全米映画ランキング : 2010年10月22日~2010年10月24日

全米映画ランキング:2010年10月25日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年10月22日~2010年10月24日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 パラノーマル・アクティビティ2 1 41,500,000 41,500,000
2 1 ジャッカス3D

Jackass3D
「ジャッカス3D」

Paramount
(パラマウント)

2 21,600,000 87,147,000
3 2 RED レッド

Red
「RED レッド」

Summit
(ディズニー)

2 15,000,000 43,483,000
4 28 ヒア アフター

Hereafter
「ヒア アフター」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 12,005,000 12,320,000
5 3 ソーシャル・ネットワーク

The Social Network
「ソーシャル・ネットワーク」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

4 7,300,000 72,931,000
6 4 セクレタリアト 奇跡のサラブレッド 3 6,917,000 37,360,000
7 5 かぞくはじめました 3 6,150,000 37,615,000
8 6 ガフールの伝説

Legend of the Guardians: The Owls of Ga'Hoole
「ガフールの伝説」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

5 3,175,000 50,172,000
9 7 ザ・タウン

The Town
「ザ・タウン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

6 2,720,000 84,653,000
10 9 小悪魔はなぜモテる?! 6 1,750,000 54,785,000

「パラノーマル・アクティビティ2」がV。イーストウッドの新作は4位に

ハロウィーンを目前に控えた先週末の全米ボックスオフィスは、昨秋予想外の大ヒットを記録した低予算ホラーの続編「パラノーマル・アクティビティ2」が、約4150万ドルの好成績で、首位デビューを果たした。

10月公開のホラー映画としては、最高のオープニング興収を叩きだした同作。前作が全米各地で学生限定の深夜試写会を催して、口コミを利用しながら少しずつ上映館数を増やしていったのに対し、今回はいきなり拡大公開を行い、見事成功を収めた。内容は前作同様、ごくごく普通の家で起こる超常現象を家庭用ビデオカメラで記録した擬似ドキュメンタリー風のホラー。この手のホラーにしては、批評家受けはまずまずで、とりあえずは1億ドル超えを目指す。

2位は前週首位の「ジャッカス3D」。10日間の累計興収は約8700万ドルに到達し、最終興収1億5000万ドルも見えてきた。3位「RED/レッド」の10日間の累計興収は約4300万ドル。最終興収は8000万ドルあたりになりそう。

そして、拡大公開により前週28位から4位にランクインしてきたのが、巨匠クリント・イーストウッドの新作「ヒア アフター」。内容はサンフランシスコ、パリ、ロンドンに住む霊能力者3人の苦悩と解放を描いたファンタジー・ドラマ。昨年12月に公開された前作「インビクタス」(最終興収約3750万ドル)よりは、高い興収を望めそうだが、作品評価は賛否が半々。近年、作る映画がすべてがオスカー級と言われてきたイーストウッドだが、現状では本年度の賞レースに入ることもなさそうだ。製作にスティーブン・スピルバーグ、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディ。脚本は「クイーン」「フロスト×ニクソン」のピーター・モーガン。出演はマット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス。

今週末は、ヒットシリーズの7作目にしてファイナルとなる「ソウ ザ・ファイナル 3D」が公開となる。

2010年10月25日更新 藤井竜太朗

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