全米映画ランキング : 2010年7月23日~2010年7月25日

全米映画ランキング:2010年7月26日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年7月23日~2010年7月25日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 インセプション

Inception
「インセプション」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 43,505,000 143,663,000
2 ソルト

Salt
「ソルト」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 36,500,000 36,500,000
3 2 怪盗グルーの月泥棒 3D 3 24,100,000 161,700,000
4 3 魔法使いの弟子

The Sorcerer's Apprentice
「魔法使いの弟子」

Walt Disney
(ディズニー)

2 9,685,000 42,643,000
5 5 トイ・ストーリー3

Toy Story 3
「トイ・ストーリー3」

Walt Disney
(ディズニー)

6 9,030,000 379,529,000
6 ラモーナのおきて 1 8,000,000 8,000,000
7 6 アダルトボーイズ青春白書 5 7,600,000 142,412,000
8 4 エクリプス トワイライト・サーガ 5 7,033,000 279,674,000
9 7 エアベンダー

The Last Airbender
「エアベンダー」

Paramount
(パラマウント)

4 4,173,000 123,264,000
10 8 プレデターズ

Predators
「プレデターズ」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

3 2,850,000 46,568,000

「インセプション」V2。「ソルト」は2位デビュー

2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」が、前週比70%となる約4300万ドルの興収をあげて、首位を守った。

同作の10日間の累計興収は約1億4370万ドル。リピーターが多いせいか、ウィークデイも強く、2億ドル突破は確実。3週目以降の成績によっては3億ドル突破もあるかもしれない。

オープニング興収約3650万ドルで2位デビューとなってしまったのは、アンジェリーナ・ジョリー主演のスパイ・アクション「ソルト」。アメリカとロシアの二重スパイの容疑を掛けられたヒロインがCIAに追われながら真相を突き止める姿を描く。元々はトム・クルーズ主演の企画だったが、クルーズが現在公開中の「ナイト&デイ」を選んだため、ジョリー主演で製作された同作。同ジャンルのスパイ・アクションながら、「ナイト&デイ」が公開3日間で約2000万ドルしか稼げなかったのに対し、「ソルト」はその倍近くを稼ぐ結果となり、配給のソニーとしては、主役交代が奏功した格好。最終的には1億ドル以上の興収が見込めるスタートを切った。

3位は「怪盗グルーの月泥棒 3D」。累計興収は約1億6000万ドルに到達し、最終興収は2億3000万ドルあたりになりそう。5位「トイ・ストーリー3」は、公開6週目で累計興収約3億8000万ドルに。4億ドル突破は時間の問題だ。

その他6位には、ビバリー・クリアリーのベストセラー児童書を実写映画化した「Ramona and Beezus」がランクイン。だがオープニング興収約800万ドルと振るわなかった。今週末は、スティーヴ・カレル&ポール・ラッド共演のコメディ「Dinner for Schmucks」、ヒット作の続編「キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争」が公開となる。

2010年7月26日更新 藤井竜太朗

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