング : 2010年11月19日~2010年11月21日

全米映画ランキング:2010年11月22日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年11月19日~2010年11月21日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 1 125,120,000 125,120,000
2 1 メガマインド

Megamind
「メガマインド」

Dreamworks/Paramount

3 16,175,000 109,476,000
3 2 アンストッパブル(2010)

Unstoppable
「アンストッパブル(2010)」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

2 13,100,000 41,961,914
4 3 デュー・デート 出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断 3 9,150,000 72,669,000
5 スリーデイズ 1 6,750,000 6,750,000
6 5 恋とニュースのつくり方

Morning Glory
「恋とニュースのつくり方」

Paramount
(パラマウント)

2 5,233,000 19,856,000
7 4 スカイライン 征服 2 3,430,770 17,642,545
8 7 RED レッド

Red
「RED レッド」

Summit
(ディズニー)

6 2,467,000 83,573,922
9 6 For Colored Girls

For Colored Girls

Lionsgate

3 2,400,000 34,539,697
10 15 フェア・ゲーム

Fair Game
「フェア・ゲーム」

Summit
(ファントム・フィルム)

3 1,470,000 3,738,727

「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1」がV。ポール・ハギスの新作は5位

感謝祭休暇を目前に控えた先週末の全米ボックスオフィスは、シーズン最大の注目作「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 1」が公開され、シリーズ最高のオープニング興収約1億2510万ドルを稼ぎ出し、首位デビューを飾った。

同作のオープニング興収約1億2500万ドルは、「ダークナイト」(08年/1億5840万ドル)、「スパイダーマン3」(07年/1億5110万ドル)、「ニュームーン トワイライト・サーガ」(09年/1億4280万ドル)、「パイレーツ・オブ・カリビアン2」(06年/1億3560万ドル)、「アイアンマン2」(10年/1億2810万ドル)に次ぐ全米歴代6位。これまでのシリーズ最高のオープニング興収は09年夏の「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の1億700万ドル(水曜日公開だったため水~金曜日までの3日間)なので、約1800万ドルも記録を更新したことになる。批評家、観客からの評価も上々で、来年夏(7月15日)公開予定の後編「死の秘宝 Part II」では、さらに高い数字が期待できそうだ。

2位は2週連続の首位から陥落した「メガマインド」。17日間の累計興収は約1億950万ドル。1億5000万ドル超えは間違いなさそう。3位は前週2位の「アンストッパブル」。10日間の累計興収は約4200万ドルで、最終興収は7500~8000万ドルあたりに落ち着きそう。

そして5位に初登場したのが「クラッシュ」「告発のとき」のポール・ハギス監督による新作ドラマ「The Next Three Days」。主演にラッセル・クロウを迎えて07年の仏映画「すべて彼女のために」をリメイクしたが、オープニング興収約675万ドルと、振るわなかった。批評家の評価もこれまでのハギス作品と比べるとかなり低く、厳しいスタートとなってしまった。

その他、圏外15位から10位に滑り込んだのがナオミ・ワッツ&ショーン・ペン共演の実録サスペンス「Fair Game」。03~10年まで行われたイラク戦争のきっかけとなった大量破壊兵器の存在をめぐって起きた米政府によるCIA工作員名漏洩事件「プレイムゲート」を、「ボーン・アイデンティティー」のダグ・リーマン監督が映画化。今年のカンヌ国際映画祭ではコンペティション部門に出品された。

感謝祭休暇に入る今週末はディズニーの新作3Dアニメ「塔の上のラプンツェル」、シェール&クリスティーナ・アギレラ主演のミュージカル「バーレスク」、ジェイク・ギレンホール&アン・ハサウェイ共演のラブコメディ「Love and Other Drugs」(エドワード・ズウィック監督)などが公開に。

2010年11月22日更新 藤井竜太朗

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