全米映画ランキング : 2009年7月17日~2009年7月19日

全米映画ランキング:2009年7月21日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2009年7月17日~2009年7月19日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ハリー・ポッターと謎のプリンス 1 79,500,000 159,700,000
2 2 アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの 3 17,700,000 152,000,000
3 3 トランスフォーマー リベンジ 4 13,800,000 363,900,000
4 1 ブルーノ

Bruno
「ブルーノ」

Universal
(クロックワークス)

2 8,400,000 49,600,000
5 5 あなたは私の婿になる

The Proposal
「あなたは私の婿になる」

Touchstone
(ディズニー)

5 8,300,000 128,100,000
5 6 ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 7 8,300,000 235,900,000
7 4 パブリック・エネミーズ 3 7,600,000 79,500,000
8 8 カールじいさんの空飛ぶ家

Up
「カールじいさんの空飛ぶ家」

Walt Disney
(ディズニー)

8 3,100,000 279,600,000
9 9 私の中のあなた

My Sister's Keeper
「私の中のあなた」

New Line/Warner Bros.
(ギャガ)

4 2,800,000 41,500,000
10 7 愛しのベス・クーパー 2 2,700,000 10,300,000

「ハリポタ6」が予定通りの首位デビューも記録更新ならず

先週末の全米ボックスオフィスは、昨年のサンクスギビングから公開延期となっていた大ヒットシリーズ第6弾「ハリー・ポッターと謎のプリンス」が、満を持して公開。初日(水曜日)に約5820万ドル、週末3日間で約7950万ドル、公開5日間で約1億5970万ドルを稼ぎ出し、見事首位デビューを果たした。同作は、今年6月に公開され爆発的な大ヒットを記録している「トランスフォーマー/リベンジ」のオープニング興収の記録更新の期待がかかっていたが、公開初日で歴代4位、水曜日公開作で歴代2位、公開5日間興収で歴代6位と、軒並み敗れてしまい、記録更新となったのは、約3億9400万ドルを稼ぎ出した公開5日間の全世界興収のみに終わってしまった(これまでの公開5日間の全世界興収歴代1位は「スパイダーマン3」の約3億8100万ドル)。ただ「謎のプリンス」にとって不幸だったのは、通常の劇場よりもチケットが1.5倍ほど高額なIMAX版のシアターのほとんどが、現在大ヒット中の「トランスフォーマー2」に占拠されていることで(北米の大半のIMAXシアターでは7月28日まで「トランスフォーマー2」、29日から「謎のプリンス」を上映予定)、もし165ある北米のすべてのIMAXシアターで、「謎のプリンス」が一斉に上映されていれば、5日間で2億ドル近く、もしくはそれ以上を稼いでいたと思われる。作品自体の評価も非常に高く、3億ドル突破が当面の目標となりそうだ(シリーズ最高興収は01年公開の第1作「ハリー・ポッターと賢者の石」で約3億1700万ドル)。2位は約1700万ドルの興収で「アイス・エイジ3」。3位は約1300万ドルで「トランスフォーマー2」だった。先週首位デビューを飾った「ブルーノ」は約830万ドルの興収で、累計興収は約4900万ドル。1億ドル突破はちょっと厳しそうだ。今週末は、ジェラルド・バトラー&キャサリン・ハイグル主演のラブコメ「男と女の不都合な真実」のほか、ジョエル・シルバー、レオナルド・ディカプリオ製作のホラー「Orphan」、ジェリー・ブラッカイマー製作の冒険ファンタジー「G-Force」などが公開となる。

2009年7月21日更新 藤井竜太朗

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