国内映画ランキング : 2010年1月9日～2010年1月10日

「アバター」「のだめ」ら上位に変動なし。「THIS IS IT」が続伸

「アバター」の絶好調が止まらない。3度目の週末を迎えても勢いがほとんど衰えず、累計の興行収入は今日までに50億円を超えたと発表された。最終的に70億円以上は確実で、洋画では久々の100億円超えも期待される。ちなみに、洋画で100億円を超えたのは、07年の「パイレーツ・オブ・カリビアン／ワールド・エンド」の109億円が最後だ。2位の「のだめカンタービレ」も順調に売上を増やしている。こちらは今週中に興収30億円を突破するだろう。最終的には40億円を超えたいところ。3位「カールじいさん」はこの週末ですでに40億円を超えており、50億円を射程に捉えた。そして、1月27日にDVDが発売となる「マイケル・ジャクソン　THIS IS IT」が3ランクアップの7位と底力を見せている。こちらも興収50億円が目前。新作では、週刊ヤングマガジンの「彼岸島」の映画版が9位にランクイン。日本人キャスト、韓国人監督、ワーナー・ブラザースの配給という国境を超えたプロジェクト。今週末は、「かいじゅうたちのいるところ」「BANDAGE」「今度は愛妻家」などの正月第2弾映画が大挙公開。ランキングにもようやく変化が訪れそうだ。しかし、恐らく「アバター」の首位は動かない。

2010年1月12日更新　駒井尚文